桃仁一仙指圧塾
桃仁一仙指圧塾/症例集
症例紹介
気の出る指圧・施術方法 

指圧施術を受ける方の場合、疲労感が出ることもありますが少し慣れると快適感覚に包まれるようになります。それが一週間から10日くらい続きます。快適日常こそ施術の効果です。
「メールフォーム」で施術に関する相談も受付けています。
このページの目次
後頚部痛
腰痛:足関節
股関節痛
疲労感
陽気対応
暑い!
肩が痛い
生理痛
頚部に痛み
左腰痛 追加あり
椎間板ヘルニア
五十肩
膝と股関節が痛い
疲労感
背中が苦しい
老い 頚椎変位ほか気の出る指圧NEW
背中が痛い
坐骨神経痛 腹部が凝り
右足小指の腫痛
『多忙』 肩〜頸部が痛い
腰痛20代女性
腰痛 背中と肩が
下肢痛
微熱 腰が痛く重い
メニエル
右腰痛 足が痛い
むち打ち症
頚部痛 冷え性
不妊
腰痛
足が冷える
腰が痛い
腰痛
腰と背中の痛み
左五十肩
表情変化
腕の挙上で痛い
20年前のギックリ腰
右肩捻挫
上腕部が痛む
右示指の腱鞘炎
尿路結石?
ムチ打ち後
右半身の不自由
歯の調子が悪い
血圧が高い
めまいや吐き気
左股関節が痛む
捻挫後遺症
背中に痛み
慢性疲労
高齢腰痛
不安症状
PMS
右臀部痛
右股関節周囲痛
疲労感
肩関節と頚部が疼く
ギックリ腰
後頚部痛
腰痛レポート


指圧師・桃仁一仙、四十年に及ぶ治療活動で開発・創案した効果的施術の実際と症例紹介をしています。

 


(症例 67) 気の出る指圧NEW
主訴

 30代女性、整体師、腰が痛く、腹部に硬結がひどく冷感が強い。頚椎変位も顕著にある。心理的負担が強い。

観察
確認

 腹部全体に硬結が深く強い。下肢は左足関節と下腿部と足指関節周囲の硬結が顕著で硬い。前項及び前々項と同じく下半身の冷えとの単純な括りは対応が難しい。

 大腿部内側の硬結と恥骨結合の左右バランスを確認・対応することは前項と及び前々項と同様に行う。腹部に関しては硬結の拠って来る因に如何にして対処するかの発見と工夫をします。

1)10代の頃の左足関節の捻挫。
2) 小学校時代、運動会練習時での落下で腰を打ったこと。
3)気温変化の速さと陽気不順の影響。

主対応

重点部位
1)坐
(症例 25) 後頚部痛 :での施術方法
(その1)

 患者は坐位で、その頚部の圧痛点(前、横、後)を一方の母指で押圧した状態で、他方の手の掌に患者の顎をのせ、運動痛がない範囲で左右にゆっくりまわします。


気 指圧

(その2)
  患者は座位で、各手指を中立位カラ左右に回し、動きやすい側に回し、そこから背屈しそのまま支持し、もう一方の手指で患者の頚部の硬結または圧痛部を押圧します。硬結の位置と指の関係は母指・示指:前頚部、中指、薬指:後頚部、小指:横頚部。

気 指圧


2) 横向き
 前腕を背部側に引き、肩甲骨に隠れた部位へ指を差入れ、押圧をします。関節の可動範囲に充分な配慮をします。

3)腹部八門術とスクエア術
 鳩尾下を支え、臍周囲に八門術を行います。

考察

 下肢が冷えやすい、生理痛、排卵痛もあり、逆上せ易い。靴下の選択と一部加工した靴下の着用などもある程度は有効です。

 発芽玄米は便秘対応に有効で症状の軽減方向に作用します。腹部保温に手拭を当てるのもそれなりの効果があります。症状の解消は困難なので定期的施術が現実的であると同時に望ましい対応です。

結果

今後

 症状に対応して、月に2〜3度の施術で対応しています。温まる食事内容の工夫など当人の自覚と生活の工夫を必要とします。

 「足指扱き」も有効です。指導して当人の実践も有効です。完治の無い症例ですがそれと如何に付合うかに施術者と患者さんとの相互信頼関係が重要な要素となります。




(症例 66) 気の出る指圧NEW
主訴

 30代女性、整体師、腰が痛く、腹部がひどく固まり凝り冷たい。鼻水、咳、頭に膨張感あり。心理的負担が強い。

観察
確認

 腹部全体に硬結が深く強い。下肢は足関節と下腿部と足指関節の動きが硬い。前項と同じ下半身の冷えとの括りは対応が難しい。

 大腿部内側の硬結と恥骨結合の左右バランスを確認・対応することは前項と同様に行うが腹部に関しては全体的硬結に如何に対応するかを工夫する必要があります。

主対応

1)重点部位
◎仰向け
  腹部八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加え、屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ揺らしを加えながら近づけ、同時に三指押圧をより深く、より股関節に近くします。全身への基本的調整をこの施術で行います。三指押圧を加える左右下腹部の軽度硬結部位から始め、徐々に強または深硬結部位に押圧します。とここまでは前症例と同じ表現文ですが、始め押圧時に如何に指を寝かして柔らかい押圧を行うかを考えます。徐々に深い押圧を可能にする環境を調えます。指の寝かし方と共に押圧の深さを工夫します。生体の反応が訴える安全範囲のところを感覚します。

横向き位
 足指と足関節周囲、ほぼ仰向け施術を補う程度の範囲で対応します。臀部と腰部の硬結に中程度の押圧をやや短めの押圧をします。いくらかの軽減します。

考察

 下肢が冷えやすいこと、生理痛もあり、夏季の冷房が身体に堪える。靴下の選択と一部加工した靴下の着用などもある程度は有効です。

 腹部保温に手拭を当てる。便秘気味な時期、可能であれば食事に発芽玄米も有効です。

結果

今後

 症状に対応して、不定期ですが月に一度程度の施術で対応していますが、改善はまだ難しいところです。当人の自覚と生活の工夫を必要とします。

  腹部手術の古傷が強く影響しています。その部位への施術は浅く・柔らかく、深く静にの必要な工夫です。手のひらだけではなく三指押圧を柔らかく行う工夫です。




(症例 65)
主訴

 30代女性、整体師、腰が痛く、足や腹部が冷たい。左肩〜頸部が痛い。

観察
確認

下腹部から腹部中央に硬結が強い。下肢は左足関節と下腿部と足指関節が硬く可動範囲が狭い。下肢の冷えとの括りでは理解しやすいと言えない。個別に判断の対処の方法は足指〜足関節〜下腿部の範囲で硬結に対応する。大腿部内側の硬結と恥骨結合の左右バランスを確認・対応する。

主対応

1)重点部位
◎仰向け
  腹部八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加え、屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ揺らしを加えながら近づけ、同時に三指押圧をより深く、より股関節に近くします。全身への基本的調整をこの施術で行います。三指押圧を加える左右下腹部の軽度硬結部位から始め、徐々に強または深硬結部位に押圧します。

横向き位
 足指と足関節周囲、足関節の痛点に押圧を加えながら足指を扱きます。始め弱く、徐々に強くします。臀部と腰部の硬結がいくらかの軽減します。

坐位
 
症状を訴える側よりも反対側の肩上部から肩甲骨内側、後頸部に硬結を確認します。術者は一方の手で前頭部の支えを確実にし、患者の後側に位置し他方の手指で硬結に押圧します。この時、硬結が浮き上がるように患者の頭部を左または右に動かして確認後に押圧します。

考察

 下肢が冷えやすいこと、生理痛もあり、冬季の暖房と夏季の冷房を控えていて下肢の冷えがあります。職場でさらなる工夫が必要です。

 日常の便秘気味の対応は温まる食事内容を考えます。発芽玄米が有効です。

結果

今後

 症状に対応して、不定期ですが月に幾度かの施術で対応していますが、改善はまだ難しいところです。当人の自覚と生活の工夫を必要とします。
  左足関節の古傷が強く影響しています。その部位を如何に温めるかも必要な工夫です。




(症例 64)
主訴

 30代女性、PC事務関係、非正規職員を数年。腰が痛く、足や腹部が冷たく背中と肩が凝る。

観察
確認

 仰向位で下腹部が膨満気味、緊張が強い。下肢は足関節、下腿部と足指関節が硬い。同様の症例は提示してあり、下肢の冷えであることは理解しやすい。しかし、その対処の方法は個別に判断します。

主対応

1)重点部位
◎仰向け
  腹部八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加えながら屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ揺らしを加えながら近づけ、同時に三指押圧をより深く、より股関節に近くします。全身への基本的調整をこの施術で行います。

横向き位
 足指周囲への施術は足指と足関節の関連部位にしごきをしながら押圧をします。痛感が強くなり過ぎないようにゆっくりやわらかな施術をします。臀部と腰部の硬結軽減を確認します。

2)その他
 症状の深刻さに当人の日常生活の部分的改善を含めた対応が必要であることをすこしづつ納得してもらうようにします。

考察

 仕事環境において下肢が冷えやすいことが最も大きな要素です。夏季の冷房、冬季の暖房はともに下肢の冷えに繋がります。職場で可能な範囲での服装の工夫が必要です。女性と言うことでの制約があるようです。

 当然の結果としての便秘と下痢の対応は温まる食事内容が必要です。 大根鍋などは安価で作りやすく有効的です。

結果

今後

 症状は月に二度の施術を目指しましたが実現はまだ難しいところです。下着等の工夫、入浴剤も考えて日常生活の改善に向う切欠を掴めればと思います。




(症例 63)
主訴

 40代男性、精密機械工作下請け。経験20数年。腰が痛く重い、長い時間立っていることが出来ない。旋盤加工が辛くて出来ない。

観察
確認

 仰向けで下腹部が膨満気味、緊張が強い。下肢は下腿部が硬く、足関節も動きがぎこちなさがある。下肢の冷えであることは理解しやすいが対処の方法は・・・。

主対応

1)重点部位
◎仰向け
 
前症と同じに腹部八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加えながら屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ揺らしを加えながら近づけ、同時に三指押圧をより深く、より股関節に近くします。

 足指周囲への施術を丹念に行う必要があるが、痛感が強いのでやわらかめな刺激になるように、と同時に短めに施術する。足関節に関する施術は次回以降に持越します。

 足関節に関して足母指の付根あたりを押さえ外上方へのすりあげ気味の押圧、足四指の上方関節部へ内上方へのすりあげ気味の押圧をすると臀部硬結の軽減を確認しました。

その他
 症状の深刻さと対処技術の難しさは比例しません。難しいのは症状の因って来る内容を如何に理解してもらえるかです。

考察

 仕事環境において下肢が冷えていることの自覚が無いことが最も大きな要素です。腹巻、靴下、履物、下着の工夫を伝えます。

 他には便秘対応の食事を薦めました。家で、転失気(てんしき)のあまりに強烈な臭いに飼い猫が部屋から跳びだして逃出したそうです。

結果

今後

 症状は週に一度の施術、ほぼ一月で改善しました。下着等の工夫を忘れず、入浴剤も考えて日常生活の改善に向えばよろしいところです。

 ままあることですが、東洋医術は症状対応や病的状態改善を目的とするとばかりではありません。より良い日常生活の手助けが最も大切な目的です。




(症例 62)
主訴

 30代女性、整体施術者、経験10年。事務職。下肢が冷えやすく左右下腹部に硬結が発生しやすい。

観察
確認

 仰向け位で下腹部が緊張している。下肢は冷感が強い。食欲はもともと少食で変化なし。低血圧で午前中は仕事をすするのが苦痛。足先の冷感が強い。足先の冷えと共に下腹部の冷感と緊張に問題点を見ます。

主対応

1)重点部位
◎仰向け
  八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加えながら屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ揺らしを加えながら近づけ、同時に三指押圧をより深く、より股関節に近くします。職場環境の影響による下肢の冷えに何らかの対策が必要です。
 足関節周囲への施術において捻挫経験のある左足関節を捻挫方向と逆の方向に支持して踵周囲の硬結に細かく母指先押圧を
します。圧痛を感じるのでやわらかく繰返し押圧します。右足関節についても足関節周囲への細かい押圧が重要です。足指関節に関しても動きの状態を確認して調整を試みます。

