気の出る指圧症例紹介
桃仁一仙指圧塾/症例集
気の出る指圧の施術方法

 「気の出る指圧」の施術方法は「構造歪」「対症施術」「五四術」「ゆらゆら術」「経絡施術」があります。様々な症状に対応して施術方法の組合わせを行います。一つ一つの施術方法は限りなく変化の要素を含んでいます。施術者一人一人が自身の身体的要素に適合する方法を選択できます。より効果的な施術方法を工夫できる内容を持っています。

 「気の出る指圧」の主要な施術方法の抜粋を公開します。施術効果の実績もあります。治療の現場で役立てば何よりのことと思います。

 「気の出る指圧」の施術基本は力みを抜くことです。施術方法が似かよっていても内容に違いが生じます。受術者と施術者に負担が少なく効果的施術を実現できます。

 治療現場で抱える対症施術方法の問題についても筆者の経験の範囲でいろいろな相談もメールフォームからお問合せください。より広くより多くの経験と知識が有益に共有されて斯界の発展と社会貢献を実現できると良いなと考えています。

難しい症例を抱えている方、ご相談ください。三十数年の経験で開発・創案した効果的指圧施術の実際、症例に基いた治療相談をしています。

このページの内容
施術時に力みを持たない方法です。指圧
肘関節による押圧方法
一般向け施術方法、気の出る指圧の基本修得
身体構造相互関連を考えた施術
経絡変動対応施術、全身十二経絡
歯と経絡との関連
五行相生相克の相互関連を考えた施術
五行のうち四行に関連した施術
五行のうち二火行の関連を考えた施術
定型化腹部施術
手指、足指の操作
流体的解釈による施術:膝倒しに追加
流体的解釈による施術
流体的解釈による施術
流体的解釈による施術
足関節への施術。立位(旧)。操作改2
一般的腰痛対応施術


施術基本:視線位置

 押圧は受術者体表面もしくは押圧部位に対して垂直方向に行います。施術者の筋力のみで押圧を行うのではなく、重力も施術者の身体動作に組込んで垂直押圧を実現します。

◎垂直押圧について
  押圧部位の体表面に垂直ではなく硬結・筋に対して垂直であるようにします。重力も身体動作に組込むこともある、と考える方が妥当です。

 右側の図は押圧時の目線の位置を示します。母指や他の四指、手拳や肘関節及び膝関節での押圧時に適用します。

 押圧部位を視界の下側4分の一から2分の一の範囲に認識します。図では緑の範囲から青の範囲での認識をします。

 視界中心から外れているので細かい認識を行ないませんが、その事が重要です。細やかな認識ではなくぼんやり認識で力みに解消が可能になり、安定した押圧を行えます。

 木刀を振り下ろす練習も手裏剣の稽古もこの方法の習得に役立ちます。

指圧

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各部位押圧方法

 押圧は受術者体表面もしくは押圧部位に対して垂直方向に行います。施術者の筋力のみで押圧を行うのではなく、重力も施術者の身体動作に組込んで垂直押圧を実現します。

 下図は垂直押圧の概念図です。施術者の翻訳ベクトルが身体操作の結果です。施術者の身体動作は坐位の場合は微かな上半身の前屈で「折れない手」の状態です。


  気の出る指圧

 右側の図は肘関節や尺骨部での押圧方法です。押圧部位によって肘関節の外側と内側そして前側とうしろ側を使い分けます。

 また、尺骨部を使って広い範囲の押圧を行う事が可能になります。施術者の負担軽減はより良い指圧施術に重要なことです。受術者にとっても無理ない施術はそれだけ効果的と同時に短い時間でそれが可能になります。

