桃仁一仙指圧塾
桃仁一仙指圧塾/症例集
症例紹介
気の出る指圧・施術方法 

指圧施術を受ける方の場合、疲労感が出ることもありますが少し慣れると快適感覚に包まれるようになります。それが一週間から10日くらい続きます。快適日常こそ施術の効果です。

このページの目次
後頚部痛
股関節痛
陽気対応
肩が痛い
頚部に痛み
椎間板ヘルニア
膝と股関節が痛い
背中が苦しい
背中が痛い
右足小指の腫痛
腰痛20代女性
下肢痛
メニエル
右腰痛
むち打ち症
頚部痛
不妊
腰痛
腰が痛い
腰痛
左五十肩
表情変化
20年前のギックリ腰
右肩捻挫
右示指の腱鞘炎
尿路結石?
右半身の不自由
歯の調子が悪い
めまいや吐き気
左股関節が痛む
背中に痛み
慢性疲労
不安症状
PMS
右股関節周囲痛
疲労感
ギックリ腰
後頚部痛

指圧師・桃仁一仙、三十数年の治療活動で開発・創案した効果的施術の実際と症例紹介をしています。

(症例 37)   気の出る指圧NEW
主訴

 80代男性、会社経営、3日前から右腰部から臀部に強い痛み。

観察
確認

 左右足関節周囲に圧痛の強い硬結。左右足指の動きが硬い。最近、大腸内視鏡手術を受けています。歯科治療は途中。

主対応

1)足関節
左右足関節周囲と足指操作を行ないます。足指操作を左⇒右⇒左⇒右の順に繰返します。

2)膝倒し
膝倒しの範囲を小さくして実施、少しづつ範囲を広げます。

3)腰痛操作
仰向けで膝屈曲、両膝を術者が抱え下腹部に左手のひらをあててやや押し込みながら、両膝を少しだけ上方へ持ち上げます。その位置で両下肢を左右にゆっくり倒します。この症例では小さな矯正音が有りました。

考察
施術姿勢は左右横向き、仰向けの順、うつ伏せでの施術は行なわない。施術時間は20〜30分で通常の半分程度にします。
結果

今後

施術後は症状改善しました。この症状への対応施術は技術的に難しいところが少ない。症状の派手さに戸惑うことなく的確に症状の発現出発部位への施術を行なうよう心掛けます。

術後、腰痛症状をやや残っていると訴えがありました。歩き方、姿勢の改善状況などから施術効果を判断します。いくらか残っている症例は必ずしも悪い事ではありません。そのいくらか残っているの訴えに応えて更なる施術を行なうと、逆転現象を惹起する可能性があります。症状変化にもその人なりの許容範囲があります。

割箸チェックから今後は歯科診療をしっかり受ける事が大切なのではと感じました。





(症例 36) 頚部痛  
主訴

 60代男性、商店経営、頚部に強い硬結で痛みがある。

観察
確認

 右足関節前側に圧痛の強い硬結、左背部に緊張。右手第三指と第四指の間に強い硬結。

主対応

1)足関節
足関節を下方伸展し、圧痛部位を押圧したまま関節をゆっくり動かします。

2)膝倒し
足関節周囲硬結の押圧後、膝を倒の反対側の足を術者の膝に乗せ、その位置から膝倒しを実施します。膝倒しの次なる新しい工夫です。

考察
仰向けで頚椎変位をはっきり確認、施術での対応は効果が小さい。顎関節周囲の硬結があり、歯科診療の必要を感じ、それを勧めました。
結果

今後

施術後はそれなりに症状、姿勢、歩き方も改善しました。施術効果は不充分を感じました。

二週間後、頚部硬結はほぼ解消していました。歯科受診を確認しました。

この症例で施術で総てに対応することが必ずしも良い事ではないと考えます。抱え込みは施術者と受術者の双方にとって良くない結果を招来する事が多く見られます。心すべきことです。





(症例 35) 腰痛  気の出る指圧NEW
主訴

 60代男性、医療関係。右腰に強い痛みを感じる。

観察
確認

 左右足関節周囲に硬結、右大腿部内側に突っ張り感、右上背部に緊張あり。第三指と第四指の間が特に強い硬結。

主対応

1)足指と足関節
指回し操作で硬結対応します。足関節を下方伸展して圧痛部位を確認し、そこを母指押圧しつつ関節を他動します。

2)膝倒し
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧を先に行なって、肩の浮き上がりの少なくなった事を確認してからこの操作を行ないます。膝を倒すのと反対側に両足を腰幅の半分程度移動して、その位置から膝倒しを実施します。膝倒しの新しい工夫です。

3)臀部
左右臀部押圧横向きで行ないます。下肢を膝関節辺りで持ち上げ支えて押圧の調整をします。

考察
青春時代に右下肢に怪我をして動きにやや不自由を抱えていた。仕事柄、腰に負担も大きい。
結果

今後

施術後は前症例と同様に症状軽減、姿勢も歩き方も改善しました。視野も明るくなるとの感想があります。新工夫の膝倒しの有効性を確認。

腹部では特に下腹部の硬結解消を確認します。

この症例も過去の外傷が遠い原因となって、何かのきっかけで再び症状が表面化したものと考えます。この場合も前症例と同じに、マイナス要因と考えるよりも養生の大切さを自覚する機会と考えるよう勧めます。養生の目標がはっきりしているところがわかりやすい事です。





(症例 34) 腰痛 
主訴

 40代男性、地方公務員。左腰に強い、腰掛姿勢から立つ時に特に強い痛みを感じる。

観察
確認

 左足関節周囲に硬結の存在を視診で確認。第三指と第四指の間が特に強い硬結。

主対応

1)足指
指回し操作で硬結対応します。

2)膝倒し
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧を先に行なって、肩の浮き上がりの少なくなった事を確認してからこの操作を行ないます。

3)臀部
左臀部押圧横向きで行ないます。下肢を膝関節辺りで持ち上げ支えて押圧の調整をします。

考察
子供時代に右手母指に怪我をして手関節も含めて動きにやや不自由を持っている。体重過多で腰に負担も大きい。炭酸飲料を好むので控える事を勧める。
結果

今後

施術後は症状軽減、立った姿勢での傾きもほぼ解消しました。視野も明るくなるとの感想があります。膝倒しの左右差の小さくなったことを確認。

腹部、特に左下腹部の硬結解消を確認します。

過去の外傷が遠因となって、その人の変化時期に症状が表面化する傾向を感じます。マイナス要因と考えるよりも養生の大切さを自覚する機会と考えるよう勧めます。養生の目標がはっきりしているところがわかりやすい事です。