 足関節に関して足母指の付根あたりを押さえ外上方へのすりあげ気味の押圧、足四指の上方関節部へ内上方へのすりあげ気味の押圧をすると臀部硬結の軽減を確認しました。

◎横向き位
 腹部の臀部に近い部位・臀部が重点部位です。とくに臀部は仙骨際への押圧を慎重に行います。臀部施術はやや強めの持続押圧をします。大腿部施術はほぼ90度の屈曲位に支持して一方の手で持上げながらの押圧を行ないます。

◎うつ伏せ位
 横向き位での施術と同様に仙骨際への押圧が重要です。それと仙骨孔への施術を慎重に行います。臀部施術において表面的硬さより、押圧抵抗を測り、抵抗の強い部位へやわらかく深くそして長めの押圧を心掛けます。

考察

 子供の頃に左足関節の捻挫、小学校高学年時に運動会の練習で組体操で落下して腰を打った。腹座布団をすることで幾らかは軽減するが、この時期の陽気変動の速さに足関節と臀部に痛みを感じています。

 この症例は充分な回復よりもより良い状態を保つ施術を考えます。定期的施術が必要な症例です。痛み止め薬の服用は生理痛時に役立つようですが、この症状には然程の効果は期待できない結果と言えるようです。

結果

今後

術後には状態の改善がありましたが、右足関節の古い捻挫と体育授業中に腰を打った事による影響があります。定期的施術が必要と言える症例です。

日常生活において、下肢と足関節保温をする工夫が必要です。靴下、下着、腹巻、足関節を温める懐炉など可能な方法を工夫します。日常生活では入浴剤(市販可)の使用、就寝時に夏季でも保温します。




(症例 61)
主訴

 30代女性、事務職。仰向け位で膝関節が数センチ浮いている。冷えやすい。

観察
確認

 仰向け位で下腹部が緊張している。下肢は冷感が強く顔色もすぐれない。声は落着いている。足先の冷感が強く靴下の重ね履きをしている。足先の冷えと共に下腹部の冷感と緊張に問題点を見ます。

主対応

1)重点部位
仰向け位で
八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加えながら屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ揺らしを加えながら近づけ、同時に三指押圧をより深く、より股関節に近くします。職場環境の影響による下肢の冷えに何らかの対策が必要です。

2)その他の対応
 うつ伏せでの臀部施術において表面的硬さより、押圧抵抗を測り、抵抗の強い部位へやわらかく深くそして長めの押圧を心掛けます。

横向き施術でも臀部施術はやや強めの持続押圧をします。大腿部施術はほぼ90度の屈曲位に支持して一方の手で持上げながらの押圧を行ないます。

下腿部は左右の手のひらで包み込むように押圧をします。

足関節周囲への施術は母指・示指・中指により細かく対応します。一方の手で持上げながら支持します。

考察
 職場環境の影響が強いので、充分な回復には難しさがあります。腹座布団などの工夫を考える症例です。前症例と同様に症状部位の保温、就寝時の服装など、今後に必要な工夫が沢山あります。
結果

今後

施術前は仰向けで下腿部が床からはっきり浮いていましたが術後にはほぼ状態が改善しました。

日常生活の工夫、職場における服装も改善する必要があります。可能な範囲を考えることです。日常生活では入浴剤の使用、就寝時に夏季でも湯たんぽを使うなど足を温める方法を考えます。



(症例 60)
主訴

 30代女性、事務職、職場環境の影響が作用して腰から足にかけて冷えを強く感じる。

観察
確認

 仰向け位で腹部が膨満していた。下肢に冷感が強く顔色もくすみやや黒の傾向があった。足先は冷たく靴下の重ね履きも効果が無かった様子。

 足先の冷えと共に腹部の膨満に問題点を見ます。

主対応

1)重点部位
仰向け位、
八門術とスクエア術、左右下腹部に三指を立てた押圧を加えながら屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ近づけまた緩めを行います。同時に三指押圧をより深くしていきます。この方法は幅広く適用可能な施術です。

 腹部に硬結を感じても、その部位のみに集中した押圧をせず、その周囲にやわらかな押圧を繰返します。この症例では足指と足関節周囲はとくに痛みを強く感じる部位なので、やわらかな持続押圧を心掛けます。心理的にやや不安定を抱えている話し方にも留意します。

2)その他の対応
 
 重点部位施術と重なる内容ですが、うつ伏せ位では肩関節関節と頚部へやわらかな押圧を行ない心理的緊張を和らげます。腰部、臀部へはやや強めの持続押圧をします。下腿部へは包み込むように手のひら押圧をします。

考察
 職場において如何なる服装を考えるか、効果的腰部の保温を如何に行うか、就寝時の服装は如何すればよいかなどんど、今後に必要な工夫が沢山あります。
結果

今後

 施術前は足裏に汗があり全体的な冷感、施術後は足先に冷感と汗が残りました。施術の方向性はよろしいのですが、日常生活の工夫、職場における服装も考える必要があります。改善する可能性が充分にあると思います。日常生活の工夫では入浴の方法、入浴剤の工夫、就寝時に下肢を温める方法を考えます。




(症例 59)
主訴

 50代男性、照明設計関係従事。約一年前に食道静脈瘤の手術を受ける。肝障碍と診断を受けた。

 今回の主訴は仕事中に耐えられぬくらい腰が痛くなる。パソコンワークのために手を机の上に持っていくと一時間が限度で腰と脊柱上部の右側が痛くなるとのこと。

 レントゲン検査を受け、腰痛に問題があると言われたとのこと。腰と脊柱上部の痛む場所に温湿布を貼って対処してもほぼ変化が無かった、とのこと。

観察
確認

 仰向け位で腹部が膨満していた。下肢に冷感が強く顔色もくすみやや黒の傾向があった。足先は冷たく靴下の重ね履きも効果が無かった様子。

 足先の冷えと共に腹部の膨満に問題点を見ます。

主対応

1)重点部位
仰向け位、
八門術とスクエア術、スクエア。前症例と同様に左右下腹部に三指を立てた押圧を加えながら屈曲位に支持した膝関節を腹部側へ近づけまた緩めを行います。同時に三指押圧をより深くしていきます。

 既往症として右下腿部の骨折があり、その部位と足関節の動く範囲を改善します。

2)その他の対応
 
下肢、腹部の冷えが強いことで、下着について尋ねると幅広ゴムを使用したものとの事。細いゴムを2本使用している下着に変更を提案、さらに二本のゴムのうち下一つを抜いて上側のゴムをやや長めに入れなおす加工を薦めました。

考察
 どの様な下着がその人に適しているか、またそうでないかを考えることも施術の範囲なのかどうかはともかくとして症状対応の方法として考える必要はあると思います。
結果

今後

 下着の変更とゴム入替えが有効だったのでしょうか、症状は軽減しています。骨折後遺症や肝障害に対応して定期施術を行います。

 気温変化の速さに身体の対応が追いつきかねて下肢の冷えに止まらず諸所に影響を及ぼしています。呼吸の低下、頚部の痛み、肩凝りなどを訴える患者さんもいます。今の状況で下肢の冷え対策は靴下着用もさりながら下着のゴム調整が必要です。



(症例 58)
主訴

 60代男性、医療関係従事。登山中に足元がすべり、とっさに右手でカバーした。右上腕部の腱に部分断裂が生じた。肩関節の運動制限がある。

 肩関節治療期間中に交通事故で横方向からの衝撃を受けた。頚部と左上腕部に疼痛と運動制限。

観察
確認

 初めの症状対応で右肩関節から上腕、前腕までの硬結を確認。仰向け位で上肢を頭側に挙げにくい、90度までは無理。週一回、数回の施術で上腕部の硬結が軽度に変化。

交通事故に拠る影響は左上肢と頚部にあり、左背部にも硬結を確認。

運動制限時の痛む部位の表面的硬結の範囲も確認。硬結の端を押えます。

主対応

1の1)重点部位
横向きで臀部を続いて左上肢を後側へ引いて支えて側胸部と腋下の硬結へ押圧。肩甲骨を浮かせながら上部脊柱横と肩甲骨周囲へ押圧。 (交通事故に関する対応)

1の2)重点部位
仰向け位で右上肢を60〜80度くらい頭側にゆっくり動かして肘関節周囲の硬結に把握押圧。施術の回数が進べば肩関節近くの硬結にやわらかい把握押圧をします。

2)腹部と下肢
 腹部は仰向けで八門術とスクエア術、続けて膝関節を屈曲位にして屈曲した側の、下腹部(ソケイ部)に三指押圧をしながら膝関節を腹部側へ近づけまた緩めを繰返します。

足関節周囲、足指の押圧をやや弱めに行います(圧痛が強い場合)。足関節の可動範囲の拡大を確認。この症例はうつ伏せ位の施術を行いません。

考察
 これまでの当人の歴史を感じます。学生運動選手であった時期に右上腕と肩関節に負荷が強かったようです。そうした影響はこの場合でも考える必要があります。
結果

今後

 施術を繰返し、症状は軽減方向に向っています。週に一度の定期施術が有効です。自己管理が今後に大切です。腹部、下肢の保温と長袖下着の着用などです。

 この症例は施術内容と共に患者さん自身の自覚に負うところの比重が大きいものです。しっかり説明出来るように内容の把握を的確に行います。




(症例 57)
主訴

50代男性、建築業従事。数年前までに数回の追突事故、左手で後側の物を取ろうとすると上腕部が痛む。ムチ打ちに関しては湿布とカラーの治療を受けた。

観察
確認

 左肩関節から上腕、前腕までの硬結を確認。運動制限時の傷む部位に表面的硬結確認。交通事故のときの状況は停車中に後からの追突、左右後頚部にも硬結はあるが、当面の対症施術の対象は左上肢です。

主対応

1)腹部
腹部八門、腹部スクエア、木ー金 対応押圧(陰陽)
この施術で下肢の状況を測ります。症例では足関節の可動範囲に制限があり、昔の捻挫あとと感じます。この部位への施術も行います。

2)重点部位
横向きでは臀部から始め、上肢を後側へ引きながら側胸部の硬結にやわらかい押圧、つづけて上肢上腕部の硬結を掴み押圧をします。

仰向けで膝関節を屈曲位にして、膝関節下と周囲、前面と後側を足関節を動かしながら押圧します。足関節周囲へは下腿部下側を支えて押圧、足指へも同様に押圧します。ほんの少しですが、足関節の可動範囲の拡大を確認します。

考察
 発症後いろいろなところで手あてを受けたとのこと、多忙のため時間もとれないと嘆いていました。ともかくは運転時、日常生活に支障がないまでの回復が必要です。上肢の冷え対応も必要になります。
結果

今後

 術後は症状の軽減を見ましたが痛みはスッキリとは消えていない。施術の内容はよい方向と思います。定期的施術と患者さんの自己管理が今後に大切です。腹部、下肢の保温と長袖下着の着用などです。

 この症例は訴える症状解消は充分に可能な範囲と思います。当人の自覚に負うところが大きいのは当然です。今後の身体管理も兼ねて、多忙な人なので月に2度の施術を薦めました。



(症例 56)
主訴
40代女性、医療従事。十年くらい前に追突事故でムチ打ち。湿布とカラーの治療を受けた。右上背部に痛みを伴う動きの制限を感じる。よく眠れない。
観察
確認

 右肩関節に運動制限。上腹部から中央にかけて硬結。下肢大腸経と胆経硬結がある。 交通事故のときの状況が背部硬結(右背下部)に『とっさに横に姿勢を変えた』行動が残っていました。

主対応

1)腹部
腹部八門、腹部スクエア、木ー金 対応押圧(陰陽)

2)重点部位
横向き(1)とうつ伏せ(2)背部の硬結部位に柔らかめの持続押圧。仰向けで膝関節の屈曲角度を深くー浅くと共に下腿部中央ラインを押圧。足関節を背屈・底屈とともに踝周辺に母指押圧。

考察
 発症後時間が長いので日常生活に不自由の無い程度への回復を目標にします。肘関節・手関節・手指の冷え対策も工夫します。古い靴下を適当に加工して保温用に用います。
結果