 短い時間での全身指圧施術はそれだけ高度な治療技術を必要とします。『痛快休心庵』では15分以内で行う全体指圧も希望があれば実施しています。

気の出る指圧

気の出る指圧 ひじ関節

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早快指圧 1〜15

1:はじめに 2:気を出す三原則 3:指圧で使う手指のいろいろ

4: 押圧の三原則と方法 5:効果的な治療のために

6:指圧イメージチャート 

(1)仰向け
7:腹部の指圧
 8:下肢の指圧 9:上肢の指圧 10:頭部と顔面の指圧

(2)うつ伏せ
11:肩上部と背上部の指圧
 12:
背下部と腰部と臀部の指圧

13:大腿部の指圧 14:下腿部の指圧 15:足底の指圧

早快指圧 10分でする簡単健康術 1

◆はじめに

 指圧が広く知られるようになりました。家庭での手軽な健康術としても多くの方に利用されています。

 このテキストの特徴は、東洋的考え方の基本の一つ"気"をはっきり理解し簡単に体得する事です。

◆気とは
 東洋的自然観の一つです。一つの言葉で二つの意味があります。
1)すべての事柄・存在はそれを支える作用に依拠している。

2)この支える作用そのもの

 見えるものが見えないものに支えられている、つまりはお陰さまです。それと支えると支えられる関係は見方によって変化するのですからお互い様とも言います。

◆気のバランスは何故大切か
 ”病”は気からとは支える作用のバランスが崩れた結果が病気になるという事です。気持ちの持ち方ということではありません。

 気の乱れは、自然環境そのものの変化ということもありますが、日常生活の歪が大きな原因になります。養生の必要性がそこのあります。

 家庭指圧は、互いの人間関係の円滑と効果的な養生法として意味があります。

足の冷えチェックポイント
1)
足指の汗〜足指、足底が汗でぬれている。

2)足指関節〜指の付け根の関節が硬く、扱くと痛みが強い。

3)下腿後〜ふくらはぎの外後側、踵から膝裏までの範囲の下から3分の1あたりに凝りと圧痛がある。

4)足のほてり〜1)〜3)までの症状がなく、寒い時季でも寝苦しいほど足がほてる。

気の出る指圧

◆気の乱れはまず足にでる
 気の乱れの結果は多くの場合に足の冷えとして表れます。乱れの影響が小さいうちに対処すれば大事になることも少なくなる可能性があります。

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早快指圧 10分でする簡単健康術 2

◆気を出す三原則


 気の事が分かっても、気を出す事が出来なければ役に立ちません。でも特別な練習を長い年月積まねばならないとしたらそれは実用的ではありません。ここに、ほとんどの人が数分で気が出せるまたその事を実感できる方法があります。

気を出す三原則は

1)目線を遠くへ〜意識を遠くへ、全体へ

2)力を抜く〜力が抜けたとは違います。

3)リラックス〜隙がない、自然体

 自然体で立ち、右手を真っ直ぐ上に上げる。

右足を半歩前に出しながら腕を水平まで振り下ろし同時に左足を右足の所にひきつける。

こつは肘はやや曲がっている、小指側を意識する。

 昔ジャンケンのハサミのように中指・薬指・小指を軽く曲げると折れない手を実感しやすくなります。

気 指圧

気 指圧

 

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早快指圧 10分でする簡単健康術 3

◆指圧で使う手指のいろいろ


1)手掌:全体、手根、母指球、小指球を使い分けます。

2)母指:四指を開くまたは曲げて、単独または左右を一緒にと使い分けます。

3)手拳:手掌より狭い範囲に使います。

4)二指:母指と示指を使います。便利な方法です。

5)掴む:母指と四指でつかみ押圧をします。

 肘関節での押圧は習熟してから行ないます。その他は施術の禁忌に充分な配慮が必要です。

 

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 4

◆押圧の三原則と方法

1)三原則
1.垂直圧:凝りと体表面に垂直に押圧。
2.安定持続圧:押圧の程度を一定に保つ。
3.気の押圧:力を抜いて押圧。

2)方法
 平均手な押圧は、ゆっくり加圧して一定の状態を保ち、ゆっくり離す一連の動作をします。全体の時間は多くの場合で5〜8秒程度です。こりの状態などで時間の長さは大きく変わります。

 押圧の強さは心地よい程度の刺激、痛快刺激を感じる程度ですから、押圧を受ける人の状態を確認しながら、つまりは尋ねながらか弱い刺激になるように工夫します。

 
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早快指圧 10分でする簡単健康術 5

◆効果的な治療のために

1)押圧は、始めは弱く徐々に深くする。

2)”うつ伏せ”での治療では、患者さんの胸が床から浮かないようにクッションなどを使う。

3)押圧は、気の押圧をする。(無理な力みをしない)

4)押圧の程度を患者さんに尋ねながら、治療を行う。

5)無理せず、諦めず、じっくり、根気良く治療する。

6)痛みなどの症状のある部位ではなく、治療関連部位の指圧を重点に行う。
これは、筆者工夫の構造歪治療論です。(右図参照)詳細は別項を参照

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 6

◆指圧イメージチャート

 右の図で指圧のイメージを捉まえてください。基本的に背骨や肋骨や他の骨を押圧しません。

図中で掴むとは把握押圧のことです。身体上の線上を押圧します。押圧ラインといいます。

指圧を行う上で患者と施術者の姿勢の安定と押圧刺激を適度の範囲また強さに調整する方法として、左右どちらか一方の手を軽い押圧したままにして他方の手で押圧ラインの押圧をします。軽い押圧したままにしておくことを次項以後で”支え”と表現します。有効的指圧のために大切な技術です。

