桃仁一仙指圧塾
桃仁一仙指圧塾/気の出る指圧
考え方と身体操術

気の出る指圧 その目指すところ

 これから施術者として世に生きる人へ、そして今生きている人々へ真摯な気持ちで「気の出る指圧」の考え方と方法を贈ります。

 「気の出る指圧」では「意識的な力みをしない」ことが根幹です。その具体的対応方法と修練方法と応用方法を詳しく述べています。更に効果的施術を求める人に「気の出る指圧」の合理的な修練方法を試用、採用されることを願っています。「気の出る指圧」は施術者にも受術者にも優しい施術です。

 施術は経験を長く重ねても五里霧中を渡ることになります。そのような時こそ「気の出る指圧」の考え方と方法は進む方向を発見することに役立ちます。そして状況に応じた効果的な新しい施術方法を生む力にもなります。だからこそ「一日指圧教室」も可能になります。その後の施術相談を受けています。出来る限りの応援をしています。


このページの内容 印は最新追加ありです。


考え方(用語)目次
気とは?
陰陽とは?
虚実とは?
五行とは?
経絡と経穴とは?
あとがき

気とは?

  気と何かと問われてすんなり答える事が出来るでしょうか?根源的生命などと難しそうな言い方での誤魔化しはいけませんね。はっきり誤解の無い表現が必要です。「定義」するといいます。それを出発点として東洋医術のいろいろな専門語を現代の知識と整合性を持って考えます。

気とは二つの意味を持っています。
1)すべての現象とすべての存在はそれを支える作用で成立している。
2)支える作用そのもの。
日常的な表現にすれば「お蔭さま」と「お互い様」のことです。
顕微鏡で覗く小さな世界も広い宇宙に繋がっているということでしょうか。 気とは自然のありようと仕組みを表現しています。

自然と天然とを区別して捉えます。人とその行為、作り出すものも含めて自然の内です。天然とは人為を持たないと考えます。そして自然の一部です。


陰陽とは?

 様々な現象、存在、作用などを相対する陰と陽の二つに分類して考える自然観の一つです。絡み合う条件のもとで便宜的に分類すると、理解に便利です。

陰陽分類の例
1)質的陰陽………………光と闇など
2)空間・時間的陰陽……空と大地、昼と夜など
3)作用的陰陽……………食物の生体への働きなど
4)状態的陰陽……………陰中の陽など


虚実とは?

 虚実とは?陰陽とは別の相対的自然観の一つです。施術で虚と実と双方で一つの存在表現と考えるのが無理ないところです。虚は不足、実は過剰と感覚的に捉えます。

 虚実と陰陽との関係は、陰陽が明暗を現すとすれば虚実は濃淡を表現していると考え、また後述の五行が色彩を表現しているとすると景色が見えてきます。それぞれ独立した自然観です。

 虚は不足、頼りない、弱いなどの状況を云います。実は過剰、強張り、強いなどの状況です。施術診断で用いるときは主に自覚症状部位の実とそれと関わっている虚と組合わせて認識します。施術方法によっては虚又は実それぞれ単独認識での施術も行われます。


五行とは?

 物、現象、生命作用なども含め、それらを木火土金水の五つに分類する考え方です。それぞれ木行、火行、土行、金行、水行としてそれぞれに陰陽を組合わせます。 後述の経絡で肺経は金陰、大腸経は金陽で二つ組み合わせ作用をすると考えます。

 季節循環も五行を当てはめています。春夏秋冬は木火金水で季節の間で土用は土です。施術に関しては五行の相生と相剋関係を用いています。気の出る指圧では土を除いた四行関連施術も行います。詳細はテキストを参照してください。


経絡と経穴とは?