(症例 33) 表情変化?  
主訴

 50代男性、サラリーマン。右後頚部に硬結、右眼の白内障手術経験あり。特に不調を感じる事は少ないが知人の勧めで定期施術をすることになった。

観察
確認

 特段目立つ症状はない範囲でした。仰向けで両下肢屈曲状態で左右に倒すと肩関節の床から浮きあがりに大きな差を確信しました。左に倒すと右肩と上半身が床から大きく浮きました。

主対応

1)足指
指回し操作で硬結対応します。

2)膝倒し
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧を先に行なって、肩の浮き上がりの少なくなった事を確認してからこの操作を行ないます。

3)頚部
頚部調整を行ないます。右側の凸部を軽く押えたまま頚部を右側へ倒してこの操作を行ないます。

考察
子供時代に頭部に幾針か縫うほどの怪我をしているとのこと。頚椎変位は施術後に軽度になりますが解消はありません。身体弱点としてつき合うことになると感じます。
結果

今後

施術後は表情が落着いて顎下のたるみも軽減し顔全体が締まって見えます。視野も明るくなるとの感想があります。膝倒しの左右差も小さくなります。

小さな不調を抱え、対処の方法に困る人は少なくありません。この症例はそうした人への対応例として考えてください。もっとも大切な医療の一つと思います。





(症例 32) 右肩捻挫?  
主訴

 40代女性、福祉関係。仕事中に右肩をひねり痛みを感じた。湿布をで冷やしたが改善しない。診断を受け捻挫と言われた。

 右腕を後方から前に動かす時に痛みを感じる。

観察
確認

 右手指の動きにぎこちなさが目立った、指の開閉にも左右差を確認できた。中指と薬指の間に硬結を確認した。

主対応

1)手指
指回し操作で硬結対応します。

2)足指
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧します。

3)肘関節
肘関節、小指側を重点に押圧します。

考察
 急激な冷えは身体各部の不調を引起します。腹部のみならず冷えの対応は確実に行なう必要があります。入浴、食事、服装に留意します。
結果

今後

 痩せ型、低血圧体質を考え、施術はやわらかく短めに押圧はゆっくりします。疲労感が強い状況は今後も大きな改善は期待できない。対応方法として定期施術を考えます。





(症例 31) 尿路結石? 
主訴
 2011年師走は急な寒さで下肢や腰に痛みがありました。使い捨てカイロの使用でも腰の痛みが治まらず痛み止めの服用もさほどの効果なし、10年位前の尿路結石と同じ症状で尿もきつい色でした。対応方法は?60代男性。
観察
確認

 桃仁自身の症例です。下肢の冷え、腹部の冷えが強く入浴で症状の改善が小さい。左下肢への放散痛がある。年末の多忙で休診は無理、日ごとの施術で対応しました。

主対応
1)腹部
A)腹部八門
B)腹部スクエア
C)五行

2)下肢
A)横向き、臀部から下肢のやや後側、足指回し、足関節周囲の細かい施術を実施。

4)腹部・腰部保温
A)腹座布団、腰に使い捨てカイロを使用。
 
B)シャワーで足を暖める方法は如何に?洗面器かバケツに湯を入れ塩を加えて足を いれて暖めます。

子仙施術の有効性をあらためて確認しました。

考察
 今冬の急激な冷えは身体対応に不調を引起します。腹部冷えの対応は確実にそして早めに行なう必要があります。
結果

今後

 もっとも必要なことは下肢の冷え、腹部の冷えの対応です。入浴時にニンニクを入れると温まりますが不評なこともあります。






(症例 30) 歯の調子が・・・  
主訴
 歯の調子が悪い、プロテクター、お腹タオル、頬骨の下を指圧しているが良くならない。9月半ばから左肩甲骨外側に断続的痛み。シャワーのみ、目を酷使、疲れ、歯の症状、左肩甲骨の凝りが一段と酷い。対応方法は?40代女性。
観察
確認

 遠隔地からのメール問合せです。当庵にて施術経験があります。中肉中背、眼鏡使用で専門医にて噛合せ治療済み。

主対応
1)歯の調子
A)床の上に仰向け、両手と下肢はやや開き気味で口に箸くらいのものを挟み 10〜15分休みます。寒くならないよう、床に何か敷いて下さいね。
B)唇を閉じたまま、舌先を口の中で上下の歯茎を擦るように回します。右方向に 10〜20回、つづいて左方向も同様に行ないます。一日に数回です。
C)ほほ骨の下を押圧したまま口を開閉、少し開いた状態で左右に動かします。

2)左肩甲骨の外側
A)湯たんぽの代わりになるものがあれば左腋下部を温めます。就寝時に手袋の着用 も有効なことがあります。

3)目を酷使
A)眼窩の縁に沿って指先での押圧、眉に沿って押圧。乾いたタオルで温湿布。紅茶 での洗眼も有効です。

4)腹部
A)腹部に自己指圧をしてください。左右の上腹部と下腹部の4ヵ所を右下からはじ め左下で一周を5から8回繰返します。 つづいて足指を挟んで左右に回します。少し痛みを感じるかも知れませんが、腹部と下肢 全体を温める方法です。
B)シャワーで足を暖める方法は如何に?洗面器かバケツに湯を入れ塩を加えて足を いれて暖めます。

考察
 下肢の冷え、腹部の冷えの対応は急ぐ必要があります。生姜紅茶も有効なことがあります。
結果

今後

 もっとも必要なことは下肢の冷え、腹部の冷えの対応です。生姜、ニンニク、ネギなどを食べるのも有効です。





(症例 29) 左股関節が痛む  
主訴
 冷えなどで左股関節が痛む、左背部に硬結がある。左臀部に痛み。女性30代。
観察
確認

 この症状では、過去に足関節捻挫の経験を確認します。本症例では左足関節に捻挫と小学生の時に腰を打った経験がありました。

主対応

 前症例と同様に手・足指へ新・旧指回し施術、腹部は八門術と土行(脾経)への五行施術です。下肢施術は下腿部・臀部・仙骨部への施術を行ないます。

 仰向け姿勢で曲げた両膝を右手で支え左手で下腹部を押圧しながら両下肢を頭上方向きに少し持ち上げます。両下肢を抱えたまま支持して左右にゆっくり動かします。

考察
 下肢の冷え、腹部の冷えの対応が重要です。
結果

今後

 もっとも適切な対応は定期的施術です。とくにこの陽気変動の方向から、下肢や腹部の冷えを生じやすいと考えます。生姜、ニンニク、ネギなどを食べるのも有効です。





(症例 28)慢性過労   
主訴
 40代男性、PC作業を伴う営業関連の仕事が多忙で週に1〜2度帰宅できるほどの忙しさで疲労感も強い。やや過食気味の傾向。
観察
確認