各部の押圧は基本的に3回行います。

押圧ライン上を押圧する時、押圧の間隔は二〜四横指です。

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 7

(1)仰向け ◆腹部の指圧

@支え〜鳩尾

A方法(各3回)
・患者の腹部横に臍に向かって正坐、相手の体格に合わせて立膝も可

・左三指を立て気味に患者の鳩尾にあてる

・右掌を患者の臍の上にピッタリあて手根部と手指部で交互に波のように押圧

・右掌をピッタリあてたまま、コマの首ふりのように輪状に押圧

掌はピッタリつけたまま

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 8

◆下肢の指圧

左下肢を先に、続いて右下肢を指圧。

右の図、右は大腿部・下腿部前側の指圧、左は大腿部・下腿部内側と下腿部後ろ側指圧に対応します。

1.大腿部
@支え〜下腹部
A方法(各3回)
(前側):中央を尺骨部で押圧します。その両側を二指で同時に押圧します。

(内側):内側中央を二指を縦にして押圧します。その両側を二指で同時に押圧します。

2.下腿部
@支え〜下腹部、膝関節
A方法
(前側):四指が下腿部の内側になるように、上から掴み、母指で押圧します。足三里を含む欧圧ラインです。(支えは膝関節)

(内側):下腿部を前から掴み、母指で押圧。

(後側):上側から掴み、母指で押圧。

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 9

◆上肢の指圧

 左上肢を先に続いて右上肢を指圧します。

左上肢についての説明、右上肢の場合は左右を入れ替える。

@右手で手関節のすぐ上を支え(軽くおさえる)、母指・三指で腋下部を押圧。(掌上向き)

A右手で手関節のすぐ上を支え(軽くおさえる)、左手で上から母指と四指で掴み押圧。(掌上向き)

B右手で手関節のすぐ上を支え(軽くおさえる)、前腕部を手拳で押圧。(掌上向き)

C掌を下向きにして、手関節を支え、左母指で前腕の手背側を押圧します。

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 10

◆頭部と顔面の指圧

1.顔面(鼻横)の指圧
示・中の指を重ね左右同時に鼻の横の両側を目頭から下へ3点、 押圧します。支えは左右お互いになります。

2.頭部の指圧
小指を曲げて、開いた他の指で頭部を押圧します。母指を正中線すぐ横に合わせ髪の生え際から頭頂部まで4〜6点押圧します。(他の指は母指の動きに合わせます)

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 11

(2)うつ伏せ ◆肩上部と背上部の指圧

1.肩上部の指圧
患者の頭側に正坐して、左右の母指で同時に肩上部を頚の付根から肩先に向って2〜3ヶ所を押圧します。押圧は臍の方向に向います。

2.背上部の指圧
膝立ちで、左右の母指または二指で背上部を肩甲骨内側と脊柱横を歩くように押圧します。背骨を押圧しないようにします。

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 12

◆背下部と腰部と臀部の指圧

1.背下部の指圧
患者の横に正坐、、左右の二指で歩くように背下部から腰部まで押圧します。下に行くにしたがって二指の開きを大きくし脊柱を押圧しないようにします。

2.腰部の指圧
背下部の続きで押圧します。ウエストラインに沿って左右同時に母指で押圧します。施術者の位置は患者の臀部横に患者の頭に向って立膝で坐ります。

3・臀部の指圧
患者の臀部横に正坐して、手前側は二指で、反対側は曲げた四指で押圧します。

気 指圧

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 13

◆大腿部の指圧

患者の左大腿部横に真直ぐ向って正坐。
左手の掌を患者の臀部に当て支えます。右二指、手拳で左大腿部を指圧しつづいて右側を指圧します。

指圧時に腰を浮かせ気味にするのがコツ。

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 14

◆下腿部の指圧

患者の左下腿部横に移動して正坐。

患者の左膝関節のすぐ下あたりを左掌で支え、右手で上から掴み母指と四指とで掴み押圧します。次に、四指を下にして内側から掴み母指で下腿部上側を押圧します。

右下腿部について同様に押圧します。この場合は腰を浮かせます。

気 指圧
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早快指圧 10分でする簡単健康術 15

◆足底の指圧

患者の足元に正坐をします。
左右同時に手拳で患者の足底を押圧します。中央部分は外回しに小さい円を描くように足指側では第5指側から母指側へ2〜3ヶ所の押圧をします。