 経絡とは生体内で「気血」の循環路として説明されています。体表面上に肺経から胆経まで十二経絡と他にも帯脈他の経絡が古典に述べられています。

 「気の出る指圧」の立場では圧力伝道路として解釈しています。施術関係専門誌に「経絡循環立体モデル」を発表しています。虚実組合せの施術は構造歪施術の背景です。施術対応として帯状に経絡を表現しています。詳細はテキストを参照してください。

 経穴は経絡上に設定された治療点とも言えるのかも知れませんが、どちらが先に発見され実用化されたかは不明です。それぞれ独立した施術方法に対応した考え方と解釈してはと考えます。経穴への施術それぞれについての効果も多く研究されています。


あとがき

 専門語は沢山あります。古典を読む時は大きな障害になっています。それでもあまり気にしないことが宜しいように感じます。難しそうな表現でも実のところはそんなでもないものと思うのがコツでしょう。例えば気と関連して血と水があります。気血水として古医書に云われています。血と水を状況に応じた気の変化と捉えて考える方法です。細分化に惑うと迷路に嵌ります。凡その方向に霧の中を行くのが宜しいようです。

 東洋医学より東洋医術と表現すべきと感じるのは色々な場面で適用する考え方を選択する実用医術としての特徴があることが理由です。それ故に古典の記述が現代でも実用可能なのでしょう。医学であるとすればそれほど昔のものが今に役立つと考えにくいでしょう。

 専門語は難しさより時代を超えて伝える内容にこそ価値があるはずです。古い時代の医学が現在でもそのときと同じ価値を持っていると考えるのは無理があります。医学ではなく医術として現在でも有用な方法を創出することを考えるのが妥当です。その方向で専門語解説の内容は「気の出る指圧」における解釈を述べています。少し面倒な言い方をするなら多くの相対的自然観をその時々の都合で組合せて施術に応用する方便にしています。例として五行と四行では各行との関係に矛盾がありますが、それぞれ独立した施術方法を構成しています。状況に応じて二つの施術方法を実施して腹部の硬結などに高い効果を得ています。

 医術は施術者の感覚を磨くことが最も大切な要素です。身体感覚を如何に鋭敏にするかの方法として力みの無い状態を保ちます。『気の出る指圧』での基本的練習に「折れない手」があります。力みの無い状態を自覚と他覚できます。数十センチの棒2本とボールがあればすぐに練習できます。

両膝間のボールを意識、軽く握った両手の棒を直上から前に振下す。
ひじ関節が曲げにくいのを他者により確認します。

 

 この状態における身体感覚を繰返し受得して、日常でもなるべく力みの無い身体動作を実現します。歩き方坐り方などもそうです。料理で包丁を使うときも同様に力み無くを目標にです。「気を出す練習」により日常動作の一つひとつが力み無く楽に行えるように変化し始めるでしょう。有縁の多くの人からひざ関節の痛みや腰痛が軽くなったと言われています。

 施術者として「気を出す練習」の成果に「重さの無い手」があります。施術者が手を当てるとき受術者はその重さを感じません。その結果は施術操作への抵抗が小さく安心感があること、より効果的施術が可能になることが挙げられます。そうした力みの無い施術を「水面に浮ぶ月の影」と表現しています。力みの無い身体感覚練習に手裏剣も随分と有効な方法です。

気の出る指圧:練習

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身体操術目次
ひょうたん呼吸術
足心呼吸術指圧 気
丹田応用法: 立ち方、歩き方
丹田応用法:折れない手
丹田応用法:折れない手
押圧は:目線の工夫
イメージ体操

人にもやさしく
「気の出る指圧」施術の基本姿勢
施術時、身体の使い方を体得、健康的日常生活に役立つ要素が沢山!
ひょうたん呼吸術
呼吸の順: 胸の中心と腹部の中心を意識。
1)鼻から胸に向って息を導く(1A)。
2)そのまま意識を腹部へ移し、途切れないように息を腹部へ導く(1B)。
3)八分くらいになったらいったん呼吸を止める(停止移行部)。
4)数秒息を止めてから鼻または口からから胸中心を意識して息を吐く(2A)。
5)その息に乗せて腹中心から息を吐く(2B)。
6) 数秒息を止めて1)に戻る。
特徴
胸中心と腹中心の二つを意識することで腹部の充実感が呼吸サイクルの全体で失われにくい。腹部筋肉に力みをもつことなく呼と吸の切替えができる。こ「丹田とは何か」の実感を得やすい。
気の出る指圧:呼吸