 この症状の場合、慰めや励ましは有害です。症状の表れかたに注意します。心包経の変動が強い場合は休息を確実にする必要があります。その為にも声の状態に留意します。

主対応

 腹部は八門術と土行(脾経)への五行施術、うつ伏せでの背部施術はゆっくりやわらかく心包経関連部位(左肩甲骨し下あたり)を丹念に押圧します。

 仰向け施術で下腿部施術の前に新足指回し操作を行ないます。さらに足関節周囲を細かく押圧します。少ない休息時間を有効にする目的の施術です。

新足指回し
 足指間を足裏と足背側から母指と示指で挟み支持します(赤点表示)。つづいて支持側に指を軽く回します。母指と示指間の支持には母指と示指を支持点側に軽く回します。

 次に、各指の指骨関節よりもとを支持してその先の部分を左右に軽く回します。(青矢印参照)


気の出る指圧

考察
 帰宅困難な状況に対応して仕事場付近のサウナなどの施設を利用して休息時間を確保するなどが必要です。
結果

今後

 背部は全体的に硬結が広い範囲に存在しています。定期施術(二週に一度)で対応しますが、疲労が強くなる場合は間にも施術を行ないます。





(症例 27)PMS   
主訴
 月経前の不安定状態で過食気味。肌荒れや下半身のだるさと痛み。女性30代。
観察
確認

 この症状は、人によって見かけの症状に差があります。対応施術の方法は症状の違いほどの差はありません。音、声に敏感な状態なのでその点に留意します。

主対応

 手足指へ新・旧指回し施術、下腿部と臀部に続いて腰部への施術を行ないます。腹部は八門術と土行(脾経)への五行施術です。

 左右臀部への押圧で一方の硬結が強い場合、やわらかい方から施術して硬いほうを後回しにします。硬結部位のすぐ近くへの施術に続けて硬結部位の押圧をします。

考察
 半身浴など、日頃の養生法として下肢の冷え、腹部の冷えの対応を考えます。
結果

今後

 強い硬結部位への押圧は、半指ほど外して押圧し、続いて硬結部位への押圧を行ないます。PMSは養生法で軽減する場合でも施術対応が有効です。定期的施術が有効です。





(症例 26) 疲労感が強い  
主訴
 施術師経験10年を越え、この時期に強く疲労感がある。女性30代。
観察
確認

 この症例は基本の全身施術と、三焦経に現れている関連部位への施術が重点です。この暑い時期は湿気が高く、その影響軽減のための施術を行ないます。軽度の冷房でも寒さを感じ、外出時は暑さを厳しく感じます。施術は体内水分調整のために脾経へも行ないます。

主対応
と考察
腹部八門術 腹部全体調整です。
気の出る指圧

臍を中心に二横指乃至二横指半の円週上を、鳩尾やや下を支え三指押圧。(図中の1)続けて円周上を右側、頭側、左側の順に右回りで押圧。
(図中の2、3、4)

気の出る指圧

足側→右側、右側→頭側、頭側→左側、左側→足側の各区分を三等分した部位も含めて三指押圧します。(図中の青点表示)


気の出る指圧

 

臍を中心に三横指の円を想定します。鳩尾やや下を支え円周上を頭側、足側、左側、右側の順に想定した円周上を三指押圧。 (図中の1、2、3、4) 同じ円周上を1−3の中間、2-4の中間、1−4の中間、2−3の中間の順に三指押圧します。


二火行 三焦経過剰対応施術

 三焦経(陽)の過剰に対して
1)心包経(陰)へのやわらかな押圧、小腸経への持続押圧。

2) 小腸経への持続押圧と三焦経(陽)へのやわらかな押圧。

 

気の出る指圧

脾経への施術

 腹部の五行相生相剋関連施術です。脾経(土陰)を支え肺経(金陰)へ静かな三指押圧、続けて肝経に静かなやや深めに三指押圧をします。

 

気の出る指圧
結果

今後

 疲労から施術体勢が乱れて手指に強張りが発生していました。それに対応して「新指回し術」と前症例で行なった「指回し術ベーシックファッション」を併用します。さらに「膝倒し術」も加え、脊柱矯正の効を得るようにします。

 施術の結果はまずまずのところですが、今後の陽気対応が肝要です。酒は程々、甘味品を控え、温かいものを摂るように心がけます。(特に腹部を温かく)





(症例 25) 後頚部痛  
主訴
 頚を後ろに傾けると痛みを感じる。男性60代。
観察
確認

 この症状は全身施術と共に関連部位を特定して其処への施術を行ないます。40代の頃から重いものを動かす作業に従事して右ひじ関節に変形が見られる。
 これまでも同様に症状はあったが今回は施術による改善がはかどらない。改善の方向にはあるが長引いている。

主対応
と考察

 過去の重いものを運ぶ仕事で右ひじ関節を傷めている。体形は太り気味、全体に硬い、背上部から下部にかけて筋肉が硬いなどの特徴があります。今回の症状に関連して、頚部前側の筋緊張を確認して、旧来の指回し術を実施して、背部骨格調整も併せて行ないました。右ひじから肩上部さらに前腕母指側に硬結が強く、それに対して指回し術を行ないました。

 この症例は数回の施術で改善しつつありましたが、この回の施術ではっきりした効果を確認できました。新指回し術以前の頚部硬結部位を押圧しながら関連する手指を回す方法を行ないました。

(その1)
 患者は坐位で、その頚部の圧痛点(前、横、後)を一方の母指で押圧した状態で、他方の手の掌に患者の顎をのせ、運動痛がない範囲で左右にゆっくりまわします。