腰を浮かせて立膝にすると治療しやすくなります。

気 指圧
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構造歪

 症状部位と構造的に関連する部位へ施術します。症状部位への施術が難しい場合にも有効な施術が可能になります。

1.左右関連脊柱を対称軸として、左右対称の部位。左右の足関節。
例)左肩関節と右肩関節
 症状の初期、1〜2日の短期間の場合

2.上下関連左右同側で、上肢と下肢の関係。臀部と肩甲骨部。
例)手関節と足関節
 少し時間を経過している場合

3.対角関連:左右入れ替えて、上肢と下肢の関係。臀部と肩甲骨部。
例)左膝と右肘関節
  更に時間を経過している場合

 この施術方法によれば痛みの症状がある部位への施術はやわらかく包むような押圧をして。関連部位への施術を適宜の程度で押圧が出来ます。症状部位への施術はむやみに行なわない事が肝要です。
 

気 指圧
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経絡施術

 全身十二経絡は恩師・増永静人氏の創案です。「気の出る指圧」では全身十二経絡を基にして身体外に経絡の影響領域を設定しています。望診、触れない切診時に役立ちます。

十二経絡表示リンク
陰経
陽経
経絡名をクリックしてください。
拡大図が表示されます。

 経絡の虚と実に対応します。「虚には補、実には瀉」の手技を用います。前者は深く静かな押圧、後者は刺激を感じやすいのでやや浅めで短時間の押圧とすることが多くの場合です。実の症状軽減は補施術の効果確認要素でもあります。

 施術では最も深い虚を望診で感得し、強い実の変化を測ります。

  身体外領域の望診で勢いの過不足を感じる練習をします。過不足が虚実と一致します。さほどに難しいものではありません。目線の送り方で身体表面の膨らみや凹みとして感覚します。

 

気 指圧
身体外領域表示経絡図見本
左の表をクリックして拡大図を
参照してください。

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歯と経絡 大広「第1412号」から

 歯と経絡との関連を大まかにまとめました。
 1)下の歯全体と大腸経
 2)上の歯全体と小腸経
 3)あごの関節と小腸経
 4)下の歯の前側と心経
 5)上の歯の前側と大腸経
 6)犬歯と小腸経
 7)犬歯のすぐ後側と脾経・胃経
 8)その後ろ側と三焦経
 9)さらにその後側と胆経
10)歯肉全体と三焦経

いろいろな症状に対応する施術を行なう場合、その指針の一つとして役立ちます。

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五四術 その1 五行関連

五行相生相剋
 相生・相剋の三行の関係で腹部治療を行い、全体に対応する方法です。五行の相生・相剋の関係と腹部の領域関係を右に示します。

相生・相剋の三行関係
1
気の出る指圧 五行関連
2
気の出る指圧 五行関連
3
気の出る指圧 五行関連
4
気の出る指圧 五行関連
5
気の出る指圧 五行関連
各枠中央の五行の過剰と不足に対して、それに持続的安定押圧をしながら、左右の五行の領域に手指、手根、手拳、手掌などで押圧。各枠の五行の陰陽は中央のそれと同一。

気 指圧

気 指圧

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五四術 その2 四行関連

A)四行相殺
 腹部中央、土陰領域の硬結に対応した施術です。

組合せ例
硬結部位
施術領域
土陰上
木陰〜金陰左
土陰右
木陽〜金陽右
土陰下
火陰2〜水陰下
土陰左
火陽2〜水陽下

 

四行相互関係
気 指圧 気 指圧 気 指圧

 

気 指圧

気 指圧

B)四行相生相剋相奪
 右の図で中央の二重横線領域に関して虚実対応の施術をします。外側の円上凸は実(過剰)、凹は虚(不足)を表示。内側小円で黒塗りは陰、白抜きは陽を表します。五行相生相剋よりより深い硬結に対応します。

 木陽の虚と実、木陰の虚と実其々の施術部位を表示して他はそれを参照する。

四行相生相剋相奪
目標
領域
施術領域
過剰
不足
相生
金陰
火陰
金陰
水陽
金陽
火陽
金陽
水陰

 

 

 

気 指圧

 

 