足心呼吸術指圧 気

 丹田作用の拡大で、ひょうたん呼吸術からの発展です。立位で行ないます。

吸気は「ひょうたん呼吸術」での「胸中心」から「腹中心」を通って左右足底中心を結ぶ線上のやや後側にまでイメージします。

呼気は左右足底中心を結ぶ線上のやや前側イメージして、其処から身体後側を下肢後⇒臀部⇒腹部後⇒胸部を通します。

イメージによる呼吸ですから空気が肺に出入りする動きをゆっくりして、それに身体の緊張と弛緩をイメージでのせる方法です。

ゆっくりした呼吸が可能になると共に心理的に良い影響を受ける事が可能です。坐位でこの方法を応用する時は安坐姿勢で吸気ではやや後へ上体を起こしながら、呼気ではやや前に倒しながら行ないます。会陰部の前後を意識しながらの呼吸法です。

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丹田応用法:立ち方、歩き方
 はじめに丹田とは何だろうと疑問がありませんか、色々解説されていても似たり寄ったり結局のところは解ったようで解らないままになっていませんでしょうか。前項で気とは何かの定義をしました。それに基にして考える事にします。力みを入れない身体操作技術を集約したものと理解してください。実際に身体内や身体外に身体集約部としての丹田を想定して身体動作をします。丹田操作と表現します。

1)立ち方
 丹田操作では左右の膝間にボール(丹田)を想定します。はじめは具体的にボールを挟むと宜しいと思います。慣れてきたらイメージするようにします。両足はやや開き、先は前方に向きます。両手は交差して腹部に当てます。両足底内側に体重が乗り両膝はやや曲げ気味です。下の写真は棒を持った両手を直上から前に振降ろす発展形です。前項の写真は坐った姿勢の発展形です。

 体重を両足裏の前寄り、内側(母指側)に感じるようにします。棒が木刀になっても同じです。この姿勢で他者に前または横から軽く押されても体勢が崩れにくい状態になっています。目線は前方に向けます。

気の出る指圧:ボール

2)歩き方
  両膝にボールを挟んだまま歩くイメージも有効です。初心向けには膝に足裏が直に着いているイメージで左右足裏の内側で体重の多くを支えて歩きます。両手は力まずに体側やや前に下げたままです。手は歩行時に振りません。両足も高く上げません。腰を落とし、微かに前傾している姿勢です。足裏で接地面を後へ蹴って進むのではなく微かな前傾によって重力で前に倒れる勢いで前進します。

 顔を右に向ければ右へ左へ向ければ左へ進む方向を変えることが出来ます。急ぎ足の時は前傾をしこし深くするだけで止まる時は腰と共に前傾を停止します。

 歩く時、両手を振らないようにすることが意外と難しいものです。長い習慣が身体の記憶になっています。それを根気よく修正することが大切です。全体が平均的、其れまでより少ない減り方の方向に靴底の減り方が変化します。それで膝関節に違和感を持っている人のほぼ問題が解決したことがあります。

 日常生活で無意識動作の一つひとつを検証して、この立ち方歩き方と矛盾しない工夫がより健全な身体操作の方向になります。


丹田応用法:折れない手

  立位と坐位があります。共にやや体重を前側に、両膝の間を意識して力みは無くします。足裏に感じる体重は立位で内側で前寄り、坐位では両膝よりやや後寄りです。意識と目線は遠くへです。

 ひじ関節の力みをなくすように意識しながら上肢を頭上から前に振降ろして止め、他者に手関節とひじ関節に戸からを加えひじ関節の曲げにくくなっているのを確認させます。姿勢をそのままで後頭部に指で触れる程度の軽い刺激を加えた後にひじ関節が簡単に曲げる事が出来るのも確認させます。またひじ関節に目線を移しても手も肘関節が容易に曲げられるのも確認させます。意識とそれを調整する目線の作用です。