気の出る指圧

(その2)
  患者は座位で、各手指を中立位カラ左右に回し、動きやすい側に回し、そこから背屈しそのまま支持し、もう一方の手指で患者の頚部の硬結または圧痛部を押圧します。硬結の位置と指の関係は母指・示指:前頚部、中指、薬指:後頚部、小指:横頚部。

気の出る指圧
「指回し術ベーシックファッション」

結果

今後

 手指に関連した操作はこの症例でも施術効果に重要な方法でした。過去の身体故障または障害が軽い程度でも時間経過後に様々な症状の原因として作用することの可能性を認識して施術を行なうよう留意する必要を考える症例です。今後の為には頚部から肩背そして左右肘関節を冷さないようにします。入浴後に肩背に熱めのシャワーなどで対処します。

 現在、定期的施術を行なっていてもこのような症状を発現することもあります。高い気温と湿度そして年齢などの要因が絡み隠れていた症状が発現することがあります。





(症例 24) 後頚部痛  
主訴
 右後頚部に凸部あり、痛みを感じると共に動きに制限がある。痛みはさほどに強くはない。男性50代。
観察
確認

 この症状は症状部位と共に関連部位への施術も必要な事例です。一年前に右白内障の手術経験。10代の頃、右足関節に捻挫経験。

主対応

 右下肢指への新指回し施術と足関節調整が重点施術部位です。横臥とうつ伏せと仰向けのそれぞれで指回し施術を行ないます。

 右足関節周囲の圧痛点は捻挫の後現象として考えて深くゆっくり持続的母指押圧を行ないます。仰向けで頚椎変位対応施術を行ないますが、それに加えて左右眼下点への押圧をします。左右眼下点を押圧して硬結側は一時押圧をそのままにして左右対称側への押圧を少し強めに行ないます。その後、頚椎の変位軽減と周囲の緊張の緩みを確認します。

考察
 過去の右足関節捻挫が影響している可能性は高いものと考えます。下肢の冷え、腹部の冷えから深刻な腰痛さらに種々の疾患に発展する可能性を否定できないと感じます。
結果

今後

 指回し術はこの症例でも重要な要素でしたが過去の足関節捻挫が長く影響し続ける可能性を考えた施術方法を工夫する必要性を実感しました。今後の為に、下着を含めた服装、冷えない食事、入浴方法などに充分な留意が必要です。

 施術での対応として、定期的施術を勧めました。月に2〜3回の施術で頚椎の変位ははっきり減少しましたが解消は無理な状況です。峠の茶店として達者な旅を応援する施術内容を行なうことになります。





(症例 23) 右股関節痛  
主訴
 右股関節痛。強くないが何かのときに動かす時に痛みがある。
観察
確認

 関節の運動痛で常に発生するものではない場合の対応はそれなりの工夫が必要です。症状部位ではなく関連部位への施術が有効な事例が多くあります。

主対応

 前の症例と同様、新指回し術(手、足)と腹部八門術を組込んで全身施術。特に右下肢指への新指回し施術は横臥とうつ伏せと仰向けそれぞれで行ないます。

 右足関節周囲の圧痛点へ持続押圧を実施します。股関節を開きながら右下腹部(大腸経)へ三指押圧行ないます。

考察
 このところの陽気影響の一つで過去の右足関節捻挫が影響している可能性を感じました。捻挫経験のない左足関節の状態と比較します。足指の指回し術は第3〜5指について幾度か繰返します。
結果

今後

 指回し術はこの症例で重要な要素でした。今後の対応は今の陽気に対応して厚手の靴下着用と炭酸飲料を控えること、甘味を少なめに、温かい食事と入浴時に下肢をよく温めることが有効です。




(症例 22) 陽気対応  
主訴
 多忙、睡眠時間の不足、休日なしで働く。呼吸が苦しい。
観察
確認

 多忙その他のことは同様の内容が以前から継続していたが呼吸の苦しさを主に訴えるのは初めてのこと。さらに右肩の挙上が角度によって痛みがある。

主対応

 新指回し術(手、足)と腹部八門術を組込んで全身施術。上部の肋骨間への押圧をゆっくり静かに実施します。左右同時に、中心部から側部へ押圧部位を移動します。次に片方ずつ、側部から中心へ向って肋骨間の押圧を静かに実施します。 背部、左右肩甲骨周囲と肩甲骨を静かに引上げながらさらに奥への押圧を行ないます。 

 他に肘関節周囲押圧と膝倒しを組合せます。施術の方法はその時々の状況によっていくつも発生します。それでも汎用性と利便性を考え、必要度の高い方法を選択します。

考察
 二週に一度の定期施術です。このところの陽気影響は息苦しさを感じる人が多くその対応が必要です。疲労感も伴います。左横臥施術で肋骨間を細かく移動しながら施術します。
結果

今後

 肩痛、息苦しさその他の症状軽減。来庵時よりずっと落着いた表情と顔色に戻り、二週後の施術予約を確認してうれしそうでした。

 手指回しと足指操作はこの症例でも有効でした。施術方法を掲載しました。施術方法に関して不明な点はメールフォームからのお問合せください。詳しい施術内容の連絡をいたします。





(症例 21) 肩痛  
主訴
 年度初期で左右の肩が痛い、保育の仕事、50代女性。
観察
確認

 ギックリ腰の経験あり。作業性の肩関節痛です。疲労が強く年齢的に作業負担が過重状態です。背部から腰部にかけても硬結があり、全身性の疲労です。

主対応

 手指間を手のひらと手背側から母指と示指で挟み支持します(赤点表示)。つづいて支持側に指を軽く回します。母指と示指間の支持には母指と示指を支持点側に軽く回します。

 次に、各指の指骨関節よりもとを支持してその先の部分を左右に軽く回します。(青矢印参照)
手指回し、実証後まとめ段階で、表現が難しいなと感じています。

気の出る指圧

 他に肘関節操作、頚椎操作、膝倒しなどを含めて全身操作に組合せます。施術の方法はその時々の状況によっていくつも発生します。それでも汎用性と利便性を考え、必要度の高い方法を選択します。