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五四術 その3 二火行

 腹部二火行相互関連を応用した施術方法です。心経と小腸経を1、心包経と三焦経2の夫々の陰陽組合わせとします。

A)二火行 不足の場合の対応
★陽の不足の場合
不足陽領域と他火行の陰領域へ支持押圧をする。(1A)
火陽1の不足は:火陽1と火陰2への支持押圧をします。

★陰の不足の場合
不足陰領域と他火行の陽領域へ支持押圧をする。(1B)
火陰1の不足は:火陰1と火陽2への支持押圧をします。

気 指圧

B)二火行 過剰の場合の対応
★陽の過剰の場合

1)過剰陽領域と同じ組の陰領域へやわらかな支持押圧それと同時に他火行の陽領域へ持続押圧。

2)他火行の陽領域へ持続押圧。それと同時に過剰陽領域へやわらかな押圧。

火陽1の過剰の場合は火陰1と火陽2へ支持押圧と持続押圧を加えます。次に火陽2と火陽1へ持続押圧とやわらかな押圧を加えます。

★陰の過剰の場合
1)他火行の陰と陽の領域へやわらかな持続押圧。

2)過剰陰領域へやわらかな押圧。

火陰1の過剰の場合火陰2と火陽2へやわらかな持続押圧。つづいて火陰1へやわらかな押圧を加えます。

 

気 指圧

気 指圧

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腹部八門

腹部八門は三段構成です。

(1)の1 時計/十二干支

 被術者は仰向け、術者はその右側に正座。はじめに鳩尾から臍までゆっくり撫でおろし、臍の位置を確認。

★臍を中心に二横指乃至二横指半の円を想定します。鳩尾やや下を支えます。

★想定した円周の足側に三指押圧。(図中の1)

★円周上を右側、頭側、左側の順に右回りで押圧。
(図中の2、3、4)

 

気 指圧
(1)の2 時計/十二干支

★前項設定の円周上を足側→右側→頭側→左側→足側 の順にさらに細かく三指押圧します。

足側→右側、右側→頭側、頭側→左側、左側→足側の各区分は三等分した部位に三指押圧します。(図中の青点表示)

気 指圧

(2)八門/方位  

 名称「腹部八門」の由来です。

★臍を中心に三横指の円を想定します。鳩尾やや下を支えます。

★円周上を頭側、足側、左側、右側の順に想定した円周上を三指押圧。
(図中の1、2、3、4)

★同じ円周上を1−3の中間、2-4の中間、1−4の中間、2−3の中間の順に三指押圧します。


気 指圧

(3)四行相殺(陰陽 )

 

★木陽ー金陽左そけい部、右そけい部へ三指押圧します。

気 指圧

 この項で「腹部八門」が完成です。ほとんど三指押圧です。三指頭を施術部位にあて押圧するとき、無理をせずゆっくり被術者の腹部筋が緩むのを待つ余裕が必要です。施術者は三指が吸込まれる感覚を持てるようにと伝えています。他部位での押圧も同様ですが腹部施術では特に重要なことです。

  ★木陰ー金陰左上腹部、右上腹部へ三指押圧し ます。この項の押圧時で浮肋骨に近いので充分に 注意する必要があります。

気 指圧

   この腹部八門術は股関節伸展と組合わること   でより効果的です。


(4)五行相剋相生

★土陰の硬結が強い場合、上記(1)から(3)の手順に加え、この施術を行ないます。

★土陰を支え金陰へ三指押圧

★土陰を支えたまま木陰へ三指押圧

気 指圧

 

 

 この項で「腹部八門」が完成です。ほとんど三指押圧です。三指頭を施術部位にあて押圧するとき、無理をせずゆっくり被術者の腹部筋が緩むのを待つ余裕が必要です。施術者は三指が吸込まれる感覚を持てるようにと伝えています。他部位での押圧も同様ですが腹部施術では特に重要なことです。

 気 指圧


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新指回し術

手指と足指への施術を行ないます。
(1)手指操作
(2)足指操作

手指操作 表・裏

(1A)手指操作 表

受術者は肘関節伸展で仰向け、施術者は横に位置します。
手指間を手のひらと手背側から母指と示指で挟み支持。(赤点表示)

母指ー示指間を挟み支持で母指全体を支持側へ回します。示指も同様です。各指間を挟み支持、それぞれその両側に指全体を支持側に回します。

指の付け根側を支持、その先の関節を越えて関節の間を母指と示指で支持して左右に軽く回します。この操作を母指から順に小指まで行ないます。左手指と右手指それぞれ行ないます。