今後

 術後、まぁまぁの範囲に落着く方向が見えました。定期的施術が必要と思います。当人の自己管理も重要な要素です。

 症状解消は大切ですがそれが無理ならば適度なところを目標にします。術者と被施術者との信頼関係が問われる症例です。




(症例 55)
主訴
年令は60歳男性、医療従事。降圧剤を服用しているが頚部から上が暑く感じて血圧が高くなる。
観察
確認

 右肩関節に痛みを伴う運動制限がある。会話でやや上ずりがある。腹部中央からやや下あたりに硬結を確認。下肢全体に軽度の浮腫みがある。

主対応

1)腹部
やわらかい持続押圧、特に下腹部の硬結状況の変化に留意する。

2)足指と足首関節
足指を上下と左右の方向から挟むように押圧。はじめは圧痛が強いのでやわらかく徐々に強くする。足関節外側を伸展させながら細かく圧痛ポイントへ押圧します。はじめやわらかくj徐々に強くは足指と同様。

考察
 下半身の保温は大切ですが同様に頚部の汗にも対応することが必要です。
結果

今後

 術後、血圧も脈拍数も安全範囲に落着きました。これまでの主訴である肩関節の可動範囲もやや回復。

 症状解消は大切な施術目標ですがそれに捉われすぎるのも適切な施術から離れる危険があります。いつにても表面的な症状ではなく望診および切診の重要性を忘れないことが肝要です。




(症例 54)
主訴
右臀腰部〜膝関節にかけて痛み、歩行困難。年令は60歳。
観察
確認

 足関節の状態を確認して、右関節捻挫を繰返し、単に湿布のみの対応をして一時しのぎを繰返していた結果右下肢に現症状が現れたもの考える。右下肢のみならず左下肢にも硬結が見られることから左足関節にも捻挫経験があると推定します。

主対応

1)下肢・臀部
A)施術の重点は仰向けで右側足指、指間操作と足関節周囲への押圧を膝関節を90度に屈曲した状態で行ないます。
B)横向き姿勢で左右臀部の押圧を行ないます。圧痛点があるのでその周囲への押圧を充分に行なった後に圧痛中心部位への持続押圧を行います。

2)腹部・・腹部右側の硬結に
腹部押圧はやわらかく持続押圧を行ないます。腹部も右側に硬結があり、其処に持続押圧をします。
A)腹部八門、右下腹部

考察
 下半身の保温と入浴時の半身浴を薦めました。
結果

今後

 患者さんは40代で営業形態を変え、無理に無理を重ね、捻挫で足関節が痛んでも湿布で誤魔化しつつ多忙の日常を過した。その結果、足関節より上位関節に負担が大きくなって痛みを発症したと解釈します。この症例も前症例と同様に昔の過酷な経験が身体の深いところに冷えとして記憶されていたようです。

 常識的には症状部位への施術を優先しますが、そうした治療が功を奏さない結果として紹介された患者さんです。表面的な症状ではなく望診・切診で確認して施術を行うべき部位を確認する必要性と重要性を認識する症例でした。




(症例 53)
主訴
腰部、臀部から下肢にかけて痛み、歩行困難。年令は90歳。
観察
確認

 昔の数十年前の経験が影響した症例です。
足先、下肢に強くまた全身にも冷えの影響を感じました。筋肉に弾力が少なく皮膚が弛みを持っていました。

主対応

1)下肢・臀部
A)膝関節をやや曲げながら仰向けで足指、指間操作と足関節周囲への押圧を繰返しました。
B)上肢と手指を押圧。続けて指間へ指先で圧痛部位へ押圧します。

2)腹部・・腹部左側の硬結に
腹部押圧はやわらかく持続押圧を行ないます。
A)腹部八門
B)腹部スクエア:下腹部重点

考察
 ロックでの飲酒よりお湯割りを勧めます。
結果

今後

 患者さんが影響を考慮しないような昔の過酷な経験がありました。まるまる一昼夜を海に浸かって救助を受けた戦時中の経験が身体の深いところに冷えとして記憶されていたようです。

 常識的にはそんな昔のことが影響するとは思いませんが、過去にも同様のことがありました。施術者は表面的な常識にとらわれず、施術で確認する必要があります。




(症例 52)
主訴
右臀部から下肢にかけて鈍い痛みがある。
観察
確認

 2012年から2013年の寒期は例年より寒さです。当人が忘れているような昔の古傷でも影響する事があります。前症例と同様に本症例もその一つです。
 左右の足関節の動きを比較します。右の範囲が左と比較してやや制限範囲が強いようです。

主対応

1)下肢・臀部
A)横向きで足指操作、指間操作、足関節操作。足関節周囲の施術。左を先に右も行ないます。
B)右下肢をやや開いて臀部の圧痛部位へ押圧します。膝関節をやや曲げながら同様に押圧します。

2)腹部・・腹部左側の硬結に
A)腹部八門
B)腹部スクエア:右下腹部重点
C)四行・五行:金陽の実

考察
 下肢の保温またはカイロにて温めます。
結果

今後

 患者さんが忘れているようなずいぶん前の古傷でも影響する事があります。施術者がその状況を読取ればより良い施術が可能になります。影響する場合が少なくありません。この症例では上肢には症状が発生していませんでした。左上肢の施術で確認できました。





(症例 51)
主訴
左肩関節と頚部が疼いて辛い。
観察
確認

 2012年寒期は急な気温変化が強く影響しています。古傷が疼くなどの症例も多くありました。本症例もその一つです。
 下肢指と手指間の硬結、足関節に硬結。動きにも制限ある。左右肩関節周囲に強い硬結。

主対応
1)腹部・・腹部左側の硬結に
A)腹部八門
B)腹部スクエア:左下腹部
C)四行・五行:金陽の実

2)下肢
A)横向きで足指操作、指間操作、足関節操作。足関節周囲の施術。

3)上肢・肩関節
A)症例の場合、左手のひら示指の下あたりの刺し傷(10数年前)と左前腕の骨折経験(50年くらい前)のあたりに硬結、圧痛があります。圧通部位を囲むように周囲からやや弱めの押圧をします。左右対称の関連操作も重要です。上下関連操作として前項施術も行ないます。

考察
 今年の急な寒さで古傷の影響負担が大きかった。葛湯など身体を温める食物を摂るように工夫します。上半身で感じるのぼせに留意しながら腹部・下肢の保温またはカイロにて温めます。
結果

今後

 古傷はその時点での手あてが適切であっても、時の経過があっても生体に影響する場合が少なくありません。上肢から下肢への影響波及は症例49と対照的です。





(症例 50)腰痛レポート



(症例 49)
主訴
左股関節と腰が痛い。疼いて辛い。
観察
確認

 2012年暑期は下半身の冷え現象が強く特徴がありました。かつての古傷が疼くなどの症例も多くありました。本症例もその一つです。
 下肢指と指間の硬結、足関節の動きに制限ある。左肩関節前側に強い硬結。呼吸が浅くなっている。

主対応
1)腹部・・腹部左側の硬結に留意します。
A)腹部八門:虚実の見極め。この症例では膀胱経の実変動
B)腹部スクエア:腹部右側の虚変動に留意。
C)四行・五行:水陽実に対応。

2)下肢
A)仰向け、足指操作、指間操作、足関節操作。足関節周囲の施術。
足関節周囲の施術例は施術方法ページに近日公開予定です。

4)腹部・腰部保温
A)腹座布団を使用。下腿部の保温。 
B)乾燥ドクダミやヨモギを入浴剤として使用。

考察
 今年の暑さで冷果を食べる機会が多く消化器に」負担が大きかった。葛湯など身体を温める食物を摂るように工夫します。身体表面で感じる暑さに惑わされずに腹部冷えの対応は確実に行なう必要があります。
結果

今後

 もっとも重要なことは下肢の冷え、腹部の冷えの対応です。入浴時に乾燥ドクダミや匂いが気にならなければニンニクを入れると温まります。

 昔の怪我が影響する事を実感します。右足関節の捻挫では右腰や股関節周囲の凝りと鈍い痛み、左足関節の怪我では左側に同様の痛み。上肢まで波及すると左右が入替わる事が少なからずあります。それらの現象にも充分な対応する施術を考えます。




(症例 48) 
主訴
 この症例のように2012年暑期に疲労感を訴える人は少なくありません。辛い暑さです。対人関係の仕事をするのが苦痛、医療関係の60代後半の男性。食欲不振、睡眠不足を訴えます。
観察
確認

 下肢指と指間、背腰部に冷えに起因する硬結が強い。肩関節前側から後頚部つながる硬結を確認。下肢血液循環に不充分な状況。

主対応

1)腹部・・腹部の硬結に留意します。
a)仰向け:腹部八門、腹部スクエア、五行、四行
b)横向き:横・前頚部、顎関節周囲、 肩関節周囲、臀部、股関節部。

2)下肢
a)仰向け:足指操作、指間操作、足関節操作、足関節周囲の押圧。

4)腹部・腰部保温
a)腹座布団、入浴時間をやや長くして温める。

考察
 葛湯など身体を温める食物を摂る。腹部にタオルを当てるなど冷えに対応。
結果

今後

 入浴時に乾燥ドクダミやヤナギの枝(市販品)の煎汁をいれる。ニンニク卵黄も効果があります。施術していると時を経過した怪我が影響する現実に驚きます。外科手術も外傷の一種です。それらを聞いて人それぞれの対処方法を考えます。

 訴える症状は「疲労感」と漠然とした内容でも一人一人でその内容は異なります。一通りの全身施術をして、それで良いとはいい難いことも少なくありません。




(症例 47) 
主訴
 2012年暑期は辛い暑さです。疲労を強く、仕事をするのが苦痛に感じる事が少なくありません。食欲も少なく体重も予定より早めに低下しました。尿路結石の経験あります。60代男性。
観察
確認

 充分に対応しているが下肢指と指間に冷えの硬結が強い。肩関節前側に強い硬結を確認。呼吸が浅くなっている。膝から下の皮静脈が浮いている。

主対応
1)腹部・・下腹部の硬結に留意します。
A)腹部八門
B)腹部スクエア
C)五行

2)下肢
A)仰向け、足指操作、指間操作、足関節操作を行ないます。足関節周囲の細かい施術。
B)膝倒し操作を行ないます。

4)腹部・腰部保温
A)腹座布団を使用。 
B)入浴時間をやや長くして、その時間で膝下までを湯に漬けて温める。乾燥ドクダミを入浴剤として使用。

考察
 今年の暑さで冷果を食べる機会が多く消化器に」負担が大きかった。葛湯など身体を温める食物を摂るように工夫します。身体表面で感じる暑さに惑わされずに腹部冷えの対応は確実に行なう必要があります。
結果

今後

 もっとも重要なことは下肢の冷え、腹部の冷えの対応です。入浴時に乾燥ドクダミや匂いが気にならなければニンニクを入れると温まります。

 昔の怪我が影響する事を実感します。右足関節の捻挫では右腰や股関節周囲の凝りと鈍い痛み、左足関節の怪我では左側に同様の痛み。上肢まで波及すると左右が入替わる事が少なからずあります。それらの現象にも充分な対応する施術を考えます。




(症例 46)  
主訴

 30代女性、施術師。仕事環境で冷えやすい。

観察
確認

 左股関節の可動範囲にいくらかの不都合があり、腰痛が起きやすい。仰向け、うつ伏せでも下肢の状態に左右差がある。

主対応

足指間と足関節
左右の足関節と足指間への施術。遠い昔の捻挫経験側(左)に痛みが強い。その側の圧痛点を細かく母指頭または指尖で押圧します。足関節操作も行なう。特に足関節内側に圧痛点があり、その部位へはやや長い押圧時間が必要です。★前症例とと同様に左足関節の捻挫経験★

臀部
左右横向きで臀部の凹部様の硬結部位が圧痛があります。その部位に母指または肘関節で持続押圧。痛みの強い側もそうでない側も圧痛部位があります。仙腸関節の際とその近辺にも圧痛点があります。その部位へ持続押圧をします。仙骨孔への押圧は有効ですがゆっくりやわらかくを心掛けます。