考察
 定期的施術を勧め、実施中です。そのため一度の施術でほぼ症状の解消ができました。手指回しの操作で肩痛が解消したことの実感を受術者自身が感じました。
結果

今後

 手指回しと足指操作は細かい施術で実証後まとめ段階です。施術方法を掲載予定です。施術方法はメールフォームからのお問合せには掲載前でも施術内容の連絡をいたします。





(症例 20) 30代女性 頚部の痛み  
主訴
 頚部が痛い。頚を回すとき、起床時に痛い。夏季も頚部保温をしている。
観察
確認

 喉仏が前方に出ている。左右と前後に頚椎変位を確認。
十数年前に左足関節の捻挫経験。母親から幼少時に暴力を受けた。

主対応

 うつ伏せ姿勢で左背上部の硬結確認、それに対応して施術。

気の出る指圧

 左右の手指回しと足指操作を行なう。

考察
 手指回しと足指操作は細かい施術です。この症例の掲載時で実証中の操作も含まれています。実証後に施術方法を掲載します。メールフォームからのお問合せには掲載前でも施術内容の連絡をいたします。
結果

今後

 本症例は従来の施術より施術効果の持続が長くなります。外傷性に起因していますので症状が消えることは期待できませんがほぼ快適な日常に寄与する施術です。東洋医術の存在理由の一つと感じます。





(症例 19) 50代女性 ヘルニア  
主訴
 腰が痛い、ヘルニアと言われた。50代女性。
観察
確認

 仰向け、下肢伸展で上げられない。呼吸が浅く、肩で息する。右乳房切除、左足関節骨折経験あり。

主対応

 左足関節骨折は20代、乳房は数年前。仰向け、下肢は曲げたまま腹部施術(四行相殺)。右足関節骨折あとの冷えと硬結に対処。右手指間と肘関節周囲への施術。やわらかな施術でも鋭い痛みを感じます。刺激を浅く、少し短く工夫します。

 横臥では臀部に深くやわらかな押圧をします。うつ伏せは適当時期まで省略します。

考察
 手術部位の近くは手のひら全体で負担の小さい押圧をします。
20代での左足関節骨折を遠因として身体の歪波及がして右乳房切除そして腰痛として表れたと対処しました。主に構造歪施術を適用した例証です。
結果

今後

 本症例は週一度の施術、2ヵ月でほぼ改善しました。





(症例 18) 60代男性  
主訴
 右膝と股関節が痛い。
観察
確認

 左右の足母指に外反傾向。足指関節の動きがよくない。左右とも足関節の動きに制限。

主対応

 うつ伏せ、背部全体にははやわらかな施術。仰向け施術で下腿、足指、足関節に細かな指尖押圧。下腿部にはやわらかい持続押圧。共に圧痛を強く感じるので押圧の強さ加減をします。

気の出る指圧
膝倒し


気の出る指圧
股関節伸展

考察
 長時間の立仕事で下肢の冷えが強い。強ばりやすい力の入った動作が多いように感じました。冷えは下腿と足指そして足関節に強く胆石らしい腹症もありました。
結果

今後

 数回目の施術後に胆石解消らしい反応。週一回、2ヵ月後に膝と股関節痛解消。下肢の冷え対策と民間療法でフノリの服用を提示。

 本症例ではさまざまな治療を経験を受けていたようです。その一つ一つが適切であったかどうかは分かりませんが、原因理解の必要性を感じる症例です。





(症例 17) 40代男性  
主訴
 仕事が忙しく深夜残業で帰宅もままならない。背中が苦しい。
観察
確認

 呼吸が浅い、肩で息する。顔色がくすんでいる。

主対応

 自覚症状のある背部への施術に「ゆらゆら術:肩甲骨内」を行ないます。このとき、受術者の手を施術者の左立膝に置いて高さの調整をします。図で右手を支持して矢印の範囲で動かしつつ緑ラインを押圧します。


気の出る指圧

 受術者のこの姿勢で左肋間の中央へ母指押圧をします。右肩甲骨周囲へのゆっくりした施術も大切です。術後はくすんだ顔色も平常に戻り呼吸が安定しました。全体への施術は押圧時間をやや長めと深めにします。 呼吸が楽になったことの確認も必要です。眼の異常感も消失します。

考察
 的確で急がなければならない状況です。押圧は長めにする必要があります(各押圧で約一秒長く)。矛盾を如何に越えるかに治療技術を求められます。同様の多忙な状況が続く見込みでに、食事は消化しやすく温かいもの、わずかな時間でも眼を休めることの必要性を伝えました。
結果

今後

 この症状に対応施術で改善を確認しました。仕事も幾分は楽になったとの話です。施術間の自己管理方法を提案します。二週毎、三度目の施術ではっきりした症状の改善を確認しました。





(症例 16) 30代女性   
主訴
 背中が痛い。喘息
観察
確認

 呼吸が浅い、肩で息する。顔色がくすんでいる。

主対応

 自覚症状のある背部はやわらかな施術。仰向け、うつ伏せ、左右横向きでの施術で肋間への押圧を行ないます。仰向けでは乳房への押圧を避けます。うつ伏せでは下側の肋間、横向きでは上側の肋間への押圧をします。うつ伏せと横向きでは、それぞれ一箇所への押圧で対応します。

考察
 気長な施術が必要です。吸入薬などの使用で腎経に変動が生じていることもあります。骨格が弱っているので押圧時の加減が重要です。
結果

今後

 同様の症例でもその人によって症状改善の時期に大きな違いがあります。安易な見込みは持てません。腰部と下肢の冷えに注意する必要があります。

 本症例では週一度の施術、約半年でほぼ改善しました。別の症例では一年以上の期間が必要でした。





(症例 15) 40代男性 腰痛  
主訴
三日前に右足小指を物の角にぶつけ腫れて痛い、歩行も難しい。腰も痛くなってきた。
観察
確認

右足小指を物の角にぶつけた、その原因を考えます。単に不注意と結論しません。右下肢の動きに柔軟さを含め運動能力が低下していたと捉えます。

主対応

 小指(第5指)と関連する下肢後側中央に硬結を確認します。実変動であれば回復は早く虚変動であれば時間を必要とします。この症例は実変動です。
 対応は「仰向け膝倒し」と構造歪で左手指とそれに繋がる硬結部位への施術です。「仰向け膝倒し」の施術時に膝裏の硬結を確認し膝下に両母指をあて膝を位置より少し曲げます。