気 指圧

(1B)手指操作 裏
上と同様の操作を手のひらを上に向けた状態で行ないます。

気 指圧

気 指圧

気 指圧
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足指操作  

(2A)足指操作 表

受術者は膝関節90度屈曲で仰向け、施術者は足元に位置します。
足指間を足背と足底側から母指と示指で挟み支持。

手指操作と同様に行ないますが、足指の場合は指の表側と裏側で支持します。実際の操作で術者に指の大きさでこの方法が現実的です。

(2B)足指操作 裏
受術者は膝関節90度屈曲でうつ伏せ、施術者は足側に位置します。上と同様の操作を行ないます。

(2C)足指関節操作=裏扱き

気 指圧

 足指先の関節裏側周囲の硬結をやわらかく扱きます。図中緑点の裏側にあたります。陽気変化の大きく速い状態で下肢の冷えがこの部位に強く現れます。

気 指圧

気 指圧

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ゆらゆら術 仰向け
A)膝倒し 仰向け

 下肢の緊張に対応する施術です。やわらかな操作で腰痛軽減対応しています。

気 指圧

操作手順
1)受術者は仰向け、施術者はその足元に腰を立て位置します。左右の手のひらを上向きにして外側から両膝の下に差込みます。 受術者の両膝をほぼ90度に屈曲します。

2)両膝を揃えたまま左右に倒し、肩関節の浮き具合を確認します。浮きあがりの小さい方へ倒し、臀部と膝に手のひらを当てます。

3)臀部は支えの押圧、膝関節を押圧します。 押圧→維持→緩め→維持→と2〜3回繰返します。 押圧は一秒程度からその倍くらいです。「緩め」は半押圧程度です。

4)次に浮きあがりの大きい方へ倒し、浮きあがりが小さくなったことを確認して同様に臀部を支えに膝関節を押圧します。

記)上側の膝関節を頭側にずらして左右の重なりを避けてこの施術を行うと押圧で動く範囲の拡大と膝関節への負担の軽減ができます。

追加 2010/4/27
 上記の施術で 受術者の両膝をより浅く60度くらいに屈曲して同様の操作を行うと腰上部の緊張軽減に有効です。

追加2 2011/11/21
 上記施術は膝を曲げ、足を置く位置を体幹中心線としています。これを両足の幅の分、右と左にずらした位置で膝倒し術を行ないます。脊柱矯正の範囲を広げます。さらに股関節の動きが小さい側については股関節調整をその場で組合わせます。

気 指圧 
右寄せ(左の図) 、中間(右の図)


気 指圧
左寄せ

気 指圧

気 指圧
気 指圧
術前

気 指圧
術後

膝倒し追加2の操作で、より良い施術効果を得られました。
頚部の不調もこの操作と下図の操作と組合わせて更に高い施 術効果を得ています。

B)頚部調整

 頚部痛、腰痛、膝関節痛の症状にこの施術を行います。 急激な動きの操作や矯正音もありません。ゆっくり操作が可能です。  

気 指圧

操作
受術者は仰向け、施術者は頭部側に 位置します。

1)左右の中指を頚椎横に当て下側から順に左右、前後の凹凸も確認します。

2)前後の凹凸に対応して 凹を確認した場合は頭部を上に持上げ、凸の場合は頚椎を持上げて等価的に頭部が下がるようにします。 前後の凹凸状態の軽減を確認します。

3)前後凹凸状態の軽減した頭部の位置から以下の操作を行います。 右頚部の凸を確認した場合の施術です。 中指で右中ほどに凸状態を確認。 右頚部の凸部位に中指を当てたままで頭部を右側に倒します。 凸状態の軽減を確認。

4)右頚部の凸部位に中指を当てたままさらに倒した状態を維持して頭部を右側に回し、さらに凸状態が軽減するのを確認。

5) 凸部位(ほぼ凸状態は軽減しています)へ母指押圧をします。

6)頭部の位置はそのままで凸部位の左右反対側へ押圧をします。圧痛があるので柔らかな押圧をします。

記)母指押圧を行うときは他方の手で受術者の頭部を凸状態軽減位置に支えておきます。『重さの無い手』で支えると施術者負担が少ないのです。
 

気 指圧

気 指圧

この施術で頚部凹凸状況の軽減がなかなか実現できない場合は歯科診療範囲の可能性を考えます。後頚部の上部に硬結が強く発現する場合は眼鏡不適合の可能性を考えます。

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ゆらゆら術 仰向け 追加
股関節 伸展1

操作
1)受術者は仰向け左膝を立てた姿勢、受術者の右下肢は下方へ伸展する。施術者は受術者の足側に坐る。

2)受術者の左下肢を外に開き足関節部を施術者の左立膝大腿部前側に掛ける。

3)施術者は左大腿部で受術者の開いた左足関節部を支えます。

4)施術者は左四指で左金陽(大腸経)と火陽1(小腸経)と水陽(膀胱経)を順に押圧しながら、受術者の開いた左下肢の膝関節を右手 で受術者の下方へ2〜3秒伸展し、ゆっくり2〜3秒かけて伸展を戻します。施術者は腹部と膝関節の押圧は維持します。