上肢
手指間へ母指先で押圧します。此処も痛みが強いのですがやわらかな持続押圧をします。

腹部
腹部八門施術と四行施術とを共に実施します。腹部スクエアを加えて更に有効です。

考察

体型的は痩型。生活が不規則で夜更しが多い。時に重いものをも持つ必要がある。入浴剤として乾燥ドクダミやヤナギを用いて有効です。日常で腹部にタオルを当てておくのもそれなりの効果があります。

結果

今後

腹部・下肢の保温、炭酸飲料を控える。施術により症状はその場でほぼ解消しますが、2〜3日後に施術を行なうと更に効果がはっきりします。施術費に関して何らかの方法を工夫すると社会への貢献になるかと思います。




(症例 45)
主訴

 50代男性、中小企業経営。重いものを運ぶ仕事(配達・納品)が多い。仕事環境で冷えやすい。

観察
確認

 左足関節の可動範囲にいくらかの制限がある。腰痛が起きやすい。仰向け、うつ伏せでも下肢の見かけの長さに差がある。

主対応

足指間と足関節
左右の足関節と足指間への施術。遠い昔の捻挫経験側に痛みが強い。そちら側の圧痛点を細かく母指頭または指尖で押圧します。★左足関節に酷い捻挫経験あり★

臀部
左右横向きで臀部の凹部底の硬結部位へ母指・肘押圧を行ないます。痛みのある側も反対側も圧痛が強い部位があります。そこへ持続押圧。

上肢
五十肩様の症状を持つ右肩関節周囲、特に圧痛の強い関節前側を細かく母指先で押圧します。此処も痛みが強いのですが持続押圧をします。

考察

体型的には重いものを持つ仕事に向かない痩型でありながら、時に重いものをも持つ必要がある。入浴時にゆっくり温まる、炭酸飲料を控える、冷たいものを控えるの生活工夫を提案します。

結果

今後

腹部・下肢の保温、炭酸飲料を控える。一度の施術で症状ほぼ解消。生活の中で症状は軽減したりきつくなったりを繰返します。症状がつらい時に対症施術、日常改善には定期的施術が有効です。(朱字追加 9/1) 




(症例 44)  
主訴

 50代女性、地方公務員。若年の頃、スキー中に右足指の骨折経験あり。陽気や疲労が重なるなどでも足関節部に異常を感じない。右五十肩で挙上困難。

観察
確認

 左足関節の可動範囲にいくらかの制限がある。腰痛が起きやすい。仰向け、うつ伏せでも下肢の見かけの長さに差がある。

主対応

腹部
腹部八門、腹部スクエアを数度、呼気に押圧。

足指間と足関節
左右の足関節と足指間への施術を丹念に行ないます。痛みが強いのでやわらかく押圧する。

臀部
左右横向きで臀部の硬結部位へ母指・肘押圧を行ないます。

上肢
肩関節周囲、特に関節前側を細かく母指押圧します。此処も痛みが強いのでやわらかな押圧を心掛けます。

考察

体型は痩型でも体力はほどほど。全体の施術はやわらかめと時間を短めと重点部位施術はゆっくり柔らかくを心掛けます。

結果

今後

下肢・足関節の保温を心掛ける事が大切です。飲酒はしないとのことでも炭酸飲料を控えるほうが良い結果になることが多くあります。週に一度、数回の施術で症状解消。念のため、歯科にての診療を提案しました。




(症例 43)  
主訴

 40代女性、地方公務員。若年の頃、喘息経験あり。現在はほぼ治まっているが陽気不順や疲労が重なるなどで軽度の発症はある。ここ3ヵ月は特に疲労感が強い。

観察
確認

 呼吸が浅く、施術室の照明をまぶしそうにしている。うつ伏せで背部の肩甲骨周辺に硬結が強い。腹部中心に硬結強い。下肢後外側に硬結強い。

主対応

腹部
腹部八門、腹部スクエアを数度、呼気に押圧。

下肢
仰向けで下肢屈曲のまま横へ倒し、一方の手で支えながら後外側へ母指押圧をします。

手足指間と手足関節
左右の手足関節と手足指間への施術を丹念に行ないます。

側胸部
横向きで側胸部の肋骨間へ母指押圧を行ないます。

考察

体型は痩せていて普段から体力が少ない傾向。全体の施術はやわらかめと時間を短めと重点部位施術はゆっくり深くを心掛けます。

結果

今後

今年の陽気対応の重要性と対応の方法として苦手でない限り食事の工夫をします。冷たいものは控えるように、温かい味噌汁で具の工夫が必要です。韮(にら)ネギなどと豆腐も良いようです。




(症例 42)  
主訴

 80代男性、会社経営。若年の頃、右眼に障碍発生、現在は右後頭部に痛みや重苦しさが強い。近頃、腹部の内視鏡手術を受けた。腰痛と全身疲労感がある。

観察
確認

 坐位と立位ともに右肩が前方に下がり首が左へ傾く。右腹部の手術部位あたりに触診で硬くなっている。
左右の足で母指に外反が顕著。若年時はバレーの選手。

主対応

腹部
腹部八門施術、腹部スクエア施術を数度、呼気に押圧します。全身施術後の仕上げにもう一度腹部へ手掌押圧を行ないます。

足指間と足関節
左右の足関節と足指間への施術はゆっくりやわらかく施術します。
横向きで右臀部の押圧は痛みがあるのでやわらかく時間を掛ける押圧にします。30〜60秒の押圧です。ゆっくり押圧点に至りゆっくりやわらかく押圧してゆっくり解除します。

考察

左右の視力に大きな差があり、それに対応した眼鏡の使用に限界らしき傾向がある。遠近両用眼鏡のレンズ構成とレンズそのものを変えて眼の疲労軽減を考慮に入れるほうがより良い結果を得られる可能性を感じる。

 施術姿勢は左右横向きから始め、続いてうつ伏せ、仰向け施術を実施します。腹部施術は手術経験を考え、手術部位へ時間を掛けて深くやわらかい押圧を行ないます。

結果

今後

施術前後も施術中も今後の可能性について、当人の話を聞く事になります。会話が出来れば施術はそれだけ有効です。

今年の陽気対応の重要性と対応の方法を考えます。当人に可能な方法を検証します。




(症例 41)  
主訴

 30代女性、施術業自営。多忙で休日を確保できにくい。若年の頃、腹部の手術経験あり。下肢がに痛みが走る。腰痛と全身疲労感がある。

観察
確認

 左下肢の坐骨神経痛。左腹部の手術跡が硬くなるとこの症状があらわれる。
左右の足関節の動作範囲がやや小さい、足指関節に硬さがある。腹部は中心部から広がる円形状の硬さがある。

主対応

腹部
腹部八門施術、腹部スクエア施術を数度繰返します。受術者の呼吸変化にあわせやや早めからゆっくりに移行します。腹部スクエア施術で特に左右の下腹部へはやわらかく、深く、ゆっくり押圧します。

足指間と足関節
左右の足関節と足指間への施術は他部位への施術で数分の間隔を置いてやわらかく数回繰返します。

考察
施術姿勢は左右横向きから始め、続いてうつ伏せ、仰向け施術を実施します。腹部施術は手術経験を考え、特にやわらかい押圧を行ないます。
結果

今後

施術後は状態改善。仰向けで左下肢伸展で60度をこえての挙上が可能になりました。気候や疲労の影響を受けやすい状態に対応して生活内容の工夫を提案します。

腹部の保温に手作り座布団の使用を勧めています。




(症例 40)  
主訴

 50代男性、建築関連営業他自営。長引く不況の中、仕事の偏り現象で極端な多忙で帰宅もままならない。腰痛、全身倦怠感を訴える。

観察
確認

 当人の訴えは『疲れた、もう駄目かも、仕事はいらない』でしす。状況はPC作業が多く、デスク前に坐り夜間も仕事している。下肢の運動不足、血液・体液の循環に不充分を感覚する。下肢の浮腫みが強く、押圧テストでも腫脹を確認。
 理髪店に行くこともままならず、髪が伸びている。 声はうわづることも無く安定があり、身体的には持ちこたえている。心理的疲労感が強い状態と考える。軽度の不整脈を確認するが、検診で通常範囲とされたとのこと。施術では意識する必要があります。

主対応

足指間と足関節
左右の足関節と足指間への施術はそのままでは強い痛みになります。一度目はやわらかく浅く、二度目続いて三度目と深くします。

背部
肩甲骨周囲への施術と側胸部(肋骨間)への施術を細かくやわらかく⇒やや深くを行ないます。

腹部
腹部八門施術、腹部スクエア施術を数度繰返します。受術者の呼吸変化にあわせやや早めからゆっくりに移行します。

上肢
手指間、手関節周囲、肘関節内側の硬結を柔らかく支持押圧したまま関連部位への深い押圧 をします。『ギャー』はあるかもしれませんが、やや柔らかい押圧で対応します。

考察
施術姿勢は左右横向きから始め、うつ伏せ続いて仰向け施術を実施します。押圧の間隔を長めにするため施術全体の時間は長くなります。休み休みの施術とイメージしてください。
結果

今後

施術後は状態改善。顔色も回復。声に張りが出て細かい振動が小さくなりました。二週に一度の定期的施術の間にも施術を勧める場合があります。この症例がそれに当たります。

下肢と腹部の保温、靴下の工夫、作業場所での履物工夫、などに留意します。『多忙』という疾患かしらね。




(症例 39)   
主訴

 50代男性、サービス業自営。長く腰痛を抱えて日常生活にも支障がある。様々な治療を渡り歩いて症状に改善がない。

観察
確認

 腹部右側に広い硬結、肝機能にも問題があるか?胆石の可能性もあるか?

気 指圧
仰向け時、右下肢が外側に倒れています。この症例の場合こちら側に施術の重点を捉えます。 図の状況を発見し、それなりの対処で症状は改善するものです。ほんの少しだけ見るところを工夫するだけです。

似た症状に対して踵(かかと)周囲への施術が思いのほかに有効な場合もあります。

主対応

足関節
二十年前、自営業創業時に無理を重ね、捻挫の手あてをほぼすることなく 多忙のまま過してきた、それを確認しました。

それぞれ左側の足指間、足関節、大腿部内側、臀部への施術を主に行ないます。腹部は控えめにします。胆石の反応が生じる可能性があります。専門医による診断を勧める事も必要です。

考察
施術姿勢は仰向けから始め、左右横向きの施術を実施します。施術はやわらかく、時間はやや長めです。
結果

今後

施術後は腹部の状態は改善。顔色も回復。引きずっての歩行も改善傾向が顕著。主原因部位が過去の捻挫と考えられます。仕事内容から二週に一度くらいの定期的施術を勧めます。

その時の身体状況から判断して、無理しない範囲で二週の間に施術を勧めることも考えます。下肢と腹部の保温に留意します。炭酸飲料を控える事、靴下の工夫、歩きやすい靴をつかうことなども役立つ情報です。




(症例 38)   
主訴

 50代男性、技術系会社員、3日前から微熱で倦怠感。肝機能低下している。

観察
確認

 腹部全体に弾力の小さい膨れた状態。顔色やや黒い。

主対応

1)足関節
左右足関節周囲と足指操作を行ないます。とくに右側をやわらかく重点的に施術します。続いて腹部へは手掌による押圧で中央、その周囲さらにその周囲への施術行ないます。

2)膝倒し
膝倒しの範囲を小さくして実施、少しづつ範囲を広げます。右へ倒す操作を先に小さく、左に倒す操作はやや大きくします。右上肢への施術を先に行なう事。

考察
施術姿勢は仰向けから始め、左右横向きの施術を実施します。施術はやわらかく、時間はやや長めです。
結果

今後

施術後は腹部の膨れた状態は改善。顔色もやや回復傾向。この症状(肝機能低下)への対応施術は心理的ケアに留意することも大切です。

術後、顔色はクスミ感の減少、腹部状態軽減、微熱も軽減をみました。急激な状態変化は被施術者に大きな負担になります。次回施術までの養生法を伝えます。

下肢と腹部の保温に留意します。




(症例 37)   
主訴

 80代男性、会社経営、3日前から右腰部から臀部に強い痛み。

観察
確認

 左右足関節周囲に圧痛の強い硬結。左右足指の動きが硬い。最近、大腸内視鏡手術を受けています。歯科治療は途中。

主対応

1)足関節
左右足関節周囲と足指操作を行ないます。足指操作を左⇒右⇒左⇒右の順に繰返します。

2)膝倒し
膝倒しの範囲を小さくして実施、少しづつ範囲を広げます。

3)腰痛操作
仰向けで膝屈曲、両膝を術者が抱え下腹部に左手のひらをあててやや押し込みながら、両膝を少しだけ上方へ持ち上げます。その位置で両下肢を左右にゆっくり倒します。この症例では小さな矯正音が有りました。