 この症例では大腸経の虚、膀胱経の実を確認。腹部で心包経の変動を感覚しました。下肢の冷えと職場などでの心理的緊張(不満など)の証意です。

気の出る指圧

 第五と第四足指間の硬結に指先押圧をします。症状部位の近くは手のひらで包むように支持します。保温にも配慮します。また構造歪対応で左手指間の押圧をします。

考察
 この症例は足小指をぶつけた現象の背景を身体機能の問題として捉える必要を訴えています。単に症状部位に湿布をすることでも軽快するのでしょうが少なくとも右下肢に何らかの運動機能低下があったと考えるほうが今後にとって望ましいと思います。対応によっては右下肢指をぶつけることが繰返し起きるかもしれません。
結果

今後

 腰への痛みが広がりは足指症状から、歩行のバランス異常と考えるか、症状以前にも表面化していないバランスの乱れがあったかを考えます。後者の場合として対応した結果、症状の改善を確認しました。この症状に関しては一回目の施術で解消です。最も大切な日常管理に戻って次回の施術は7日後です。





(症例 14) 20代女性 腰痛  
主訴
幼稚園事務。慢性的腰痛、坐り仕事も立ち仕事も一時間と出来ない。
観察
確認

右下肢胃経に強実変動確認。やや太り気味。足関節の運動制限。疲労感が強い。

主対応

下肢胃経の強実変動から足関節の運動制限それから腰痛に発展しています。主な対応施術は腰部・臀部と足関節周囲です。最も大切な対応があります。ここでクイズです。その対応はどういった内容でしょうか。

気の出る指圧

★〜★を選択してください。
甘味品の摂過ぎ。氷砂糖を一袋を毎日食べていたそうです。

考察
この症例は股関節に不具合の発生する以前で対応できました。対応開始時期によっては股関節の不具合を生涯抱える可能性があったかもしれません。
結果

今後

甘味品食べない、酸味のものを食べる。入浴で下半身を良く温めること





(症例 13) 50代女性 下肢痛  
主訴
7日前、不慣れな靴で歩き、左右下腿部に痛みを感じる。
観察
確認

膀胱経、大腸経、右下肢胃経に変動確認。

背部、脊柱脇にまばらに硬結。

主対応

1.横向きで背部、脊柱脇のまばらに硬結をやや深めに押圧。

2.上の施術後に続けて足関節周囲の動作制限に関連して足関節前側から外側へ細かく押圧。足底、母指付け根下の硬結は圧痛が強いので弱めに長めに押圧。(左右とも)

気の出る指圧

考察
この症例の場合、左股関節に変形がある。その点で下肢の痛み対応は重要度が高いと考えます。構造歪対応で上肢、手のひらの圧痛点(示指下)への押圧が必要です。
結果

今後

施術直後から歩行時の不具合解消。入浴剤(ドクダミなど)と厚手の靴下、入浴方法の工夫など足の冷え対策が大切です。この症状は単純な疲労に起因していますが症状と身体特徴との関係を考える症例です。





(症例 12) 70代女性 坐骨神経痛  
主訴
20年前にメニエル症との診断、治療。鍼治療で症状軽減、今も不安がある。現在は右坐骨神経痛で歩行に不自由がある。
観察
確認

膀胱経、大腸経、右下肢胃経に変動確認。右足関節の可動制限を確認(背屈)。

臀部から下肢の症状部位は硬結があるが押圧はやわらかく長めにします。

主対応

1.横向きで臀部の押圧が有効です。横頸部はやわらかく長めの押圧。

2.上の施術後に続けて足関節の動作制限を確認、関連する胃経への施術、圧痛点(足関節胃経)へ持続押圧のまま足関節の運動を痛みの小さい範囲でゆっくり行ないます。

気の出る指圧

続いて足底、母指付け根下の硬結を持続押圧します。

3、仰向けで頚椎調整を行ないます。

気の出る指圧

考察
”下肢の冷え”とくに古い捻挫に充分な対策が必要です。身体全体への影響は想像以上に大きいことがあります。
結果

今後

施術直後から歩行時の不具合解消。

入浴剤(ドクダミなど)と厚手の靴下、入浴方法の工夫など足の冷え対策が大切です。この症状は右足関節の古い捻挫に起因するもので、捻挫に対応する施術を行って有効を確認。症状とその原因との関係を見極めるべき症例です。




(症例 11) 20代男性建築営業 むち打ち症 
主訴
午前の営業活動、運転中に追突され、その場では症状がなかったが、夜間になって後頸部に強い痛みとともに運動制限がでた。
観察
確認

胆経、小腸経、三焦経に変動確認。信号停車中に後方より追突され、後ろを振返るときもう一度、頸部が強く伸展されたようす。

症状部位はやや熱感があるので直接の押圧は避ける方向とします。

主対応

1.横向きで肩甲骨周辺、臀部の押圧が有効です。頸部は触れる程度の押圧を行ないます。

2.上の施術後、頸部の動作制限が軽くなったのを確認後、痛みを伴わない範囲で頸部調整施術を行ないます。

気の出る指圧
圧痛部位を中指頭で押え、痛みが生じない範囲でゆっくり左右に動かします。 左右の可動範囲のさが小さくなるのを確認します。

3、頸部に柔らかい布で保温が有効でした。

考察
今後の対応は”下半身の冷え”対策です。更に手首に緩めのサポーターで保温が有効です。

入浴時、熱めのシャワーで頸部から背上部を温めます。

結果

今後

翌日以後、頸部の痛みは解消。

ドクダミを入浴剤として使います。残業が多く、睡眠時間も少ないのでそれだけ冷え対策が大切です。



(症例 10) 30代女性 不妊 
主訴
20代後半で結婚、妊娠しない。婦人科の治療を受けて、体温計測などもしている。
観察
確認
顎関節下の小腸経に虚変動、大腿部内側も同様。
腹部の温感が弱い。
主対応

1.この症例では腰痛の施術と同様の対応足指の扱き、足関節と足指間の押圧、股関節ゆらゆら術が有効です。仙骨部と仙腸関節への持続押圧(10秒以上)も必要です。

気の出る指圧

 仰向けで、左右の下肢を挙上して、抵抗が強くない方の足指関節の裏側を、母指と中指で挟み、第五指から母指まで関節のすぐしたから、中指頭で、母指は内外二点,他は中央あたりの一点です。

2.補完的には下肢の自動および他動運動を加えます。操体法施術も有効です。

3、腹式呼吸法の指導を行ないました。(就寝前に実施)