 

気の出る指圧:折れない手

丹田応用法:折れない手2

  ジャンケンのハサミの形を親指と人差し指で作ります。残りの三指で木刀を持ちます。 体を半身にしてやや前屈みか体重を前寄りにします。

 折れない腕が出来ます。肘関節を他者が曲げようとしても力みがないのに曲げにくい状態です。

 より容易に折れない手を体現する方法です。指圧施術時に力みのないこの状態を保つ工夫をすることで身体深部の硬結に施術の影響を与えることが容易になります。

 施術者の体重による押圧と異なります。施術者と受術者の双方とも負担が軽減します。

気の出る指圧:折れない手
木刀を持たずに練習する方法です。

折れない手:気の出る指圧

押圧は:目線の工夫

 経絡や経穴や他の治療点への押圧は手指や肘または膝を用います。徒手とは道具を用いないの意です。手指に限定すべきものではありません。

気の出る指圧:目線

 図は仰向けで左大腿部をひじ関節で押圧しています。支えの手を腹部に当て体重ではなく上体を前に屈める勢いで押圧をしています。目線は押圧部位より遠くに向っています。押圧部位は視界の下側3分の1くらいに捉えています。

 施術者は力みもなく安定しています。施術者の押圧している身体の部分、支えの部位が簡単には持ち上げにくいことを確認することができます。安定持続の押圧を実現しています。

 前述、坐位「折れない手」の身体感覚のまま前傾すると施術押圧の基本動作になります。施術押圧は体重をのせるのではありません。

 「聖」と云われる望診はこの視界の下側3分の1の方法によって虚および実の部位を感覚しやすくなります。「何となく」その様に見えると、虚実を捉えます。


イメージ体操  この項の詳細は「気の出る指圧」テキスト

 イメージと言葉の作用を借りて身体操作をします。身体操作の可能性が修練によって拡大し、より力みなく、そして安定したものになって行きます。イメージする内容は「具体的映像」「そのような雰囲気」と言ったところです。修練の方向と了解してください。

1)海月
 深い呼吸を数回、『全身の関節が柔らかくなる』イメージします。終了の時は『全身の関節がしっかりする』とします。
気の出る指圧:海月
2)鉄人
 『全身が堅くなる・曲がらない』とします。このときに腰を少し上に突き上げるとイメージを身体に実現しやすくなります。解消時は『柔らかくなる』とイメージします。
気の出る指圧:鉄人

筆者より
 言葉、イメージによって身体操作も可能なことは心理的な影響もあると考えて妥当性があります。その事が大切です。受術者は現実的痛みに心が傷ついている場合が少なくありません。安っぽい同情はかえって人を傷つける事になります。現実をより過大にしている心の持ち方を如何にサポートするかの工夫を、このイメージ体操の修練から会得される事を祈念しています。

 この方法を用いれば心身相関の事実と現実を知らぬまま自分の苦痛をまき散らして周囲の存在を疲弊させる現象にも対応できる事になります。施術は受術者だけにでなく周囲へも向う力を持てるものです。




気の体感と活用の目次
   
歩く工夫
  歩く工夫  
施術事故を未然に防ぐ
  手裏剣  
階段で
  O脚考  
ナイフ・フォーク
 
椅子から立ち上がるとき
歩くとき
 
呼吸
 
重いものを持つ
 
いろいろな本
 
指圧施術へ
 
いろいろな施術へ
 
疑問から理解へ
 
重い荷物を運ぶとき
 
はじめに

歩く工夫2

歩く工夫の工夫です。
両膝の内側が直接に着地しているような感覚で足を運びます。さて、踵から足先に向かって順に足裏を着地させるよりも足裏全体が同時に着地する。そして足裏全体が同時に地面から離れて前に歩く工夫をします。両膝はやや曲げ気味です。