考察
施術姿勢は左右横向き、仰向けの順、うつ伏せでの施術は行なわない。施術時間は20〜30分で通常の半分程度にします。
結果

今後

施術後は症状改善しました。この症状への対応施術は技術的に難しいところが少ない。症状の派手さに戸惑うことなく的確に症状の発現出発部位への施術を行なうよう心掛けます。

術後、腰痛症状をやや残っていると訴えがありました。歩き方、姿勢の改善状況などから施術効果を判断します。いくらか残っている症例は必ずしも悪い事ではありません。そのいくらか残っているの訴えに応えて更なる施術を行なうと、逆転現象を惹起する可能性があります。症状変化にもその人なりの許容範囲があります。

割箸チェックから今後は歯科診療をしっかり受ける事が大切なのではと感じました。




(症例 36) 頚部痛  
主訴

 60代男性、商店経営、頚部に強い硬結で痛みがある。

観察
確認

 右足関節前側に圧痛の強い硬結、左背部に緊張。右手第三指と第四指の間に強い硬結。

主対応

1)足関節
足関節を下方伸展し、圧痛部位を押圧したまま関節をゆっくり動かします。

2)膝倒し
足関節周囲硬結の押圧後、膝を倒の反対側の足を術者の膝に乗せ、その位置から膝倒しを実施します。膝倒しの次なる新しい工夫です。

考察
仰向けで頚椎変位をはっきり確認、施術での対応は効果が小さい。顎関節周囲の硬結があり、歯科診療の必要を感じ、それを勧めました。
結果

今後

施術後はそれなりに症状、姿勢、歩き方も改善しました。施術効果は不充分を感じました。

二週間後、頚部硬結はほぼ解消していました。歯科受診を確認しました。

この症例で施術で総てに対応することが必ずしも良い事ではないと考えます。抱え込みは施術者と受術者の双方にとって良くない結果を招来する事が多く見られます。心すべきことです。




(症例 35) 腰痛  
主訴

 60代男性、医療関係。右腰に強い痛みを感じる。

観察
確認

 左右足関節周囲に硬結、右大腿部内側に突っ張り感、右上背部に緊張あり。第三指と第四指の間が特に強い硬結。

主対応

1)足指と足関節
指回し操作で硬結対応します。足関節を下方伸展して圧痛部位を確認し、そこを母指押圧しつつ関節を他動します。

2)膝倒し
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧を先に行なって、肩の浮き上がりの少なくなった事を確認してからこの操作を行ないます。膝を倒すのと反対側に両足を腰幅の半分程度移動して、その位置から膝倒しを実施します。膝倒しの新しい工夫です。

3)臀部
左右臀部押圧横向きで行ないます。下肢を膝関節辺りで持ち上げ支えて押圧の調整をします。

考察
青春時代に右下肢に怪我をして動きにやや不自由を抱えていた。仕事柄、腰に負担も大きい。
結果

今後

施術後は前症例と同様に症状軽減、姿勢も歩き方も改善しました。視野も明るくなるとの感想があります。新工夫の膝倒しの有効性を確認。

腹部では特に下腹部の硬結解消を確認します。

この症例も過去の外傷が遠い原因となって、何かのきっかけで再び症状が表面化したものと考えます。この場合も前症例と同じに、マイナス要因と考えるよりも養生の大切さを自覚する機会と考えるよう勧めます。養生の目標がはっきりしているところがわかりやすい事です。




(症例 34) 腰痛 
主訴

 40代男性、地方公務員。左腰に強い、腰掛姿勢から立つ時に特に強い痛みを感じる。

観察
確認

 左足関節周囲に硬結の存在を視診で確認。第三指と第四指の間が特に強い硬結。

主対応

1)足指
指回し操作で硬結対応します。

2)膝倒し
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧を先に行なって、肩の浮き上がりの少なくなった事を確認してからこの操作を行ないます。

3)臀部
左臀部押圧横向きで行ないます。下肢を膝関節辺りで持ち上げ支えて押圧の調整をします。

考察
子供時代に右手母指に怪我をして手関節も含めて動きにやや不自由を持っている。体重過多で腰に負担も大きい。炭酸飲料を好むので控える事を勧める。
結果

今後

施術後は症状軽減、立った姿勢での傾きもほぼ解消しました。視野も明るくなるとの感想があります。膝倒しの左右差の小さくなったことを確認。

腹部、特に左下腹部の硬結解消を確認します。

過去の外傷が遠因となって、その人の変化時期に症状が表面化する傾向を感じます。マイナス要因と考えるよりも養生の大切さを自覚する機会と考えるよう勧めます。養生の目標がはっきりしているところがわかりやすい事です。





(症例 33) 表情変化?  
主訴

 50代男性、サラリーマン。右後頚部に硬結、右眼の白内障手術経験あり。特に不調を感じる事は少ないが知人の勧めで定期施術をすることになった。

観察
確認

 特段目立つ症状はない範囲でした。仰向けで両下肢屈曲状態で左右に倒すと肩関節の床から浮きあがりに大きな差を確信しました。左に倒すと右肩と上半身が床から大きく浮きました。

主対応

1)足指
指回し操作で硬結対応します。

2)膝倒し
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧を先に行なって、肩の浮き上がりの少なくなった事を確認してからこの操作を行ないます。

3)頚部
頚部調整を行ないます。右側の凸部を軽く押えたまま頚部を右側へ倒してこの操作を行ないます。

考察
子供時代に頭部に幾針か縫うほどの怪我をしているとのこと。頚椎変位は施術後に軽度になりますが解消はありません。身体弱点としてつき合うことになると感じます。
結果

今後

施術後は表情が落着いて顎下のたるみも軽減し顔全体が締まって見えます。視野も明るくなるとの感想があります。膝倒しの左右差も小さくなります。

小さな不調を抱え、対処の方法に困る人は少なくありません。この症例はそうした人への対応例として考えてください。もっとも大切な医療の一つと思います。




(症例 32) 右肩捻挫?  
主訴

 40代女性、福祉関係。仕事中に右肩をひねり痛みを感じた。湿布をで冷やしたが改善しない。診断を受け捻挫と言われた。

 右腕を後方から前に動かす時に痛みを感じる。

観察
確認

 右手指の動きにぎこちなさが目立った、指の開閉にも左右差を確認できた。中指と薬指の間に硬結を確認した。

主対応

1)手指
指回し操作で硬結対応します。

2)足指
足指回し操作と足関節周囲硬結に押圧します。

3)肘関節
肘関節、小指側を重点に押圧します。

考察
 急激な冷えは身体各部の不調を引起します。腹部のみならず冷えの対応は確実に行なう必要があります。入浴、食事、服装に留意します。
結果

今後

 痩せ型、低血圧体質を考え、施術はやわらかく短めに押圧はゆっくりします。疲労感が強い状況は今後も大きな改善は期待できない。対応方法として定期施術を考えます。




(症例 31) 尿路結石? 
主訴
 2011年師走は急な寒さで下肢や腰に痛みがありました。使い捨てカイロの使用でも腰の痛みが治まらず痛み止めの服用もさほどの効果なし、10年位前の尿路結石と同じ症状で尿もきつい色でした。対応方法は?60代男性。
観察
確認

 桃仁自身の症例です。下肢の冷え、腹部の冷えが強く入浴で症状の改善が小さい。左下肢への放散痛がある。年末の多忙で休診は無理、日ごとの施術で対応しました。

主対応
1)腹部
A)腹部八門
B)腹部スクエア
C)五行

2)下肢
A)横向き、臀部から下肢のやや後側、足指回し、足関節周囲の細かい施術を実施。

4)腹部・腰部保温
A)腹座布団、腰に使い捨てカイロを使用。
 
B)シャワーで足を暖める方法は如何に?洗面器かバケツに湯を入れ塩を加えて足を いれて暖めます。

子仙施術の有効性をあらためて確認しました。

考察
 今冬の急激な冷えは身体対応に不調を引起します。腹部冷えの対応は確実にそして早めに行なう必要があります。
結果

今後

 もっとも必要なことは下肢の冷え、腹部の冷えの対応です。入浴時にニンニクを入れると温まりますが不評なこともあります。





(症例 30) 歯の調子が・・・  
主訴
 歯の調子が悪い、プロテクター、お腹タオル、頬骨の下を指圧しているが良くならない。9月半ばから左肩甲骨外側に断続的痛み。シャワーのみ、目を酷使、疲れ、歯の症状、左肩甲骨の凝りが一段と酷い。対応方法は?40代女性。
観察
確認

 遠隔地からのメール問合せです。当庵にて施術経験があります。中肉中背、眼鏡使用で専門医にて噛合せ治療済み。

主対応
1)歯の調子
A)床の上に仰向け、両手と下肢はやや開き気味で口に箸くらいのものを挟み 10〜15分休みます。寒くならないよう、床に何か敷いて下さいね。
B)唇を閉じたまま、舌先を口の中で上下の歯茎を擦るように回します。右方向に 10〜20回、つづいて左方向も同様に行ないます。一日に数回です。
C)ほほ骨の下を押圧したまま口を開閉、少し開いた状態で左右に動かします。

2)左肩甲骨の外側
A)湯たんぽの代わりになるものがあれば左腋下部を温めます。就寝時に手袋の着用 も有効なことがあります。

3)目を酷使
A)眼窩の縁に沿って指先での押圧、眉に沿って押圧。乾いたタオルで温湿布。紅茶 での洗眼も有効です。

4)腹部
A)腹部に自己指圧をしてください。左右の上腹部と下腹部の4ヵ所を右下からはじ め左下で一周を5から8回繰返します。 つづいて足指を挟んで左右に回します。少し痛みを感じるかも知れませんが、腹部と下肢 全体を温める方法です。
B)シャワーで足を暖める方法は如何に?洗面器かバケツに湯を入れ塩を加えて足を いれて暖めます。

考察
 下肢の冷え、腹部の冷えの対応は急ぐ必要があります。生姜紅茶も有効なことがあります。
結果

今後

 もっとも必要なことは下肢の冷え、腹部の冷えの対応です。生姜、ニンニク、ネギなどを食べるのも有効です。





(症例 29) 左股関節が痛む  
主訴
 冷えなどで左股関節が痛む、左背部に硬結がある。左臀部に痛み。女性30代。
観察
確認

 この症状では、過去に足関節捻挫の経験を確認します。本症例では左足関節に捻挫と小学生の時に腰を打った経験がありました。

主対応

 前症例と同様に手・足指へ新・旧指回し施術、腹部は八門術と土行(脾経)への五行施術です。下肢施術は下腿部・臀部・仙骨部への施術を行ないます。

 仰向け姿勢で曲げた両膝を右手で支え左手で下腹部を押圧しながら両下肢を頭上方向きに少し持ち上げます。両下肢を抱えたまま支持して左右にゆっくり動かします。

考察
 下肢の冷え、腹部の冷えの対応が重要です。
結果

今後

 もっとも適切な対応は定期的施術です。とくにこの陽気変動の方向から、下肢や腹部の冷えを生じやすいと考えます。生姜、ニンニク、ネギなどを食べるのも有効です。





(症例 28)慢性過労   
主訴
 40代男性、PC作業を伴う営業関連の仕事が多忙で週に1〜2度帰宅できるほどの忙しさで疲労感も強い。やや過食気味の傾向。
観察
確認