考察
”足の冷え”と”腹部の冷え”です。食事内容は身体を温めるものを選択します。

婦人科での治療成果が無いことに心理的落込みが強い。そのことに対処します。

結果

今後

3ヶ月後に妊娠確認、腹部に手のひらによる施術と下肢と上肢へはやわらかな把握押圧。横向き施術で背部と臀部に手掌で温める軽度の押圧。

夫には妻の精神的負担を強くしない工夫の必要性を話します。ついでのオマケで付添い夫の施術も行ないます。この方法は大変に有効手段です。無事出産、育児も順調。(よかった)




(症例 9) 20代女性 腰が痛い 
主訴
産後半年、腰に痛み、週に一度、治療を受けているが腰痛が解消しない。
観察
確認
内科で診療、薬服用中。
暑い季節で裸足、室内でも裸足で入浴よりシャワーが多い。
主対応

1.この症例では腰痛に関しての施術は足指の扱き、足関節と足指間の押圧、股関節ゆらゆら術です。顎関節にやや不調を感じるが当面は大きな影響を感じない。その対処は腰痛解消後に歯科診療を提案します。

2.補完的施術は頸部横、顎関節周囲、肩関節前側、母指周囲の硬結です。

考察

いわゆる”足の冷え”現象です。下肢の深部筋に強い緊張が継続して発生する腰痛です。重要な自己対処は入浴で下肢を温める事、就寝時に靴下を着用することなどです。

足の古傷が影響していることもあります。問診での確認が必要です。見当も必要なことです。

結果

今後

主訴である腰痛の解消は然程の困難ではないものとの見通しがありますが古傷の影響軽減には当人の理解を必要とします。腰痛解消後は一月か二ヶ月に一度の指圧施術が望ましいと感じます。

付き添いの夫にも古傷があり、その影響の大きさはこちらの方が大きく感じます。それなりの施術を一緒に行なっています。一方の施術よりも問題解決に貢献すると考えます。




(症例 8)70代男性 左五十肩 
主訴
70代男性、左五十肩と胃潰瘍
観察
確認
胃潰瘍は内科で診療、薬服用中。
左五十肩に関して、頸部後ろ上部に硬結。顎関節周囲の硬結。
主対応

1.胃潰瘍に関しての重点施術は背部反応部位(胸椎9〜12)の左右での硬結に手のひらでやわらかな押圧。

2.左五十肩に関しての重点施術は肩関節前側、上腕外側、母指周囲の硬結です。施術後は症状軽減。

考察

肩凝りと胃潰瘍などの内科疾患との関連性が一部で言われていると参考のために伝えます。歯科治療中と肩凝りとの関連について質問します。

肩凝り感の変化、進行中の歯科治療の期間などです。他診療との整合性を考慮する必要が有ります。

結果

今後

比較的、時間が掛かった歯科治療の終了後は左五十肩は短期間に軽快。胃潰瘍も薬服用の継続と施術の継続で軽快。

他診療との整合性を考えるとは他診療の障害とならない工夫です。施術をより柔らかく控え気味に実施します。




(症例 7) 50代男性 建築関係経営 
主訴
腰痛。20年前にギックリ腰、その後は季節の変わり目に行事のようにギックリ腰がおきる。
観察
確認
下肢とくに足指の動きが良くない。外反母趾の傾向が強い。背部大腸経に頼りない感じが顕著。
主対応

1.腹部大腸経の虚を重点に五四術。(仰向け)

2.下肢大腿部、腎経の実への支え押圧と同時に大腸経の虚に深い持続押圧。(うつ伏せ)

3.足指しごき操作(仰向け)

考察

1.乾燥ドクダミを入浴時に入れる。

2.就寝時の靴下着用

3.下肢保温

結果

今後
横臥姿勢で臀部の圧痛部位を丹念に繰返し押圧します。半身ドクダミ入浴で症状改善。習慣的ギックリ腰は発生していません。



(症例 6) 60代女性 医療関係 
主訴
右示指の腱鞘炎、屈曲に痛みを感じる。
観察
確認
症状発生から1ヵ月以上経過、湿布薬の貼付で対応していた。左腹部と左腰部下肢指に向うライン上に硬結を確認。腹部の施術(あおむけ)、左臀部の施術(横向き)が重点施術部位です。
主対応
左下肢、母指から第5指の指腹がわをしごきます。鋭い痛みを感じる部位なので柔らかな刺激を心がけます。
考察

1.右肘関節保温

2.洗面器などに熱めの湯を用意し、手のひらに軽く山盛りの塩をその中に入れます。左右の手を洗面器の湯に漬けてあたためます。(炎症の熱が無いことを確認します)

結果と
今後
一週間程度で軽快。下肢の冷えが主たる原因と考えました。



(症例 5) 20代女性 事務職
主訴
右半身の不自由。2歳の頃の疾患で左脳機能低下。
観察
平坦な道では右足にやや不自由を感じるが左右の足での歩行は可能。右手指は左と比べると可能範囲は小さいが動かすことができる。
確認
表情で左右差が大きくない。下肢、上肢共に左右差が大きくない。不自由な右ではなく左を施術の主対象とします。
主対応
一般的全体施術と足指と手指をそれぞれ六角柱とみなして各面に丹念な施術をします。頸部施術、脊柱横の施術はゆっくりやわらかく他より時間を長めにします。
考察

施術は左側を主とします。右へは弱い刺激を心がけます。

「自宅練習を提案」
1)左右の手で太目のペンを支持し画用紙に簡単な文字を書きます。(右手を左に固定)

2)次のステップは左右のそれぞれの手に太目のペンを固定し画用紙に鏡像の文字を書きます。

3)さらに次の段階では左右のそれぞれの手に太目のペンを固定し画用紙に文字を書きます。

註)はじめは左手主導で文字を書きます。その練習に十分な時間を掛けます。左手の動きを目で追い、右手の動きがはじめのうちは小さくとも徐々に大きくなるのを確認します。この練習前後に仰向けで両手を腹部に重ねて軽く当てゆっくり呼吸しながら楽しいイメージを持つように工夫すると更に高い練習の効果を期待できるかも知れません。

結果と
今後

右半身の不自由は解消方向、駅の階段を降りるとき、右足が出るはじめての経験で怖さを感じるとの感想がありました。

施術の主対象を不自由のある右に設定しないことを受術者の納得を得られるかどうか、十分な説明をします。




(症例 4) 40代女性 主婦  
主訴
習慣的便秘、特にこのところ状態が酷くめまいや吐き気もある。
確認
心理的不安定を脾経(土陰)の虚と心包経(火陰2)の実で確認
主対応