足音が小さくなるとそれだけ楽に歩いていることになります。ダイエット目的のウォーキングには不向きですが無理の少ない生命活動といえるでしょうか。ここまで「歩く工夫」の記述です。

左右の足が前方に動くラインを右左それぞれ進行方向に平行に設定します。前の記述より速く歩行できます。また疲労を小さくも出来ます。手を振らずに歩いて、バランスをとりやすくなりました。


手裏剣

タタミ針を手裏剣の練習に使います。15センチくらいのものです。ダンボ−ルと風呂マットを重ねて的をつくります。1.5〜2メートルの距離から坐った姿勢で投げます。

はじめは力みの影響で旨く出来ませんが、なれて力みが抜けてくると上手に刺さるようになります。気の出る指圧では基礎練習の一つです。

これが歩く工夫、歩き始める工夫、施術時の移動に繋がっていきます。流れるようにとは言いませんが施術者の姿勢や体勢に大きな自由度を」得ることが出来ます。その結果、施術の可能性が広がります。


O脚考

O脚やX脚での悩みは多いようです。原因は病的な要素、外傷に起因する場合、 生活習慣などが考えられます。高齢者のO脚は足腰の弱りと片付けられます。

その場合も含めO脚やX脚の改善は「歩くとき」と「歩く工夫」項目を参考にしてください。O脚やX脚は単に下肢だけの問題ではなく全身の骨格に歪を伝播させます。その結果、内蔵機能にも不都合を生じる可能性があります。

状態が軽度であれば上記の方法での対処だけでも効果的です。軽度と言えないほどであれば施術対象と考えます。下肢、膝関節、足関節、足指、足底への施術を主として実施します。さらに大切なことがあります。腹部、下肢の保温と履物の検討です。


椅子から立ち上がるとき

椅子から立ち上がる時、体重を膝にあてた両手をで支えながら立ち上がる。よく経験している事です。さて、試してみたいことがあります。尾骨裏側(身体の中です)を意識して、それを腹部(これも身体の中) へ引上げるイメージを持ちながら両膝内側で立ちあがると、腰の高さで上半身が前にすべっていくように感じます。両手を突かずに立上がれます。

まだまだ、工夫の途中です。椅子の高さその他いろいろな条件が違っても普遍的な対応を出来るかどうか、楽しみがつづきます。


呼吸

息を吐いて息を吸う。ゆっくりゆっくり。単純な身体動作に気持ちを向けて心理的安定を自己の中につくります。丹田技術では呼吸の中心をいろいろ動かして静的と動的心身安定をつくります。

気の出る指圧/呼吸

伝承健康法にそのいくつかを採用しています。上の図は正坐で手のひらを自分に向け両手を重ねて下腹部あたりにあて、ゆっくり腹部を膨らませまたへこませます。両膝間の想像のマリを膨らませたりへこませたりして丹田の呼吸作用を行います。


いろいろな本

本のタイトルに「気・・・」とつかわれていることが多いようです。
そうした本の多くは結局のところ「気」とはなにかの記述を避けています。それとも科学的装いをしようとしています。まったく異質の言葉を説明してお茶を濁すこともあります。

小さな声でしかありませんがこれからも「気とは何か」「丹田技術」をひとりでも多くの人に伝えたいと念願しています。


いろいろな施術へ

丹田技術で重さのない手の工夫をします。結果、力みが小さくなり姿勢や手指が安定します。それで鍼灸、マッサージ、あんま、整体などの施術にも応用できます。

余計な力みを解消することは施術内容の向上につながります。気の誤解から離れて身近な存在としての気の応用と丹田技術の習得を心がけてください。


重い荷物を運ぶとき
重いものを持ち上げるときにギックリ腰になることがあります。そんな事にならないように工夫します。腰を落としてしっかり物を持って身体全体で持つようにする。というのも方法ですが腰を落として左右の小指と薬指とで荷物を持ち両膝で支えます。練習すると意外と楽な持ち方になります。