 この症状の場合、慰めや励ましは有害です。症状の表れかたに注意します。心包経の変動が強い場合は休息を確実にする必要があります。その為にも声の状態に留意します。

主対応

 腹部は八門術と土行(脾経)への五行施術、うつ伏せでの背部施術はゆっくりやわらかく心包経関連部位(左肩甲骨し下あたり)を丹念に押圧します。

 仰向け施術で下腿部施術の前に新足指回し操作を行ないます。さらに足関節周囲を細かく押圧します。少ない休息時間を有効にする目的の施術です。

新足指回し
 足指間を足裏と足背側から母指と示指で挟み支持します(赤点表示)。つづいて支持側に指を軽く回します。母指と示指間の支持には母指と示指を支持点側に軽く回します。

 次に、各指の指骨関節よりもとを支持してその先の部分を左右に軽く回します。(青矢印参照)


気 指圧

考察
 帰宅困難な状況に対応して仕事場付近のサウナなどの施設を利用して休息時間を確保するなどが必要です。
結果

今後

 背部は全体的に硬結が広い範囲に存在しています。定期施術(二週に一度)で対応しますが、疲労が強くなる場合は間にも施術を行ないます。





(症例 27)PMS   
主訴
 月経前の不安定状態で過食気味。肌荒れや下半身のだるさと痛み。女性30代。
観察
確認

 この症状は、人によって見かけの症状に差があります。対応施術の方法は症状の違いほどの差はありません。音、声に敏感な状態なのでその点に留意します。

主対応

 手足指へ新・旧指回し施術、下腿部と臀部に続いて腰部への施術を行ないます。腹部は八門術と土行(脾経)への五行施術です。

 左右臀部への押圧で一方の硬結が強い場合、やわらかい方から施術して硬いほうを後回しにします。硬結部位のすぐ近くへの施術に続けて硬結部位の押圧をします。

考察
 半身浴など、日頃の養生法として下肢の冷え、腹部の冷えの対応を考えます。
結果

今後

 強い硬結部位への押圧は、半指ほど外して押圧し、続いて硬結部位への押圧を行ないます。PMSは養生法で軽減する場合でも施術対応が有効です。定期的施術が有効です。





(症例 26) 疲労感が強い  
主訴
 施術師経験10年を越え、この時期に強く疲労感がある。女性30代。
観察
確認

 この症例は基本の全身施術と、三焦経に現れている関連部位への施術が重点です。この暑い時期は湿気が高く、その影響軽減のための施術を行ないます。軽度の冷房でも寒さを感じ、外出時は暑さを厳しく感じます。施術は体内水分調整のために脾経へも行ないます。

主対応
と考察
腹部八門術 腹部全体調整です。
気 指圧

臍を中心に二横指乃至二横指半の円週上を、鳩尾やや下を支え三指押圧。(図中の1)続けて円周上を右側、頭側、左側の順に右回りで押圧。
(図中の2、3、4)

気 指圧

足側→右側、右側→頭側、頭側→左側、左側→足側の各区分を三等分した部位も含めて三指押圧します。(図中の青点表示)


気 指圧

 

臍を中心に三横指の円を想定します。鳩尾やや下を支え円周上を頭側、足側、左側、右側の順に想定した円周上を三指押圧。 (図中の1、2、3、4) 同じ円周上を1−3の中間、2-4の中間、1−4の中間、2−3の中間の順に三指押圧します。


二火行 三焦経過剰対応施術

 三焦経(陽)の過剰に対して
1)心包経(陰)へのやわらかな押圧、小腸経への持続押圧。

2) 小腸経への持続押圧と三焦経(陽)へのやわらかな押圧。

 

気 指圧

脾経への施術

 腹部の五行相生相剋関連施術です。脾経(土陰)を支え肺経(金陰)へ静かな三指押圧、続けて肝経に静かなやや深めに三指押圧をします。

 

気 指圧
結果

今後

 疲労から施術体勢が乱れて手指に強張りが発生していました。それに対応して「新指回し術」と前症例で行なった「指回し術ベーシックファッション」を併用します。さらに「膝倒し術」も加え、脊柱矯正の効を得るようにします。

 施術の結果はまずまずのところですが、今後の陽気対応が肝要です。酒は程々、甘味品を控え、温かいものを摂るように心がけます。(特に腹部を温かく)





(症例 25) 後頚部痛  
主訴
 頚を後ろに傾けると痛みを感じる。男性60代。
観察
確認

 この症状は全身施術と共に関連部位を特定して其処への施術を行ないます。40代の頃から重いものを動かす作業に従事して右ひじ関節に変形が見られる。
 これまでも同様に症状はあったが今回は施術による改善がはかどらない。改善の方向にはあるが長引いている。

主対応
と考察

 過去の重いものを運ぶ仕事で右ひじ関節を傷めている。体形は太り気味、全体に硬い、背上部から下部にかけて筋肉が硬いなどの特徴があります。今回の症状に関連して、頚部前側の筋緊張を確認して、旧来の指回し術を実施して、背部骨格調整も併せて行ないました。右ひじから肩上部さらに前腕母指側に硬結が強く、それに対して指回し術を行ないました。

 この症例は数回の施術で改善しつつありましたが、この回の施術ではっきりした効果を確認できました。新指回し術以前の頚部硬結部位を押圧しながら関連する手指を回す方法を行ないました。

(その1)
 患者は坐位で、その頚部の圧痛点(前、横、後)を一方の母指で押圧した状態で、他方の手の掌に患者の顎をのせ、運動痛がない範囲で左右にゆっくりまわします。

気 指圧

(その2)
  患者は座位で、各手指を中立位カラ左右に回し、動きやすい側に回し、そこから背屈しそのまま支持し、もう一方の手指で患者の頚部の硬結または圧痛部を押圧します。硬結の位置と指の関係は母指・示指:前頚部、中指、薬指:後頚部、小指:横頚部。

気 指圧
「指回し術ベーシックファッション」

結果

今後

 手指に関連した操作はこの症例でも施術効果に重要な方法でした。過去の身体故障または障害が軽い程度でも時間経過後に様々な症状の原因として作用することの可能性を認識して施術を行なうよう留意する必要を考える症例です。今後の為には頚部から肩背そして左右肘関節を冷さないようにします。入浴後に肩背に熱めのシャワーなどで対処します。

 現在、定期的施術を行なっていてもこのような症状を発現することもあります。高い気温と湿度そして年齢などの要因が絡み隠れていた症状が発現することがあります。





(症例 24) 後頚部痛  
主訴
 右後頚部に凸部あり、痛みを感じると共に動きに制限がある。痛みはさほどに強くはない。男性50代。
観察
確認

 この症状は症状部位と共に関連部位への施術も必要な事例です。一年前に右白内障の手術経験。10代の頃、右足関節に捻挫経験。

主対応

 右下肢指への新指回し施術と足関節調整が重点施術部位です。横臥とうつ伏せと仰向けのそれぞれで指回し施術を行ないます。

 右足関節周囲の圧痛点は捻挫の後現象として考えて深くゆっくり持続的母指押圧を行ないます。仰向けで頚椎変位対応施術を行ないますが、それに加えて左右眼下点への押圧をします。左右眼下点を押圧して硬結側は一時押圧をそのままにして左右対称側への押圧を少し強めに行ないます。その後、頚椎の変位軽減と周囲の緊張の緩みを確認します。

考察
 過去の右足関節捻挫が影響している可能性は高いものと考えます。下肢の冷え、腹部の冷えから深刻な腰痛さらに種々の疾患に発展する可能性を否定できないと感じます。
結果

今後

 指回し術はこの症例でも重要な要素でしたが過去の足関節捻挫が長く影響し続ける可能性を考えた施術方法を工夫する必要性を実感しました。今後の為に、下着を含めた服装、冷えない食事、入浴方法などに充分な留意が必要です。

 施術での対応として、定期的施術を勧めました。月に2〜3回の施術で頚椎の変位ははっきり減少しましたが解消は無理な状況です。峠の茶店として達者な旅を応援する施術内容を行なうことになります。





(症例 23) 右股関節痛  
主訴
 右股関節痛。強くないが何かのときに動かす時に痛みがある。
観察
確認

 関節の運動痛で常に発生するものではない場合の対応はそれなりの工夫が必要です。症状部位ではなく関連部位への施術が有効な事例が多くあります。

主対応

 前の症例と同様、新指回し術(手、足)と腹部八門術を組込んで全身施術。特に右下肢指への新指回し施術は横臥とうつ伏せと仰向けそれぞれで行ないます。

 右足関節周囲の圧痛点へ持続押圧を実施します。股関節を開きながら右下腹部(大腸経)へ三指押圧行ないます。

考察
 このところの陽気影響の一つで過去の右足関節捻挫が影響している可能性を感じました。捻挫経験のない左足関節の状態と比較します。足指の指回し術は第3〜5指について幾度か繰返します。
結果

今後

 指回し術はこの症例で重要な要素でした。今後の対応は今の陽気に対応して厚手の靴下着用と炭酸飲料を控えること、甘味を少なめに、温かい食事と入浴時に下肢をよく温めることが有効です。




(症例 22) 陽気対応  
主訴
 多忙、睡眠時間の不足、休日なしで働く。呼吸が苦しい。
観察
確認

 多忙その他のことは同様の内容が以前から継続していたが呼吸の苦しさを主に訴えるのは初めてのこと。さらに右肩の挙上が角度によって痛みがある。

主対応

 新指回し術(手、足)と腹部八門術を組込んで全身施術。上部の肋骨間への押圧をゆっくり静かに実施します。左右同時に、中心部から側部へ押圧部位を移動します。次に片方ずつ、側部から中心へ向って肋骨間の押圧を静かに実施します。 背部、左右肩甲骨周囲と肩甲骨を静かに引上げながらさらに奥への押圧を行ないます。 

 他に肘関節周囲押圧と膝倒しを組合せます。施術の方法はその時々の状況によっていくつも発生します。それでも汎用性と利便性を考え、必要度の高い方法を選択します。

考察
 二週に一度の定期施術です。このところの陽気影響は息苦しさを感じる人が多くその対応が必要です。疲労感も伴います。左横臥施術で肋骨間を細かく移動しながら施術します。
結果

今後

 肩痛、息苦しさその他の症状軽減。来庵時よりずっと落着いた表情と顔色に戻り、二週後の施術予約を確認してうれしそうでした。

 手指回しと足指操作はこの症例でも有効でした。施術方法を掲載しました。施術方法に関して不明な点はメールフォームからのお問合せください。詳しい施術内容の連絡をいたします。





(症例 21) 肩痛  
主訴
 年度初期で左右の肩が痛い、保育の仕事、50代女性。
観察
確認

 ギックリ腰の経験あり。作業性の肩関節痛です。疲労が強く年齢的に作業負担が過重状態です。背部から腰部にかけても硬結があり、全身性の疲労です。

主対応

 手指間を手のひらと手背側から母指と示指で挟み支持します(赤点表示)。つづいて支持側に指を軽く回します。母指と示指間の支持には母指と示指を支持点側に軽く回します。

 次に、各指の指骨関節よりもとを支持してその先の部分を左右に軽く回します。(青矢印参照)
手指回し、実証後まとめ段階で、表現が難しいなと感じています。

気 指圧

 他に肘関節操作、頚椎操作、膝倒しなどを含めて全身操作に組合せます。施術の方法はその時々の状況によっていくつも発生します。それでも汎用性と利便性を考え、必要度の高い方法を選択します。

考察
 定期的施術を勧め、実施中です。そのため一度の施術でほぼ症状の解消ができました。手指回しの操作で肩痛が解消したことの実感を受術者自身が感じました。
結果

今後

 手指回しと足指操作は細かい施術で実証後まとめ段階です。施術方法を掲載予定です。施術方法はメールフォームからのお問合せには掲載前でも施術内容の連絡をいたします。





(症例 20) 30代女性 頚部の痛み  
主訴
 頚部が痛い。頚を回すとき、起床時に痛い。夏季も頚部保温をしている。
観察
確認

 喉仏が前方に出ている。左右と前後に頚椎変位を確認。
十数年前に左足関節の捻挫経験。母親から幼少時に暴力を受けた。

主対応

 うつ伏せ姿勢で左背上部の硬結確認、それに対応して施術。

気 指圧

 左右の手指回しと足指操作を行なう。

考察
 手指回しと足指操作は細かい施術です。この症例の掲載時で実証中の操作も含まれています。実証後に施術方法を掲載します。メールフォームからのお問合せには掲載前でも施術内容の連絡をいたします。
結果