気の出る指圧

 軽く握った手拳で左右上腹部の4ヶ所を 右下腹部(右手拳)→右上腹部(左手拳) →左上腹部(右手拳)→左下腹部(左手拳)の順に、前の部位の押圧を抜きながら次の部位の押圧に移行します。

 腹部押圧を3〜5周繰返します。徐々に深い押圧を加えるようにします。下肢の保温と蜂蜜湯を飲むなども有効です。

 脾経(土陰)に五行相生相克、心包経(火陰2)に四行相生相克施術をあわせて行います。下肢の施術は強い痛みを感じやすいのでやわらかくゆっくりした押圧を心がけます。

「手拳・関節部での押圧留意点
手拳や示指の第2関節部で押圧する場合、接触時には押圧側肘関節をやや屈曲位にしておきます。押圧時に上半身を前にやや屈め気味に肘関節小指側を意識して伸展します。肘関節小指側で接触押圧して感覚になります。押圧の反作用が肩関節後側に感じるようにします。

この施術方法は「気の出る指圧 CD-ROM」に掲載してあります。

考察
この症例では症状が強かったので便秘対応施術を優先して行いました。
結果
施術の翌日、興奮気味にすっかり出てお腹がすっきりしたと爽やかな表情で報告がありました。



(症例 3)50代男性 運送会社管理職
主訴
2日前に荷降ろし時に荷台より転落、背を打って痛みがある。
観察
1)下肢の動きに左右差が大きい。

2)右肩の運動範囲が小さくなっている。

確認
1)背部胆経(木陽)硬結
2)腹部(火陰2)硬結
対応

1) 左股関節ゆらゆら術

2)ゆらゆら術:肩甲骨内 仰向け

3)ゆらゆら術 仰向け(頚部調整)

考察
結果
 骨折などがないことを確認後に施術します。ゆらゆら術で対応可能、痛みのある部位への施術はごく弱く、左右対称側への施術を主とします。頚部調整はこの施術の要です。



(症例 2)50代、男性、照明器具設計
主訴
一月前から胃が痛む、処方薬を服用しても症状の改善が無い。不安症状もある。
観察

1)声の振え

2)目線が落着かない

3) 手指の振え

確認
1)腹部火陰2(心包経)に深い虚変動
2)
後頚部水陽(膀胱経)強い実変動
対応

 精神症状を主訴としていましたが心包経の虚変動からは心身過労の要素が強いと考えます。不眠や不安症状、手指の振えそして目線の落着かない表面的現象に幻惑されることなく四行関連施術を主として下肢の保温に留意した施術を心がけます。

1)二火行 陰不足:火陰2(心包経)
★陰の不足の場合

不足陰領域と他火行の陽領域へ支持押圧をする。 火陰2の不足は:火陰2と火陽1への支持押圧をします。

2)ゆらゆら術:肩甲骨内 うつ伏せ

3)ゆらゆら術 仰向け(頚部調整)

考察
結果
押圧は緩やかにやわらかくします。責任感の強い受術者に対して施術中の会話にも十分な配慮が必要です。過労の原因について仕事の整理方法などの提案もします。



(症例 1)50代、男性、営業管理職 
主訴
二年前から右股関節周囲の重苦しさと痛み
観察
痩せ型、仰向け時に左足先が外に開く。
確認
1)足先が濡れて、冷えている。
2)土陰(脾経)硬結
対応

1)足指の扱き:母指と示指先で表裏から挟み上下に扱きます。強い痛みを伴う場合があるので始めは弱く徐々に強くします。

2)五行相生相剋 :考察参照

3)ゆらゆら術:腹側部(胸上部痛にも対応)〜左右同時に押圧、より硬い部位の押圧はそのままで反対側の押圧をやや緩めてから左右同時に押圧を2〜3回繰返します。

4)左臀部押圧:(右股関節痛に対応) うつ伏せで左を蛙(かえる) 下肢にして下部から右肩関節方向に押圧。

ゆらゆら術
腹側部
気の出る指圧
考察
 観察から土陰(脾経)硬結は五行相生相剋施術で深さを変えながら複数回繰返す。ゆらゆら術(側腹部)を加えるとさらに効果的。
その後
経過
2010/3/20追加

☆週に一度の施術、5回の後に隔週施術に変更。

☆右下肢足関節の表面的硬結と足指の汗の程度が軽くなって症状(右上股関節周囲の痛み) は軽くなっている。

☆表面的硬結の程度が軽くなって右足母指外側に古い凝りが表面化する。歩行時に違和感がある。当該部位と右大腿部内側中央の虚硬結に深い押圧を加える。

☆右足関節のやわらかく動く範囲は左と比較してやや小さい。歩行時に歩幅をやや小さめに工夫する対応を提案。主訴は軽減している。

その後
経過2

2010/4/3追加

☆隔週の施術
今日の術後、症状(右上股関節周囲の痛み) が当人の感想によれば当初の八分は軽減しているとの事。

☆右下肢足関節の既往症(捻挫)に対応して細かい硬結に指頭または指尖押圧をします。足裏の硬結に留意します。足三里脇に硬結があり足関節の動きに影響を及ぼしていました。そこに持続押圧をしました。

新規追加
☆右足底の母指側に自覚痛場所が生じました。この部位が捻挫跡と解釈します。其処より一横指踵寄りの部位に別な圧痛点があり、そこにやや強めの持続押圧をします。合わせて足関節中央部の圧痛部位に持続押圧をします。




 

(症例 0)50代、男性、企業経営
主訴

ギックリ腰で痛む。

気の出る指圧

施術前

気の出る指圧

施術直後

 

観察

1)立位で腰から右へ曲がっている。

2)低音に振え。(大腸経)

3)呼吸が浅い。(不安症状):痛みに起因するものとしては症状が強い。

確認
1)腹部金陽(大腸経)に深い虚変動
2)
腹直筋部(腎経)に強い実変動
対応
1)精神症状を伴っていました。心包経の虚変動も確認。不眠や不安症状から下肢の冷えが発生し、腹部腰部の異常に発展した。五行関連施術を主として下肢の保温に留意した施術を心がけます。

2)新指回し術(下肢)

3)膝倒し術

考察
結果
 緩やかにやわらかい押圧をします。経営者としての受術者が感じている責任の重さに配慮した養生法を考えます。



症例紹介