歩く工夫

走るのは好きではないので歩くことにしています。
両膝の内側が直接に着地しているような感覚で足を運びます。さて、踵から足先に向かって順に足裏を着地させるよりも足裏全体が同時に着地する。そして足裏全体が同時に地面から離れて前に歩く工夫をします。両膝はやや曲げ気味です。

足音が小さくなるとそれだけ楽に歩いていることになります。ダイエット目的のウォーキングには不向きですが無理の少ない生命活動といえるでしょうか。


施術事故を未然に防ぐ

力をつかって施術すると施術者にも受術者にも無理を生じやすくなります。双方共に疲労しやすくなります。柔らかな施術を行うことで施術者と受術者双方の事故や故障発生を防ぐ方向が見えます。

受術者に「力を抜いて」と指示することは施術者の敗北になります。指示ではなく技術的に誘導することです。重さのない手で無意識の安心感を生むことが可能です。 


階段で

階段をおりるとき、丹田技術で転びにくくなります。足裏がしっかり下に着いた歩き方ができるからです。もし転ぶようなことがあっても姿勢を後向きに変えることができます。大怪我にならないようにの工夫になります。両足裏の内側に体重を乗せます。


ナイフ・フォーク

時に洒落たレストランでステーキなどを食べます。ナイフとフォークを軽く持ち軽さをそのままにステーキを切ります。すると力を入れて切るときよりもずっと楽に上手にできます。


歩くとき

歩くときです。両膝の内側を意識して歩くと身体の上下と左右の動きが小さくなります。足音も小さくなります。それで膝関節への負担が小さくなるのです。楽にそれと長く自分の足を使って歩けることにつながるでしょうか。


重いものを持つ

様々な場面で役に立つと思います。荷物を運ぶときの身体負担を軽減できます。実際に重いものを持つことが多い仕事の人にこの方法を指導して腰痛が起き難くなったと喜ばれたりの経験があります。筆者では施術時の疲労が軽減しています。

他にも心理的に落ち着きを得やすいと感じます。無理なく環境の作用を生命活動に活かす方法と昇華できるといいなと考えています。呼吸はゆっくりになっています。長息は長生きに成れるでしょうか。

両手で重いものを持ち上げる時、それぞれ薬指と中指と小指で持つ、そして両肘の小指側を身体側部に近づけるようにします。両膝は内側を近づけます。腰を入れる方法です。


指圧施術へ
丹田技術で重さのない手がある程度できるようになれば安定感と安心感のある押圧へ近づきます。手指での押圧はつねにひじ関節の内側が直接接しているつもりで行います。丹田技術の一つです。力みのない安定した押圧になります。

疑問から理解へ

まず気が何か不可思議なエネルギーのようなものとか得体の知れない力のようなものといったイメージから離れます。そしてごく当然の考え方をします。何かが起きるにはその現象をを支える作用があり、何かが存在するにはそれを支える存在があるということです。

至極あたりまえのことです。支える作用と支える存在を「気」とします。さてそれと一緒にそのような考え方も「気」とします。一つの言葉で二つの意味を持っているとします。

一つの意味は具体的ですがもう一つは抽象的な意味です。同じように一つの言葉で二つ以上の意味を持つ言葉は他にもたくさんあります。たとえば「輪」は車輪の輪と抽象的な意味で人間関係の意味もあります。


はじめに

気とは何かそんな疑問を持つ人は少なくなかったはずです。それに真摯に答える人は少なかったようです。解っていて当然のようにされていました。「気」の考え方が昔に大陸からわが国に伝えられたということにも疑問はないものとされているようです。

あとのほうは今後の健全な考古学の発展によって事実が解明されるでしょう。その事実はいま考えられているものとはずいぶん異なる内容になるかもしれません。

自然の誤解も解決しておいたほうがよいと思います。存在や現象の発生する「場」のことです。海や山や空だけではありません。「場」のなかで様々な現象が生じて様々な存在が支えられ「場」に帰結します。極微から極大まで人為であるか否かに関わらず「場」のなかで生じて「場」のなかに帰結する。そこを自然といいます。



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