5)左右を入替えて同じ操作を行います。

気 指圧

記)膝関節の下方伸展に痛みが強い場合、伸展範囲を小さく設定、または受術者の右下肢を90度に屈曲しその大腿部前面に左足関節を乗 せて伸展操作を行います。右膝下にクッションなど置いて同様の効果を得ることも可能です。

気 指圧

 記2)この操作は腰痛に関わる患部  周辺の疼痛それと下腿の緊張緩和  に有効です。

股関節 伸展2

操作
(股関節 伸展1)の操作との違いは施術者の左膝を受術者の右下肢に入れて安定を保持すること。伸展状態での施術より柔らかい刺激になります。

追加 2010/4/27
 腰痛対応に関して股関節伸展1と2をともに行うことで腰部の緊張緩和に有効です。

気 指圧

肘を用いて膝の
下方伸展を行う事も可

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ゆらゆら術 肩甲骨内 うつ伏せ

 背上部施術です。肩甲骨内側から脊柱の脇にかけて息苦しさなどのある状況に対処する方法です。

 受術者はうつ伏せ、押圧する側の上肢は手のひらを下向きにして体側足方向に伸します。

  施術方法 施術者は体側足方向に伸した受術者の上肢手首を右手で支え左手の母指で押圧します。(緑表示部分) 押圧を維持して受術者の左手首を支えたまま体側から臀部の間をゆっくり動かします。(赤矢印表示)

  図は背上部左側施術です。右側については上記説明の左右を入替えます。 仰向け施術で側腹部の施術と組合わせてさらに効果的です。

 

気 指圧

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ゆらゆら術 立位
左右バランス

 この施術が出来たのは心身統一合気道の稽古時の感覚からです。有段者との稽古で受(うけ)で投げられるとき一種の快感が身体にありました。

 力みを持たず受術者と施術者との一体感を保つのがこの施術における最も重要なことです。その具体的方法として手指の使い方があります。

1)受術者、施術者ともに立位、施術者は受術者の背後に立ちます。

2)受術者は両腕を前で組みます。施術者は受術者を後ろから両手で抱え施術者側に引き寄せます。受術者を支える施術者の腕が力みのない「ハサミ」の状態であることが重要です。

3)施術者は一方の足を外斜め後方へ引き、続いて受術者をその方向へゆっくり回します。

4)一呼吸のあいだ回し終わった位置を維持してから、ゆっくり元に戻します。

5)反対側にも同様に行います。

記)
 この施術方法では施術者に力みがないこと、その技術を用いることがもっとも大切な要素です。その結果、受術者の力みが軽減され前後左右の体重バランスが改善される方向に変化します。合気道の技を受けたときのような一種の快感を目標にします。

気 指圧

 受術者は身体前側で前腕を交差 、施術は手首あたりをハサミ手で支持し、やや後へ引くようにします。施術者は受術者の後側に立ち動かす側の足を半歩後へ引き、続いて受術者の身体を施術者の身体に重ねる感覚で右方向へ回します。

 受術者に不安感を持たれないかの身体操作と説明が肝要です。力みが強ければ施術効果の期待が小さくなります。

 動かす側の足を半歩後へ引く時の施術者が自己の身体で安定感を表現できることがこの施術の急所です。

気 指圧

気 指圧

気 指圧

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足関節操作改
仰向け、横向き、うつ伏せの姿勢で可能な足関節施術です。施術効果の広がりを確認しています。足指間と足関節周囲への押圧方法を解説します。

A)外踝周囲前
 一方の手でしっかり支え、足先を内側へそして下へ向けます。 他方の手で下から支えます。

 下から支える手の母指で外踝の下側半分の近くを母指押圧します。施術者の母指が後に反らない苦手(にがて)であれば母指を手掌側にやや曲げて押圧します。やや強めの押圧が可能です。