今後

 本症例は従来の施術より施術効果の持続が長くなります。外傷性に起因していますので症状が消えることは期待できませんがほぼ快適な日常に寄与する施術です。東洋医術の存在理由の一つと感じます。





(症例 19) 50代女性 ヘルニア  
主訴
 腰が痛い、ヘルニアと言われた。50代女性。
観察
確認

 仰向け、伸展で下肢を上げられない。呼吸が浅く、肩で息する。右乳房切除、左足関節骨折経験あり。

主対応

 左足関節骨折は20代、乳房は数年前。仰向け、下肢は曲げたまま腹部施術(四行相殺)。右足関節骨折あとの冷えと硬結に対処。右手指間と肘関節周囲への施術。やわらかな施術でも鋭い痛みを感じます。刺激を浅く、少し短く工夫します。

 横臥では臀部に深くやわらかな押圧をします。うつ伏せは適当時期まで省略します。

考察
 手術部位の近くは手のひら全体で負担の小さい押圧をします。
20代での左足関節骨折を遠因として身体の歪波及がして右乳房切除そして腰痛として表れたと対処しました。主に構造歪施術を適用した例証です。
結果

今後

 本症例は週一度の施術、2ヵ月でほぼ改善しました。





(症例 18) 60代男性  
主訴
 右膝と股関節が痛い。
観察
確認

 左右の足母指に外反傾向。足指関節の動きがよくない。左右とも足関節の動きに制限。

主対応

 うつ伏せ、背部全体にははやわらかな施術。仰向け施術で下腿、足指、足関節に細かな指尖押圧。下腿部にはやわらかい持続押圧。共に圧痛を強く感じるので押圧の強さ加減をします。

気 指圧
膝倒し


気 指圧
股関節伸展

考察
 長時間の立仕事で下肢の冷えが強い。強ばりやすい力の入った動作が多いように感じました。冷えは下腿と足指そして足関節に強く胆石らしい腹症もありました。
結果

今後

 数回目の施術後に胆石解消らしい反応。週一回、2ヵ月後に膝と股関節痛解消。下肢の冷え対策と民間療法でフノリの服用を提示。

 本症例ではさまざまな治療を経験を受けていたようです。その一つ一つが適切であったかどうかは分かりませんが、原因理解の必要性を感じる症例です。





(症例 17) 40代男性  
主訴
 仕事が忙しく深夜残業で帰宅もままならない。背中が苦しい。
観察
確認

 呼吸が浅い、肩で息する。顔色がくすんでいる。

主対応

 自覚症状のある背部への施術に「ゆらゆら術:肩甲骨内」を行ないます。このとき、受術者の手を施術者の左立膝に置いて高さの調整をします。図で右手を支持して矢印の範囲で動かしつつ緑ラインを押圧します。


気 指圧

 受術者のこの姿勢で左肋間の中央へ母指押圧をします。右肩甲骨周囲へのゆっくりした施術も大切です。術後はくすんだ顔色も平常に戻り呼吸が安定しました。全体への施術は押圧時間をやや長めと深めにします。 呼吸が楽になったことの確認も必要です。眼の異常感も消失します。

考察
 的確で急がなければならない状況です。押圧は長めにする必要があります(各押圧で約一秒長く)。矛盾を如何に越えるかに治療技術を求められます。同様の多忙な状況が続く見込みでに、食事は消化しやすく温かいもの、わずかな時間でも眼を休めることの必要性を伝えました。
結果

今後

 この症状に対応施術で改善を確認しました。仕事も幾分は楽になったとの話です。施術間の自己管理方法を提案します。二週毎、三度目の施術ではっきりした症状の改善を確認しました。





(症例 16) 30代女性   
主訴
 背中が痛い。喘息
観察
確認

 呼吸が浅い、肩で息する。顔色がくすんでいる。

主対応

 自覚症状のある背部はやわらかな施術。仰向け、うつ伏せ、左右横向きでの施術で肋間への押圧を行ないます。仰向けでは乳房への押圧を避けます。うつ伏せでは下側の肋間、横向きでは上側の肋間への押圧をします。うつ伏せと横向きでは、それぞれ一箇所への押圧で対応します。

考察
 気長な施術が必要です。吸入薬などの使用で腎経に変動が生じていることもあります。骨格が弱っているので押圧時の加減が重要です。
結果

今後

 同様の症例でもその人によって症状改善の時期に大きな違いがあります。安易な見込みは持てません。腰部と下肢の冷えに注意する必要があります。

 本症例では週一度の施術、約半年でほぼ改善しました。別の症例では一年以上の期間が必要でした。





(症例 15) 40代男性 腰痛  
主訴
三日前に右足小指を物の角にぶつけ腫れて痛い、歩行も難しい。腰も痛くなってきた。
観察
確認

右足小指を物の角にぶつけた、その原因を考えます。単に不注意と結論しません。右下肢の動きに柔軟さを含め運動能力が低下していたと捉えます。

主対応

 小指(第5指)と関連する下肢後側中央に硬結を確認します。実変動であれば回復は早く虚変動であれば時間を必要とします。この症例は実変動です。
 対応は「仰向け膝倒し」と構造歪で左手指とそれに繋がる硬結部位への施術です。「仰向け膝倒し」の施術時に膝裏の硬結を確認し膝下に両母指をあて膝を位置より少し曲げます。

 この症例では大腸経の虚、膀胱経の実を確認。腹部で心包経の変動を感覚しました。下肢の冷えと職場などでの心理的緊張(不満など)の証意です。

気 指圧

 第五と第四足指間の硬結に指先押圧をします。症状部位の近くは手のひらで包むように支持します。保温にも配慮します。また構造歪対応で左手指間の押圧をします。

考察
 この症例は足小指をぶつけた現象の背景を身体機能の問題として捉える必要を訴えています。単に症状部位に湿布をすることでも軽快するのでしょうが少なくとも右下肢に何らかの運動機能低下があったと考えるほうが今後にとって望ましいと思います。対応によっては右下肢指をぶつけることが繰返し起きるかもしれません。
結果

今後

 腰への痛みが広がりは足指症状から、歩行のバランス異常と考えるか、症状以前にも表面化していないバランスの乱れがあったかを考えます。後者の場合として対応した結果、症状の改善を確認しました。この症状に関しては一回目の施術で解消です。最も大切な日常管理に戻って次回の施術は7日後です。





(症例 14) 20代女性 腰痛  
主訴
幼稚園事務。慢性的腰痛、坐り仕事も立ち仕事も一時間と出来ない。
観察
確認

右下肢胃経に強実変動確認。やや太り気味。足関節の運動制限。疲労感が強い。

主対応

下肢胃経の強実変動から足関節の運動制限それから腰痛に発展しています。主な対応施術は腰部・臀部と足関節周囲です。最も大切な対応があります。ここでクイズです。その対応はどういった内容でしょうか。

気 指圧

★〜★を選択してください。
甘味品の摂過ぎ。氷砂糖を一袋を毎日食べていたそうです。

考察
この症例は股関節に不具合の発生する以前で対応できました。対応開始時期によっては股関節の不具合を生涯抱える可能性があったかもしれません。
結果

今後

甘味品食べない、酸味のものを食べる。入浴で下半身を良く温めること





(症例 13) 50代女性 下肢痛  
主訴
7日前、不慣れな靴で歩き、左右下腿部に痛みを感じる。
観察
確認

膀胱経、大腸経、右下肢胃経に変動確認。

背部、脊柱脇にまばらに硬結。

主対応

1.横向きで背部、脊柱脇のまばらに硬結をやや深めに押圧。

2.上の施術後に続けて足関節周囲の動作制限に関連して足関節前側から外側へ細かく押圧。足底、母指付け根下の硬結は圧痛が強いので弱めに長めに押圧。(左右とも)

気 指圧

考察
この症例の場合、左股関節に変形がある。その点で下肢の痛み対応は重要度が高いと考えます。構造歪対応で上肢、手のひらの圧痛点(示指下)への押圧が必要です。
結果

今後

施術直後から歩行時の不具合解消。入浴剤(ドクダミなど)と厚手の靴下、入浴方法の工夫など足の冷え対策が大切です。この症状は単純な疲労に起因していますが症状と身体特徴との関係を考える症例です。





(症例 12) 70代女性 坐骨神経痛  
主訴
20年前にメニエル症との診断、治療。鍼治療で症状軽減、今も不安がある。現在は右坐骨神経痛で歩行に不自由がある。
観察
確認

膀胱経、大腸経、右下肢胃経に変動確認。右足関節の可動制限を確認(背屈)。

臀部から下肢の症状部位は硬結があるが押圧はやわらかく長めにします。

主対応

1.横向きで臀部の押圧が有効です。横頸部はやわらかく長めの押圧。

2.上の施術後に続けて足関節の動作制限を確認、関連する胃経への施術、圧痛点(足関節胃経)へ持続押圧のまま足関節の運動を痛みの小さい範囲でゆっくり行ないます。

気 指圧

続いて足底、母指付け根下の硬結を持続押圧します。

3、仰向けで頚椎調整を行ないます。

気 指圧

考察
”下肢の冷え”とくに古い捻挫に充分な対策が必要です。身体全体への影響は想像以上に大きいことがあります。
結果

今後

施術直後から歩行時の不具合解消。

入浴剤(ドクダミなど)と厚手の靴下、入浴方法の工夫など足の冷え対策が大切です。この症状は右足関節の古い捻挫に起因するもので、捻挫に対応する施術を行って有効を確認。症状とその原因との関係を見極めるべき症例です。




(症例 11) 20代男性建築営業 むち打ち症 
主訴
午前の営業活動、運転中に追突され、その場では症状がなかったが、夜間になって後頸部に強い痛みとともに運動制限がでた。
観察
確認

胆経、小腸経、三焦経に変動確認。信号停車中に後方より追突され、後ろを振返るときもう一度、頸部が強く伸展されたようす。

症状部位はやや熱感があるので直接の押圧は避ける方向とします。

主対応

1.横向きで肩甲骨周辺、臀部の押圧が有効です。頸部は触れる程度の押圧を行ないます。

2.上の施術後、頸部の動作制限が軽くなったのを確認後、痛みを伴わない範囲で頸部調整施術を行ないます。

気 指圧
圧痛部位を中指頭で押え、痛みが生じない範囲でゆっくり左右に動かします。 左右の可動範囲のさが小さくなるのを確認します。

3、頸部に柔らかい布で保温が有効でした。

考察
今後の対応は”下半身の冷え”対策です。更に手首に緩めのサポーターで保温が有効です。

入浴時、熱めのシャワーで頸部から背上部を温めます。

結果

今後

翌日以後、頸部の痛みは解消。

ドクダミを入浴剤として使います。残業が多く、睡眠時間も少ないのでそれだけ冷え対策が大切です。



(症例 10) 30代女性 不妊 
主訴
20代後半で結婚、妊娠しない。婦人科の治療を受けて、体温計測などもしている。
観察
確認
顎関節下の小腸経に虚変動、大腿部内側も同様。
腹部の温感が弱い。
主対応

1.この症例では腰痛の施術と同様の対応足指の扱き、足関節と足指間の押圧、股関節ゆらゆら術が有効です。仙骨部と仙腸関節への持続押圧(10秒以上)も必要です。

気 指圧

 仰向けで、左右の下肢を挙上して、抵抗が強くない方の足指関節の裏側を、母指と中指で挟み、第五指から母指まで関節のすぐしたから、中指頭で、母指は内外二点,他は中央あたりの一点です。

2.補完的には下肢の自動および他動運動を加えます。操体法施術も有効です。

3、腹式呼吸法の指導を行ないました。(就寝前に実施)

考察
”足の冷え”と”腹部の冷え”です。食事内容は身体を温めるものを選択します。

婦人科での治療成果が無いことに心理的落込みが強い。そのことに対処します。

結果

今後

3ヶ月後に妊娠確認、腹部に手のひらによる施術と下肢と上肢へはやわらかな把握押圧。横向き施術で背部と臀部に手掌で温める軽度の押圧。

夫には妻の精神的負担を強くしない工夫の必要性を話します。ついでのオマケで付添い夫の施術も行ないます。この方法は大変に有効手段です。無事出産、育児も順調。(よかった)




