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「気」と「丹田」の自在術容易な修得法解説


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重さのない手

気の出ている身体状態、重さのない手を体得し実感する方法です。

正坐、20センチくらいのマリを両膝の間に挟み押さえるようにします。両手に長さ40センチで直径4センチの丸棒を持ち真上から前に水平よりやや上まで振り下ろします。

両手は肩幅に開いて左右の棒の間の先に視線を送ります。両肘は力まないと肘は自然に伸び切りません。姿勢はほんの少し前傾です。

この状態で他者がひじ関節の曲げにくいことを確認します。当人は棒の重さ感覚が小さくまたは消えているのを感じます。

 

立位での方法です。

足先はやや内向きにして両足を開き、膝の間に20センチくらいのマリを挟みます。腰を少し落とすのがコツです。

両手は肩幅に開いて左右の棒の間の先に視線を送ります。両肘は力まないと肘は自然に伸び切りません。姿勢はほんの少し前傾です。

この状態で他者がひじ関節の曲げにくいことを確認します。当人は棒の重さ感覚が小さくまたは消えているのを感じます。


考え方の基礎 重さのない手を感じる

 気の出ている身体状態、重さのない手を実感する工夫です。
風呂は日々の楽しみになっています。そうでない人もいるかもしれませんが、ともかくは風呂の中で正坐します。両腕か片腕かどちらでも湯に入れないで重さのない手を試します。そのまま姿勢を前に倒して腕を湯に入れます。その時、腕に浮力が作用して軽くなる筈ですがその影響を感じません。

 重さを感じる比較です。姿勢を前に倒し、腕を伸して湯に入れておきます。「重さのない手」をしないで姿勢を起して腕を湯の上に出します。そこで浮力が働かなくなって腕の重さを感じることになります。

 「重さのない手」の状態でいると外からの力に影響を受けにくいようです。押圧時の筋抵抗にも影響を受けにくいことになります。効果的な施術に「重さのない手」が必要な理由です。


テキストにも使っている「河童」の図です。不安定なように見えますがそれが急所です。
不安定の中の安定を「水面に浮ぶ月の影」と喩えています。
「重さのない手 」実践の雰囲気を感じていただければ幸いです。






考え方の基礎 丹田技術と気
丹田作用を理解し、力みを無くして折れない手や重さのない手を体現します。丹田とは自然(別の言い方では環境)との関わりかたの技術です。

●丹田技術
1)両膝の間に想像のマリを置いてください。
そのマリをゆっくり下にまたゆっくり上に動かします。その動きにあわせて呼吸をします。

2)両膝の間に想像のマリを置いてください。
あなたの身体はそのマリから投影されている映像であると想像してください。力を抜いてそっと前に出した手が折れない手や重さのない手になっています。 コツがあります。マリの中のあなたから投影されている映像でひじ関節の小指側が特に強いと想像します。マリに中のあなたのひじ関節小指側が強いと考えても同じです。

3)両膝の間に想像のマリを置いてください。
あなたの身体はそのマリから投影されている映像であると想像してください。歩きます。その時マリは膝の間で伸び縮みします。ゴムひものようなものになります。膝の内側に強く投影されています。左右と上下の動きが小さい歩き方になります。コツがあります。手を振らないであるきます。肘の内側を体側に軽くつけておきます。

●気とは
自分の生命は多くの支えを受けています。食事、呼吸などは意識できます。深い海の小さな生命とも関わりがあって互いに影響を受けているものです。

遠い過去から時のつながりを通して多くのものと関わりがあります。ずっと遠く、光の速さでいっても幾年も かかるほど遠いところでおきた出来事とも関わりの可能性があります。

互いに関わりを持って存在していると考えることを「気」と表現します。そして、互いの関わる作用力も併せて「気」と表現します。「気」とは考え方で「丹田」とは身体に表現する技術と理解してください。


考え方の基礎 重さのない手

指圧教室に参加したことが有る人には復習、未経験の人には練習です。

桃仁一仙指圧塾/気を出す

正坐です。両腕を水平にあげ肘と指は力まずに肩幅で自然に伸ばしています。結果、肘と指はやや曲げています。両膝の内側の間にボールをイメージし、挟みます。状態を微かに前に倒します。

他者にひじ関節の曲げにくさを確認させます。指も前側から押して曲がりにくさを確認させます。気の出ている身体状態です。左右どちらか一方の腕を伸ばす練習もします。

他者に手を載せたとき本来の重さの感覚より小さくなっていることを確認させます。重さの無い手です。下から持ち上げようとしてもなかなか動かせないことも確認させます。

施術の押圧はこの身体状態をつくって行います。筋力や体重で行うのではありません。気のいろいろな解釈や説明に迷った果てに体得した方法です。気がつけば単純明快でほとんどの人がすぐできるものです。先入観を捨てて試してください。


考え方の基礎 気の出る指圧の背景

「気の出る指圧」の背景はいろいろなものを含んでいます。それは古くから伝えられてきた考え方や手法をそれなりの工夫を加えて取入れています。「自然」の考え方は「老子」の影響が強くありますがそれだけではありません。自己の感性も必要でした。さまざまな断片をつなぎ合わせ組合わせるためにはそのための考え方が不可欠です。そのことを施術経験のなかで感得しました。

大切な考え方は要約すると「気とは何か」「丹田解釈」の二つで、合理的かつ理解しやすい単純さを持っています。不可思議で怪しげな内容ではありません。この二つをもとに 「気の出る指圧」の構成を始めました。身体操法は「合気道」から、精神的なことは「小菅流精神統一法」が主なもとになっています。

「気の出る指圧」の施術の技術は「重さのない手」、方法は経絡領域応用の定型施術など独自の内容があります。新しく独自に工夫し有効性の検証を重ねて施術内容をさらなる充実を目指しています。この夏に発表した「五四術新」はその一つです。

◎「気の出る指圧」をこう考えます
1)力を抜いて気を出すのは良い環境のため
2)気を出すと周囲と自分に安心感
3)気を出すことと丹田理解とは感覚の範囲
4)感覚に基づいて身体動作が出来ること
5)感覚的なことで安心感が得られること

1)〜5)をどのように行うかが技術です。技術向上が技能です。


考え方の基礎 気と手あて

丹田技術の重さのない手で「気の出る指圧」を実施しますがそれには理由があります。

「気」でなくても陰陽論五行論など生命活動を理解する方法はあります。そのなかで何故に「気」を根底にした生命感を選択したかです。

生命活動と共に身体操作の方法を感覚的に理解しやすいものと考えました。わが国の古武術における身体操作は「気」の感覚で理解しやすいと思います。

陰陽論を根底においても医術の方法を構築可能であると思いますが身体操作を伴う「手あて」においては陰陽論中心は不適です。薬方や食養において有用性を発揮できるのではと感じます。

要するに実用法である東洋医術ではその時々や状況で使い分けを行うべきものです。「手あて」の実践場で陰陽論に固執するのは場違いになります。

生命感覚的に「丹田技術」「気」とは実用性が高く日常生活やそれ以外でもで期待以上の有用性があります。「気」の考え方では最も根本的な「自然」の様相を表現できる方法を持っています。


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