 後ろに反る甘手(あまて)の場合は施術者の指に負担が大きいのでやややわらかめの押圧をします。写真は桃仁の苦手です。

 押圧部位は踝の前・下・後です。直ぐ下に骨格があります。強く及び深くは押圧出来ません。

追加
 押圧をやや緩めながら、足関節を広げる方向から閉じる方向へ支えの手で動かします。

 この方法を追加するときにやや緩めるのが必要です。より高い効果を得る事が出来ます。以下同じです。
 

気 指圧気 指圧

B)外踝周囲後
 
上と同様に押圧しますが、支えの位置をやや後に変えて安定を図ります。

追加
 押圧をやや緩めながら、足関節を広げる方向から閉じる方向へ支えの手で動かします。

 内踝周囲への押圧は支えと押圧の手を入替えます。支えは足甲先を包むようにします。 足先を外下へ向けて押圧します。押圧部位は前・下・後です。

追加
 押圧をやや緩めながら、足関節を広げる方向から閉じる方向へ支えの手で動かします。

気 指圧気 指圧

C)足関節前下
 足関節をひらきながら支えます。足指間を先から上方へ辿り、足関節の直ぐ下へ母指押圧します。

追加
 押圧をやや緩めながら、足関節を広げる方向から閉じる方向へ支えの手で動かします。

気 指圧

D)足裏
 足裏で指先側の高まりの直ぐ下を押圧します。図は母指側です。一方の手で支え他方の母指で押圧します。

 左右で圧痛部位が異なります。圧痛部位へゆっくりやわらかく押圧します。

気 指圧
 この施術方法は効果の及ぶ範囲が広いようです。多くの腰痛症例に有効でした。現在も確認中です。下肢から腰部への効果があり、施術前に確認していた硬結が和らぎます。下腿部への効果がもっともはっきりしています。
 
足関節操作改2
仰向け、横向き、うつ伏せの姿勢で可能な足関節関連施術です。施術効果の広がりを確認しています。足関節伸展方向と関連して膝上、腰部または臀部への押圧を行ないます。
 
 
足関節操作旧

  受術者は立位、施術者は受術者の前側に正坐。受術者の一方の足を施術者の膝に乗せ、足関節を内側と外側へ回します。

 比較して回しにくい方から回しやすい方へ外踝の下の圧痛部位に軽い支え押圧しながら回します。内踝下の圧痛部位についても同様の操作を行います。足関節前側の圧痛部位にも同様の操作を実施すると更に効果的です。

 上記「左右バランス」施術と共に弱いけれど施術効果の得にくい腰痛に対してこの施術を実施します。頸部違和感やツッパリ感にも対応します。

足甲の操作
気 指圧
足甲の圧痛部位に軽押圧を持続のまま
足関節を背屈、底屈と左右に動かします。

足踝の操作
足踝下に軽押圧
気 指圧

押圧持続のまま足関節を
左右へ動かす
気 指圧

   

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対症施術

A)腰痛の治療を行うはじめ
 腰痛の治療を行うはじめにこの方法を用います。
患者は仰向、一方づつ下肢挙上テストをします。 挙上しにくい側の大腿部前側中央の線上を押圧します。 中央点とその2横指分外斜め上の部位も押圧します。

(治療例)40代、♂、自営  慢性的腰痛、この方法を治療の前に行う事で、治療全体の効果が大きくなる事を確認。

気 指圧
B)前屈が背屈より楽な場合
 立位で前屈が背屈より楽な場合に対応します。前屈背屈の差が分かりにくい場合は両手を前に動かしやすければ前屈が楽で後に動かしやすければ背屈が楽とのことです。

 患者の両下肢挙上チェックの後で、挙上しやすい側の大腿部内側中央のやや前よりのところと挙上しにくい側の大腿部前側中央に圧痛点を見つけ、挙上しやすい側を、次ぎに挙上しにくい側の圧痛点を持続押圧します。

(治療例)♂?代、自営業  椅子に腰かける時におきた筆者のぎっくり腰です。 左大腿部内側と右大腿部前側に、それぞれ1〜2分の持続押圧をして、ほぼ症状の改善を確認できました。

気 指圧
C)後屈が前屈より楽な場合
 立位で背屈が前屈より楽な場合に対応。両下肢挙上チェックの後で、挙上しやすい側の臀部に硬結または圧痛部位を発見します。

 その部位を、患者を挙上しやすい側を上にした横臥位で、患者の後ろ側から肘で押圧します。 下肢の冷えによるツッパリが続いて腰痛になる例です。ペンギンのような歩き方になります。

(治療例)♂40代、自動車修理業
 左が挙上しやすい。左上押臥位で臀部の圧痛部位を持続押圧、足指の扱きを合わせて行った結果、症状改善を確認。

気 指圧
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