(症例 9) 20代女性 腰が痛い 
主訴
産後半年、腰に痛み、週に一度、治療を受けているが腰痛が解消しない。
観察
確認
内科で診療、薬服用中。
暑い季節で裸足、室内でも裸足で入浴よりシャワーが多い。
主対応

1.この症例では腰痛に関しての施術は足指の扱き、足関節と足指間の押圧、股関節ゆらゆら術です。顎関節にやや不調を感じるが当面は大きな影響を感じない。その対処は腰痛解消後に歯科診療を提案します。

2.補完的施術は頸部横、顎関節周囲、肩関節前側、母指周囲の硬結です。

考察

いわゆる”足の冷え”現象です。下肢の深部筋に強い緊張が継続して発生する腰痛です。重要な自己対処は入浴で下肢を温める事、就寝時に靴下を着用することなどです。

足の古傷が影響していることもあります。問診での確認が必要です。見当も必要なことです。

結果

今後

主訴である腰痛の解消は然程の困難ではないものとの見通しがありますが古傷の影響軽減には当人の理解を必要とします。腰痛解消後は一月か二ヶ月に一度の指圧施術が望ましいと感じます。

付き添いの夫にも古傷があり、その影響の大きさはこちらの方が大きく感じます。それなりの施術を一緒に行なっています。一方の施術よりも問題解決に貢献すると考えます。




(症例 8)70代男性 左五十肩 
主訴
70代男性、左五十肩と胃潰瘍
観察
確認
胃潰瘍は内科で診療、薬服用中。
左五十肩に関して、頸部後ろ上部に硬結。顎関節周囲の硬結。
主対応

1.胃潰瘍に関しての重点施術は背部反応部位(胸椎9〜12)の左右での硬結に手のひらでやわらかな押圧。

2.左五十肩に関しての重点施術は肩関節前側、上腕外側、母指周囲の硬結です。施術後は症状軽減。

考察

肩凝りと胃潰瘍などの内科疾患との関連性が一部で言われていると参考のために伝えます。歯科治療中と肩凝りとの関連について質問します。

肩凝り感の変化、進行中の歯科治療の期間などです。他診療との整合性を考慮する必要が有ります。

結果

今後

比較的、時間が掛かった歯科治療の終了後は左五十肩は短期間に軽快。胃潰瘍も薬服用の継続と施術の継続で軽快。

他診療との整合性を考えるとは他診療の障害とならない工夫です。施術をより柔らかく控え気味に実施します。




(症例 7) 50代男性 建築関係経営 
主訴
腰痛。20年前にギックリ腰、その後は季節の変わり目に行事のようにギックリ腰がおきる。
観察
確認
下肢とくに足指の動きが良くない。外反母趾の傾向が強い。背部大腸経に頼りない感じが顕著。
主対応

1.腹部大腸経の虚を重点に五四術。(仰向け)

2.下肢大腿部、腎経の実への支え押圧と同時に大腸経の虚に深い持続押圧。(うつ伏せ)

3.足指しごき操作(仰向け)

考察

1.乾燥ドクダミを入浴時に入れる。

2.就寝時の靴下着用

3.下肢保温

結果

今後
横臥姿勢で臀部の圧痛部位を丹念に繰返し押圧します。半身ドクダミ入浴で症状改善。習慣的ギックリ腰は発生していません。



(症例 6) 60代女性 医療関係 
主訴
右示指の腱鞘炎、屈曲に痛みを感じる。
観察
確認
症状発生から1ヵ月以上経過、湿布薬の貼付で対応していた。左腹部と左腰部下肢指に向うライン上に硬結を確認。腹部の施術(あおむけ)、左臀部の施術(横向き)が重点施術部位です。
主対応
左下肢、母指から第5指の指腹がわをしごきます。鋭い痛みを感じる部位なので柔らかな刺激を心がけます。
考察

1.右肘関節保温

2.洗面器などに熱めの湯を用意し、手のひらに軽く山盛りの塩をその中に入れます。左右の手を洗面器の湯に漬けてあたためます。(炎症の熱が無いことを確認します)

結果と
今後
一週間程度で軽快。下肢の冷えが主たる原因と考えました。



(症例 5) 20代女性 事務職
主訴
右半身の不自由。2歳の頃の疾患で左脳機能低下。
観察
平坦な道では右足にやや不自由を感じるが左右の足での歩行は可能。右手指は左と比べると可能範囲は小さいが動かすことができる。
確認
表情で左右差が大きくない。下肢、上肢共に左右差が大きくない。不自由な右ではなく左を施術の主対象とします。
主対応
一般的全体施術と足指と手指をそれぞれ六角柱とみなして各面に丹念な施術をします。頸部施術、脊柱横の施術はゆっくりやわらかく他より時間を長めにします。
考察

施術は左側を主とします。右へは弱い刺激を心がけます。

「自宅練習を提案」
1)左右の手で太目のペンを支持し画用紙に簡単な文字を書きます。(右手を左に固定)

2)次のステップは左右のそれぞれの手に太目のペンを固定し画用紙に鏡像の文字を書きます。

3)さらに次の段階では左右のそれぞれの手に太目のペンを固定し画用紙に文字を書きます。

註)はじめは左手主導で文字を書きます。その練習に十分な時間を掛けます。左手の動きを目で追い、右手の動きがはじめのうちは小さくとも徐々に大きくなるのを確認します。この練習前後に仰向けで両手を腹部に重ねて軽く当てゆっくり呼吸しながら楽しいイメージを持つように工夫すると更に高い練習の効果を期待できるかも知れません。

結果と
今後

右半身の不自由は解消方向、駅の階段を降りるとき、右足が出るはじめての経験で怖さを感じるとの感想がありました。

施術の主対象を不自由のある右に設定しないことを受術者の納得を得られるかどうか、十分な説明をします。




(症例 4) 40代女性 主婦  
主訴
習慣的便秘、特にこのところ状態が酷くめまいや吐き気もある。
確認
心理的不安定を脾経(土陰)の虚と心包経(火陰2)の実で確認
主対応

気 指圧

 軽く握った手拳で左右上腹部の4ヶ所を 右下腹部(右手拳)→右上腹部(左手拳) →左上腹部(右手拳)→左下腹部(左手拳)の順に、前の部位の押圧を抜きながら次の部位の押圧に移行します。

 腹部押圧を3〜5周繰返します。徐々に深い押圧を加えるようにします。下肢の保温と蜂蜜湯を飲むなども有効です。

 脾経(土陰)に五行相生相克、心包経(火陰2)に四行相生相克施術をあわせて行います。下肢の施術は強い痛みを感じやすいのでやわらかくゆっくりした押圧を心がけます。

「手拳・関節部での押圧留意点
手拳や示指の第2関節部で押圧する場合、接触時には押圧側肘関節をやや屈曲位にしておきます。押圧時に上半身を前にやや屈め気味に肘関節小指側を意識して伸展します。肘関節小指側で接触押圧して感覚になります。押圧の反作用が肩関節後側に感じるようにします。

この施術方法は「気の出る指圧 CD-ROM」に掲載してあります。

考察
この症例では症状が強かったので便秘対応施術を優先して行いました。
結果
施術の翌日、興奮気味にすっかり出てお腹がすっきりしたと爽やかな表情で報告がありました。



(症例 3)50代男性 運送会社管理職
主訴
2日前に荷降ろし時に荷台より転落、背を打って痛みがある。
観察
1)下肢の動きに左右差が大きい。

2)右肩の運動範囲が小さくなっている。

確認
1)背部胆経(木陽)硬結
2)腹部(火陰2)硬結
対応

1) 左股関節ゆらゆら術

2)ゆらゆら術:肩甲骨内 仰向け

3)ゆらゆら術 仰向け(頚部調整)

考察
結果
 骨折などがないことを確認後に施術します。ゆらゆら術で対応可能、痛みのある部位への施術はごく弱く、左右対称側への施術を主とします。頚部調整はこの施術の要です。



(症例 2)50代、男性、照明器具設計
主訴
一月前から胃が痛む、処方薬を服用しても症状の改善が無い。不安症状もある。
観察

1)声の振え

2)目線が落着かない

3) 手指の振え

確認
1)腹部火陰2(心包経)に深い虚変動
2)
後頚部水陽(膀胱経)強い実変動
対応

 精神症状を主訴としていましたが心包経の虚変動からは心身過労の要素が強いと考えます。不眠や不安症状、手指の振えそして目線の落着かない表面的現象に幻惑されることなく四行関連施術を主として下肢の保温に留意した施術を心がけます。

1)二火行 陰不足:火陰2(心包経)
★陰の不足の場合

不足陰領域と他火行の陽領域へ支持押圧をする。 火陰2の不足は:火陰2と火陽1への支持押圧をします。

2)ゆらゆら術:肩甲骨内 うつ伏せ

3)ゆらゆら術 仰向け(頚部調整)

考察
結果
押圧は緩やかにやわらかくします。責任感の強い受術者に対して施術中の会話にも十分な配慮が必要です。過労の原因について仕事の整理方法などの提案もします。



(症例 1)50代、男性、営業管理職 
主訴
二年前から右股関節周囲の重苦しさと痛み
観察
痩せ型、仰向け時に左足先が外に開く。
確認
1)足先が濡れて、冷えている。
2)土陰(脾経)硬結
対応

1)足指の扱き:母指と示指先で表裏から挟み上下に扱きます。強い痛みを伴う場合があるので始めは弱く徐々に強くします。

2)五行相生相剋 :考察参照

3)ゆらゆら術:腹側部(胸上部痛にも対応)〜左右同時に押圧、より硬い部位の押圧はそのままで反対側の押圧をやや緩めてから左右同時に押圧を2〜3回繰返します。

4)左臀部押圧:(右股関節痛に対応) うつ伏せで左を蛙(かえる) 下肢にして下部から右肩関節方向に押圧。

ゆらゆら術
腹側部
気 指圧
考察
 観察から土陰(脾経)硬結は五行相生相剋施術で深さを変えながら複数回繰返す。ゆらゆら術(側腹部)を加えるとさらに効果的。
その後
経過
2010/3/20追加

☆週に一度の施術、5回の後に隔週施術に変更。

☆右下肢足関節の表面的硬結と足指の汗の程度が軽くなって症状(右上股関節周囲の痛み) は軽くなっている。

☆表面的硬結の程度が軽くなって右足母指外側に古い凝りが表面化する。歩行時に違和感がある。当該部位と右大腿部内側中央の虚硬結に深い押圧を加える。

☆右足関節のやわらかく動く範囲は左と比較してやや小さい。歩行時に歩幅をやや小さめに工夫する対応を提案。主訴は軽減している。

その後
経過2

2010/4/3追加

☆隔週の施術
今日の術後、症状(右上股関節周囲の痛み) が当人の感想によれば当初の八分は軽減しているとの事。

☆右下肢足関節の既往症(捻挫)に対応して細かい硬結に指頭または指尖押圧をします。足裏の硬結に留意します。足三里脇に硬結があり足関節の動きに影響を及ぼしていました。そこに持続押圧をしました。

新規追加
☆右足底の母指側に自覚痛場所が生じました。この部位が捻挫跡と解釈します。其処より一横指踵寄りの部位に別な圧痛点があり、そこにやや強めの持続押圧をします。合わせて足関節中央部の圧痛部位に持続押圧をします。




 

(症例 0)50代、男性、企業経営
主訴

ギックリ腰で痛む。

気 指圧

施術前

気 指圧

施術直後

 

観察

1)立位で腰から右へ曲がっている。

2)低音に振え。(大腸経)

3)呼吸が浅い。(不安症状):痛みに起因するものとしては症状が強い。

確認
1)腹部金陽(大腸経)に深い虚変動
2)
腹直筋部(腎経)に強い実変動
対応
1)精神症状を伴っていました。心包経の虚変動も確認。不眠や不安症状から下肢の冷えが発生し、腹部腰部の異常に発展した。五行関連施術を主として下肢の保温に留意した施術を心がけます。

2)新指回し術(下肢)

3)膝倒し術

考察
結果
 緩やかにやわらかい押圧をします。経営者としての受術者が感じている責任の重さに配慮した養生法を考えます。



症例紹介